真実一路

真実一路

2009.05.01
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カテゴリ: 皇室と日本
神奈川県がそのホームページで、県内公立学校の卒業式・入学式における「日章旗」「君が代」の実施状況などというデータを公表している。

神奈川県ホームページ

「君が代」斉唱時に不起立だった教職員が何人いたか-などを載せているのだが、こんなデータを公表する必要があるのか?まるで、「神奈川県には国家に反発する教職員がこれだけいますよ」と喧伝しているようなもので、個人の思想・信条に対してプレッシャーをかけているように感じる。

「日章旗」「君が代」は国民の総意で国旗・国歌と決定されたのではない。
国会で議決され法定化されたじゃないか-というかもしれないが、国会議員全員が賛成したわけではない。
国旗・国歌というものは、キリスト教的に言えば、国家とともに三位一体を成すもので、極めて重要なものだ。本来なら憲法改正と同様に〈国民投票〉で決められるべきもの。一法案と同じレベルで決められてよいはずがない。しかし「日章旗」「君が代」は戦前の日本に郷愁を抱く人達のみによって国旗・国歌と決められてしまった。
私は何も「日章旗」「君が代」そのものがケシカランと言うつもりはない。各人の信条でそれを信奉するのは自由だ。あくまでも、「日章旗」「君が代」が一部の国民によって国旗・国歌とされてしまったことを問題にしている。毎年公立学校の卒業式・入学式で「君が代」斉唱が問題になるのも、こうしたいきさつとともに、「日章旗」「君が代」が日本の国旗・国歌として真に国民に定着していない証しだ。(「日章旗」についてはほぼ定着か)

「日の丸」は戦前の大日本帝国の象徴であり、「君が代」は国王を称える歌として、軍国主義日本を思い起こさせるという感じがある。戦後の日本は国名こそ同じでも実質的に別の国へと生まれ変わったのであり、その意味で現行憲法のうえに国民の手になる国旗・国歌が提案されてもよかったはずだ。
少なくともその機会は与えられてしかるべきで、それが真の民主主義というものであろう。





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Last updated  2009.05.02 13:04:53
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