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★ ホモ・サピエンス (compl) Homo Sapiens
197 0 年年代に結成されたバンド。
活動期間 : 1971 – 1982 ; 1990 – 現在
所属レコード会社 : Ri-Fi, SAAR(Harmony, Voltage), PEM, Cinevox,, Pull, Duck, D.V. More, Cardinal, Pinky, Edel
サンレモ音楽祭出場 1 回 : 1977 年優勝
公式サイト : http://www.homosapiens.it/
77年サンレモ音楽祭出場メンバー構成
・マルツォ・マッザンティ Marzio Mazzanti : ベース、ヴォーカル 1948 年フィレンツェ生
・ロビー・ペッレグリーニ (Roby Pellegrini) : キー・ボード 本名ルブスティアーノ・・ペッレグリーニ (Rubustiano Pellegrini) 1947 年フィレンツェ生
・マウッリツィオ・ヌーティ Maurizio Nuti: ギター、ヴォーカル 1956 年フィレンツェ生
クラウディオ・ルメッタ Claudio Lumetta: ドラムス、ヴォーカル 1951 年フィレンツェ生
バンドは1966年フィレンツェで結成され、地元のダンス・ホールで前座を務めた後、当時のミュージシャンが目標にしていたナイトクラブ、ブッソラ・フォチェッティ( Le Focette :トスカーナ州西部海岸の保養地)にも出演することが出来ました。
当時のバンド名が タルリ (I Tarli) で構成メンバーは分かりませんが、後にバンコ (Il Banco del Mutuo Soccorso) のギタリストになるロドルフォ・マルテーゼ (Rodolfo Maltese) が加入してホモ・サピエンスを結成するまでは、メンバーが一定しなかったようでした。
タルリのレコードは見付けることが出来ませんでしたが、イタリアの60年代、70年代に紹介されたロック・ン・ロールやビートニックのマイナー曲をCDで復刻しているカルト・レーベルのジャッロ・レコードに3曲収録されていましたので紹介しましょう。
FS-1016 ・ 2 (1996 年 Giallo Records – Giallo Records) CD Alto Volume 2° 1967-1971 "Amore & Beat
18.Homo Sapiens [I Tarli]
FS-1016 ・
2
FS-1017 ・
2 
FS-1017 ・ 2 (1996 年 Giallo Records – Giallo Records) CD Alto Volume 3° 1965 - 1972 "Sentimento Shake"
17.Non È Triste [I Tarli]
18.Sogno Di Laura [I Tarli]
FS-1017 ・ 2 の方は幸い私も持っており、この盤全ての曲がリフィ原盤だったので、レコードが発売されたかは確証有りませんが、リフィで録音されていたのは間違いないようです。これに収録された2曲は71年ホモ・サピエンスのレコード・デビュー盤になっていますが、 FS-1016 ・ 2 に入っている“ Homo Sapiens ”は2018年エデル (Edel) から出た2枚組CD「 Il Meglio Di Homo Sapiens 」に入るまで未発売曲だったようです。彼らは多分最初の録音曲をバンド名にしたのでしょう。
ホモ・サピエンス結成時メンバー ( 太字はサンレモ音楽祭出場メンバー )
・マルツォ・マッザンティ (Marzio Mazzanti) ベース、ヴォーカル 1948 年 (1945 年説あり ) フィレンツェ生
・クラウディオ・ルメッタ (Claudio Lumetta) ドラムス、パーカッション ( 在籍~ 2000 年 ) 、ソロ・ヴォーカル ( 現在まで ) 1951 年 (1948 年あり ) フィレンツェ生
・ロドルフォ・マルテーゼ (Rodolfo Maltese) ギター 1947 年 2 月 26 日オルヴィエロ (Orvieto) 生 -2015 年 10 月 3 日ローマ没 : ( 在籍 1971 年から~ 1972 年 )
・ロビー・ペッレグリーニ (Roby Pellegrini) キーボード 本名ルブスティアーノ・・ペッレグリーニ (Rubustiano Pellegrini) 1947 年フィレンツェ生 ( 在籍 1971 年~ 1981 年 )
