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★キム&キャデラックス (compl) Kim & The Cadillacs
1966年第16回サンレモ音楽祭に“君を求めて (Un Giorno Tu Mi Cercherai) ”を歌ったイギリス出身でフィンランドで活動していた ザ・レネゲイズ (The Renegades) の主要メンバー3人が77年にドイツ人、イタリア人メンバーと結成した多国籍バンド。ロック・ン・ロールやツィスト曲をレパートリーとしました。
活動期間 : 1960 年 -1971 年 ( ザ・レネゲイズ ) : 1977 年 – 1986 年
所属レコード会社 :ザ・レネゲイズ =Ariston, Parlophon( Carisch), Columbia (V.C.M.); キム & キャデラックス = Ariston(Dischi Ricordi), Fonit Cetra, Gala Records, Bebas Record, Dig It
サンレモ音楽祭出場2回 : 1966 年参加 ( ザ・レネゲイズ ) ; 79 年 8 位 ( キム & キャデラックス )
1979年サンレモ音楽祭メンバー (太字は元レネゲイズ (The Renegades) )
・ キム・ブラウン (Kim Brown) :本名マイケル・リチャード・ブラウン (Michael Richard Brown)1945 年 8 月 2 日、英国バーミンガム (Birmingham) 生、 2011 年 10 月 11 日フィンランドのヘルシンキ没、ヴォーカル、ベース
・イアン・マレット (Ian Mallett) : 1945 年 7 月 28 日、英国バーミンガム (Birmingham) 生、ベース
・グラハム・ジョンソン (Graham Jonson) : 1946 年 8 月 3 日、英国バーミンガム (Birmingham) 生、ドラムス
・ミック・ウェブリー (Mick Webley) :英国生、ヴォーカル、ギター。
・トルッツ・バイキング・グロース (Trutz "Viking" Groth) :ドイツ生、ヴォーカル、ギター、アコーディオン
・エットーレ・ヴィゴ (Ettore Vigo) :イタリア生、電子ピアノ
キム&キャデラックスは1966年サンレモ音楽祭に出場した英国出身のフィンランドで活動していたバンド、元ザ・レネゲイズのメンバーにドイツ人とイタリア人メンバーが77年結成した多国籍バンドです。まずはレネゲイズのお話から始めねばなりません。
レネゲイズの紹介は私のブログ「 サンレモの歌手たち 125 ペピーノ・ガリアルディ 2、パラガヨス、 レネゲイズ 」(201 3 年 10 月 18 日)をご参照いただくとして、当時私は日本の国内盤紹介形式で書いていましたので、イタリア盤を載せていませんでした。この場を借りて紹介しておきます。
★ザ・レネゲイズ (compl=e) The Renegades ( 太字:後のキム&キャデラックスのメンバーをご参照 )
英国のバーミンガムで結成されたバンドで、拠点をフィンランドに移し1960年代後半まで北欧で演奏活動をしましたが、イタリアに移りその後解散をしました。
キム・ブラウン( Kim Brown )
イアン・マレット( Ian Mallet )
デニス・ギブソン( Denys Gibson ) - ギター (1964-1967)
グラハム・ジョンソン( Graham Johnson )
途中交代メンバー
ジョー・ダネット( Joe Dunnett ) - ギター (1967-1971)
ミック・ウェブレイ( Mick Webley )
レネゲイズの大ヒット曲“ Cadillac ”がフィンランドのレコード会社スカンディア原盤でアリストンから発売されました。
AR-0100-1 (1965 年 Ariston - Ariston) Cadillac/Bad Bad Baby
AR-0100-1
AR-0112

