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2004.12.08
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カテゴリ: ダンナのこと
日本もそうらしいけど、ここんとこ雨が続いてる。年中水不足のここでは嬉しいことらしいけど、私は雨嫌いなのでなんとなく鬱々。。。。

買い物でも行こうか?それともこの間入れると言って来た息子のロングディケアセンター(保育園みたいなもの)の見学に行くか?とダンナと話していたら、

そういえば、今年の始めにできた隣町のレストラン。またコック募集してって聞いた。あそこなら今勤めてるとこより格段に家から近いし、保育園にも近いし、聞いてみようかな?

とダンナが言い出した。

うん、聞くだけ聞いてみたら?

と答えた。

ドイツのマイスター制度というのは、日本でも結構知られてると思います。私は昔、話を聞いたのですが。

ドイツでは、高校卒業時に、大学進学するか、マイスターとして何らかの職業を身につけるかの選択をする。ペンキ屋も、鍛冶職人も、ブランドものバッグを作る人もコックも、皆職業訓練校で勉強して、師匠となる先輩マイスターのもとで実践職業訓練を積み、マイスターの資格が得られ、社会的にも一流大学に進学して企業に就職した人たちと同じくらいかあるいはそれ以上の尊敬を受けて給与も同じくらいが得られる、という制度。

オーストラリアも、こういった制度を目指していて、政府の職業訓練校も各地にあり、apprenticeと呼ぶ徒弟制度が推奨されている。まだ資格のない修行中の徒弟は、学校に行きながら、徒弟として、資格のあるひとのもとで職業訓練を積むこと、その最低給与が保障され、雇用者は徒弟を雇い資格取得を支援する代わりに政府から補助金が受けられる仕組みになっている。



今の職場に勤めて1年。1時間ドライブしていく街にあるパブレストランは、地元では繁盛しているところで、それなりに不満や嫌なこともあるらしいけど、まあ慣れたし、あと1年、資格がとれるまでやってくか、って感じだった。

でも、ドライブの時間が一日往復2時間。朝早く夜遅く。高速道路には16個のでかいタイヤのついたセミトレーラーの移動も多く、またあのでかい図体でやつらは急いでいるので追い越しをバンバンかける。いくらダンナが注意してても、ちょっと間違ったら、普通車なんてひとたまりもないのが心配ではあった。

息子の保育園への送り迎えも、運転練習中の私では不安もあるし、何より一緒にいられる時間が。。。という思いもダンナにはあったらしい。

とにかく、その隣町のレストランに電話してみたダンナ。
オーナーは、よさそうな応募者からの電話を喜び、すごく来て欲しいと言ったらしい。オーナーは日本のホテルで働いた経験もあるそうで、ダンナが日本の小さな寿司屋で働いていたというと、

そんな、文化も何もかも違うところで働いてた経験というのはすごい。

と感動してくれたらしい。電話を切る頃にはすっかり盛り上がり、

なんか、俺、もう仕事とれたらしい。。。

とダンナ本人が驚いていた。
その後、その店のシェフから電話がかかり、今日の夕方、会いに行くことになった。面接ってことで。

展開の早さに驚きながらも、夕方行って帰って来た。

今勤めてる店に切り出すタイミングもあるし、まあ、慣れた職場への愛着もあるので、逆にダンナから、

今の店の休みの日に、とりあえずここに来て働いてみる。それにクリスマスの日から店の仕事は2週間休みだから、その間も働いてみよう。それでこの店でやっていけるとお互いに判断したら、今の店に2週間前に宣告をして憂い無くやめてこっちに来る。

という提案をしたようだ。結構エラそうだよね。
これが通るかどうかは明日返事、ってことで。。。

私は不器用で特に優れたところというのがないので、仕事は会社員というのしかなかった。こっちに来た当初はそれでもその会社員時代が懐かしく、



とさえ思ってだけど。今は冷静に考えて、仕事復帰なんて無理だと思う。いや、食うにホントに困ったら何の仕事でも雇ってもらえるならやるとはおもうけど、選択肢はあんまりないと思う。私のやってたような広告とかマーケテイングの仕事は時代の変化にもついていけないし、何より、特に『売り』にできるものがない。これが、手に職、ってことかなと思う。

そう思うと、純粋にダンナの望むような職場を見つけて欲しいと願うのと一緒に、情熱を向けられてやれる仕事に天分とも呼びたくなうような才能もあり、それが手についた職になりそうなダンナを、嫉妬に近いほど羨ましいと思う私。







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最終更新日  2004.12.09 09:38:15
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