ホモ・サピエンスの確認できるレコードで、最初のものが“ Non E'Triste ” / “ Il Sogno Di Laura ”です。これはタルリ名義で発売された盤を“ Homo Sapiens ”のピクチャー・スリーブを使って再発売した可能性も考えられます。
RFN ・ NP-16447 (1971 年 10 月 Ri Fi - Ri Fi) Non E'Triste/Il Sogno Di Laura
RFN ・
NP-16447 
2枚目のシングルがフランスの ミシェル ・ フュガン (Michel Fugain) の “ 愛の歴史 ”を カヴァーした “ Un' Estate Fa ” が一応の成果を見たようです 。“ 愛の歴史 ” と言われても今いちピンときませんがペトロ&カプリシャスのヒット曲 “ ミスター・サマータイム”の元曲と言えば、ご納得いくかもしれません 。
既にこの頃にはギターのロドルフォ・マルテーゼが退団し、バンコ ( Il Banco del Mutuo Soccorso ) に移籍し、代わりにマウッリツィオ・ヌーティ ( Maurizio Nuti ) が加入しました 。 このメンバーで77年サンレモ音楽祭に優勝し、81年までの第1期ホモ・サピエンスのメンバーが固定します 。
国内盤の解説ではマルテーゼがすぐ脱退し、その後ミケーレ・デ・ステファノ ( Michele Di Stefano ) が入り、彼も直ぐに辞め、ヌーティが入ったと書いてありますが、確証が見つかりませんでした 。
RFN ・ NP-16503 (1972 年 Ri Fi - Ri Fi) Un' Estate Fa (Une Belle Histoire) ( 愛の歴史 )/Il Sogno Di Laura
RFN ・
NP-16503
RFN ・
NP-16539
RFN ・ NP-16539 (1973 年 4 月 Ri Fi - Ri Fi) Tra I Fiori Rossi Di Un Giardino ( 庭の赤い花々の中に ) ( cf. ディク・ディク )/Ballerina ( 愛のバレリーナ )
73年に3枚目のシングル“庭の赤い花々の中に”が出ました。同年ディク・ディク (I Dik Dik) のアルバム「ディク・ディク/物語と告白 (Storie E Confessioni) 」でカヴァーされました。
74年54曲が出場した夏のディスク・フェスティヴァルに“マリー・ルー”で初出場しましたが、本選には進めませんでした。
RFN ・ NP-16572 (1974 年 3 月 Ri Fi - Ri Fi) Oh Marylou ( マリー・ルー ) /Strada Per Il Mare
RFN ・
NP-16572
RFN ・
NP-16584
RFN ・ NP-16584 (1974 年 5 月 Ri Fi - Ri Fi) Ti Voglio Be/ Tra I Fiori Rossi Di Un Giardino ( 庭の赤い花々の中に )
5月に“ Ti Voglio Be ”が出ました。録音が追い付かなかったのか、ホモ・サピエンスの将来性を案じたのか、B面は1年前発売された“の赤い花々の中に”が再度収録されます。
とは言え新人としてはデビュー3年目でファースト・アルアムが作られたのは幸運で、発売されたシングル曲に外国曲のカヴァーが加えられました。
RDZ ・ ST-14238 (1974 年 5 月 Ri Fi - Ri Fi) Homo Sapiens
1 .Oh Marylou ( マリー・ルー )
2 .Ladro Buono (Do Me Wrong, But Do Me) ジョニ - ・マティス
3 .Il Grillo E I Grattacieli (Hey My Love) ( ヘイ・マイ・ラヴ ) ディオン
4 .Un Primario Dei Più Grandi Al Mondo (This Could Be Good-Bye) ( ひとりぼっちの明日 ) ジェイムス・リー・スタンレイ
5 .Ti Voglio Be
6 .Tra I Fiori Rossi Di Un Giardino ( 庭の赤い花々の中に )
7 .Stagione Di Passaggio
8 .Strada Per Il Mare
9 .Dimmi Che Cosa Sei (Jimmy Loves Mary-Ann) [ ルッキング・グラス ]
10.Non Ho Una Lira ( 風船の中の私 )
11.Tu... La' Sul Cavalcavia (Bang The Drum Slowly) [ エミルー・ハリス ]
12.Ballerina ( 愛のバレリーナ )
RDZ ・
ST-14238 