AR-0112 (1966 年 Ariston - Ariston) Un Giorno Tu Mi Cercherai ( 君を求めて )/Una Rosa Da Vienna ( ウィーンのバラ )
翌66年のサンレモ音楽祭にエキペ84 (Equipe 84) のパートナーとして “ 君を求めて ” を歌いましたが参加曲止まりでした。B面はアリストンの新人女性歌手 アンナ・イデンティチ (Anna Identici) のサンレモ入賞曲“ウィーンのバラ”をカヴァーします。
サンレモ音楽祭出場を機にレネゲイズは商圏の大きなイタリアに活動拠点を移し、アリストンからイタリアでのファースト・アルアム「 Una Sera Al Piper n ゚ 1 」を出しました。すでに50年代アメリカのロック・ン・ロールをレパートリーに取入れています。
AR ・ LP-0119 (1966 年 Ariston - Ariston) Una Sera Al Piper n ゚ 1
1 .Cadillac
2 .Bad Bad Baby
3 .Lucille ( ルシア )
4 .Unchain My Heart ( アンチェイン・マイ・ハート )
5 .Hold Me Close
6 .If It Gets Lonesome
7 .Thirteen Women ( サーティーン・ウーメン )
8 .Walking Down The Street
9 .Tallahasse Lassie ( タラハッシーのお嬢さん ) フレディー・キャノン
10.Do The Shake
11.Don't Run To Me
12.The Girl Can't Help It ( 女はそれをがまん出来ない ) リトル・リチャード
AR
・
LP-0119
AR-0123 
AR-0123 (1966 年 Ariston - Ariston) Thirteen Women ( サーティーン・ウーメン ) ビル・ヘイリーと彼のコメッツ /Don't Run To Me
レコード制作はスカンディアが行いアリストンは販売する形をとったようです。
AR-0137 (1966 年 Ariston - Ariston) Cadillac/Se Morisse Il Sole (Don't Run To Me)
AR-0137
AR
・
LP-0162

AR ・ LP-0162 (1966 年 Ariston - Ariston) The Renegades – Half And Half
1 .That Song Really Knocks Me
2 .You'Re Gonna Lose Her Loving
3 .Toys
4 .This Little Girl
5 .Blue Eyes
6 .Big Star
7 .Stai Con Noi
8 .I Discorsi Che Mi Fai
9 .John Fitzgerald Kennedy
10.Il Piu' Grande Amico
11.Sarai La Ragazza Del Cuore
12.Il Momento Giusto
AR-0163 (1966 年 Ariston - Ariston) That Song Really Knocks Me/You're Gonna Lose Her Loving
AR-0163
AR-0167

AR-0167 (1967 年 Ariston - Ariston) John Fitzgerald Kennedy/Il Più Grande Amico
翌67年パーラフォンに移籍します。パーラフォン自体はドイツ発祥のレーベルですか欧州各地に拠点を持ちイギリス・パーラフォンはビートルズがデビューしていました。イタリアではカリッシュが販売権を持っていました。
QMSP-16406 (1967 年 Parlophon - Carisch) Uomo solo (Woman)/Take A Message
QMSP-16406
SCMQ-7090

SCMQ-7090 (1968 年 Columbia – V.C.M.) L'Amore È Blu (L'Amour Est Bleu) ( 恋はみずいろ )/Mighty Quinn ( マイティー・クィン )
パーラフォンはEMIのレーベル統合で、イタリアでは V.C.M.( 後のEMIイタリアーナ ) に吸収され、彼らはメイン・レーベルのコロムビアから発売されます。エルヴィス・プレスリーの“ラヴ・レター”のカヴァー曲“ Lettere D'Amore ”が69年年間ヒット・ランク71位となります。
SCMQ-7124 (1968 年 Columbia – V.C.M.) Lettere D'Amore (Love Letters) ( ラヴ・レター )/Vino E Campagna (Camp)
SCMQ-7124
SCMQ-7151

SCMQ-7151 (1969 年 Columbia – V.C.M.) Era Settembre ... Un Anno Fa (Sunshine) Sandy Alpert /Piove Dentro di Me (Running In My Heart) ( レイニング・イン・マイ・ハート ) バディ・ホリー
3C ・ 0062-17638 (1970 年 Columbia – EMI Italiana) L'interrogatorio - Colonna Sonora
[Anis Nohra - Luigi Malatesta - Carlo Bixio]
52 ・ OSM-074 (2004 年 On Sale Music – On Sale Music) CD L'interrogatorio - Colonna Sonora [* 8 051766 035906]
1 .Mad Dog
2 .Glittering Lights
3 .Any Man
4 .Day By Day
5 .Tempo
6 .Why
7 .Interrogation Point
8 .Fabulous
9 .A Stone In The Water
10.Comes A Day
11.Run Me Down
12.She Smiled
*13.Piove Dentro Me (Raining In My Heart)
*14.Era Settembre ... Un Anno Fa (Sunshine)
*15.Lola ( ローラ )
*16.Sun Arise ( サン・アライズ )
*17.Lettere D'Amore (Love Letters) ( ラヴ・レター )
*18. Vino E Campagna (Camp)
3C ・
0062-17638
52 ・
OSM-074
3C ・ 006-17721 ・ M (1970 年 Columbia – EMI Italiana) Lola ( ローラ ) キンクス /Sun Arise ( サン・アライズ ) ロルフ・ハリス
3C
・
006-17721
・
M

71年レネゲイズ解散しました。解散後74年最後のアルバム「 The Renegades– Lettere D'Amore 」がリリースされています。
3C ・ 048-51502 (1974 年 Columbia – EMI Italiana) The Renegades– Lettere D'Amore
3C ・ 034-51502 (1974 年 Columbia – EMI Italiana) The Renegades– Lettere D'Amore
1 .Vino E Campagna (Camp)
2 .Piove Dentro Me (Raining In My Heart)
3 .A Stone In The Water
4 .Lettere D'Amore (Love Letters) ( ラヴ・レター )
5 .Mighty Quinn ( マイティー・クィン )
6 .Era Settembre ... Un Anno Fa (Sunshine)
7 .Day By Day
8 .Interrogation Point
9 .Any Man
10.L'Amore E' Blu
11.Lola ( ローラ )
12.Sun Arise ( サン・アライズ )
3C
・
048-51502
3C
・
034-51502

77年、元ザ・レネゲイズのメンバーのキム・ブラウン、イアン・マレット、グラハム・ジョンソン、ミック・ウェブリーの4人が集まり、さらにドイツ人ギタリストのトルッツ・バイキング・グロースとイタリア人のピアニスト、エットーレ・ヴィゴを加えた6人で新たのロック・ン・ロールトツィストのバンド、キム&キャデラックスを結成しました。
デビュー曲は50年代アメリカのロック・ン・ロール・メドレー“ Rock'N'Roll Medley ”、この曲で77年フェスティバル・バール( Festivalbar )に出場しました。
またファースト・アルバム「 Rock'N'Roll 」にはサキソフォンのアッティリオ・ブリアンツィ (Attilio Brianzi) が参加しています。この頃はツィストのカクロバッティング・ダンサーと組んだ7人編成のバンドともいわれるところでもあります。
AR-00805 (1977 年 Ariston – Dischi Ricordi) Rock'N'Roll Medley [Blue Suede Shoes ( ブルー・スェード・シューズ )- Johnny B. Goode ( ジョニー・ B ・グッド )- What I'd Say ( ホワット・アイ・セイ )- Long Tall Sally ( のっぽのサリー )- Hound Dog ( ハウンド・ドッグ )- Boney Maroney ( マカロニ・ボニー )- Rock Around The Clock ( ロック・アラウンド・ザ・クロック )] / Sweet Little Sixteen ( スウィート・リトル・シックスティーン )
AR-00805 AR ・ LP-12323 OX-3118
AR ・ LP-12323 (1977 年 Ariston – Dischi Ricordi) Rock'N'Roll
OX-3118 (1978 年 Oxford – Dischi Ricordi) Rock'N'Roll
ORL-9137 (1978 年 Orizzonte – Dischi Ricordi) Rock'N'Roll
CDOR-9137 (198? 年 Orizzonte – Dischi Ricordi) CD Rock'N'Roll
1 .Chantilly Lace ( シャンタリー・レース )
2 .Sweet Little Sixteen ( スウィート・リトル・シックスティーン )
3 .Jenny Come Home
4 .Rebel Rouser ( レベル・ラウザー )
5 .Ecstasy ( エクスタシー )
6 .Come On Baby (Dance The Twist)
7 .Yakety Yak ( ヤキティ・ヤック )
8 .Reminiscing
9 .Trutz Boogie
10.Nature Boy ( ネーチャー・ボーイ )
11.Rock'N'Roll Medley
a.Blue Suede Shoes ( ブルー・スェード・シューズ )
b.Johnny B. Goode ( ジョニー・B・グッド )
c.What I'd Say ( ホワット・アイ・セイ )
d.Long Tall Sally ( のっぽのサリー )
e.Hound Dog ( ハウンド・ドッグ )
f.Boney Maroney ( マカロニ・ボニー )
g.Rock Around The Clock ( ロック・アラウンド・ザ・クロック )
ORL-9137
CDOR-9137
この旧レネゲイズのメンバー復活でアリストンの廉価盤シリーズ、オックスフォードから編集ベスト盤「 The Renegades 」も発売されました。
OX-3055 (1977 年 Oxford – Dischi Ricordi) The Renegades
1 .Cadillac
2 .Thirteen Women ( サーティーン・ウーメン )
3 .Do The Shake
4 .Hold Me Close
5 .John Fitzgerald Kennedy
6 .Don't Run To Me
7 .That Song Really Knocks Me
8 .Bad Bad Baby
9 .The Girl Can't Help It ( 女はそれをがまん出来ない )
10.Toys
OX-3055 
キム&キャデラックス 2は次回に続きます
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