翌75年再度夏のディスク・フェスティヴァルに“二度目の真実”で挑戦します。決勝戦には残れませんでしたが本選に進むことが出来、75年年間ヒット・ランク30位に入る大ヒットになりました。
RFN ・ NP-16616 (1975 年 4 月 Ri Fi - Ri Fi) Tornerai Tornerò ( 二度目の真実 )/Strada Per Il Mare
RFN ・
NP-16616
RDZ ・
ST-14258
RDZ ・ ST-14258 (1975 年 Ri Fi - Ri Fi) Tornerai, Tornerò
1 . Tornerai, Tornerò ( 二度目の真実 )
2 .Betty ( 可愛いベティ )
3 .A Un Passo Dall'Amore ( ブルーの瞳 )
4 .Garden Bar ( 恋のガーデン・バー )
5 .Ballerina ( 愛のバレリーナ )
6 .Santo Cielo, Non L'Ho Mai Capito ( 聖なる空 )
7 .Lei, Lei Lei ( レイ・レイ・レイ )
8 .Non Ho Una Lira ( 風船の中の私 )
9 .Ci Sarebbe Il Sole ( 太陽はいつもそばに )
10.Dolce Malinconia ( 陶酔の園 )
9月には75年2枚目のシングル“レイ・レイ・レイ”が出ました。これで年1~2枚のシングルと1枚のアルバムが発売されるペースとなります。
RFN ・ NP-16626 (1975 年 9 月 Ri Fi - Ri Fi) Lei, Lei, Lei( レイ・レイ・レイ )/Betty ( 可愛いベティ )
RFN ・
NP-16626 
彼らは自作曲を演奏するバンドではなく、バックに付いているレナート・パレーティ (Renato Pareti) の作詞・作曲を主としていました。3枚目のアルバムもパレーティが大きくかかわっており、タイトル・テーマの“ペコス・ビル”はシングル・カットされています。
RDZ ・ ST-14269 (1976 年 Ri Fi - Ri Fi) Pecos Bill
1 .Pecos Bill ( ペコス・ビル )
2 .Batuka-To-Batuka
3 .Innamorarsi (Senza Far L'Amore)
4 .Donna
5 .Siediti
6 .Serenità
7.Diavoli Del Paradiso
8 .Malinconia
9 .Sipistapitiki
10.Madagascar
RDZ ・
ST-14269
RFN ・
NP-16654
RFN ・ NP-16654 (1976 年 2 月 Ri Fi - Ri Fi) Pecos Bill ( ペコス・ビル )/Madagascar
デビューして早4年が経ち、バンドとしても安定してきた頃に77年のサンレモ音楽祭出場が決まります。
サンレモ音楽祭としては存続が危ぶまれるような状況で、出場歌手が12歌手と過去最少の規模に縮小されてしまいますが、ホモ・サピエンスは初出場、初優勝を成し遂げます。
ホモ・サピエンスの国内盤
SR- 874 (1974 年 8 月 SEVEN SEAS - キング ) 愛をたずねて/1974年夏のディスク・フェスティヴァル (UN DISCO PER L’ESTATE 1974)
11. マリー・ルー (MARY LOU)
SR- 874
GP- 382 
GP- 382 (1975 年 9 月 SEVEN SEAS - キング ) サン・ヴァンサン音楽祭/夏のディスク・フェスティヴァル1975 (ST. VINCENT FESTIVAL/UN DISCO PER L'ESTATE 1975)
11. 二度目の真実 (TORNERAI TORNERO')
GXF-31 ~ 5 (1976 年 6 月 21 日 SEVEN SEAS - キング ) 5LP Box カンツォーネの歴史 (LA STORIA DI CANZONE ITALIANA)
5-19. 二度目の真実 (TORNERAI TORNERO')
GXF-31
~
5
GP- 429 
GP- 429 (1976 年 8 月 SEVEN SEAS - キング ) ファンキー・カラテ・愛がすべて/灼熱のディスコ (KARATE, A QUOI SERT DE VIVER LIBERE? / FIRE INTO DISCO)
5 . ダンシング・ディスコ (SANTO CIELO, NON L'HO MAI CAPITO)
7 . 陶酔の園 (DOLCE MALINCONIA)
ホモ・サピエンス 2は次回に続きます
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