真実一路

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2017.08.15
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テーマ: 終戦の日(14)
カテゴリ: 映画

この日は、昭和天皇による終戦の詔書(大東亜戦争終結ノ詔書)の音読放送(玉音放送)があった日で、連合国側との降伏文書調印がなされたのは9月2日になる。


『日本のいちばん長い日』という映画がある。半藤一利・大宅壮一(編)による同名ノンフィクションの映画化作品だ。
昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオの玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を中心に描いている。その2015年版(初作は1967年公開)を観た。


内容のメインとなっているのは、当時の国民が窺い知れない、天皇、政府首脳による最高意思決定機関が終戦をなかなか決められない、その頼りない実情だ。
結局日本は、天皇によるご聖断を仰いでようやく降伏を決定するわけで、昭和天皇の凛々しい姿、言動が印象的に映っている。
今もテレビ番組などでよく使われる玉音放送のあのフレーズ、「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び...」はあまりにも有名だが、天皇や支配者たちの“堪え難き、忍び難き”は敗戦の一時のことではなかったか。圧倒的多数の国民(臣民)は戦争中ずっと「堪え難きを堪え、忍び難きを忍んで」きたのだ。阿南陸相は自決したが、内地にいてそのまま生き延びた戦争指導者たちは、300万人以上の犠牲を出した無謀な負け戦の責任をいったいどう考えていたのか...


あの戦争の総括はされないまま、日本はここまで来ている。
戦勝国によるA級、BC級戦犯の処分だけで、日本自身による無謀な負け戦の責任は問われないままなのだ。
この集団無責任体質は、官・民問わず今の日本の組織にも根強く残っている。何事もみんなで決めようみたいな、ある意味“悪平等”ともいえるこの体質は、いろんな社会分野で弊害を起こしている。
はたして、この体質は今後の日本において変っていくだろうか?
私はその可能性は低いとみる。なんたって、合理性よりもその場の空気読み、忖度が優先する社会だから...


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Last updated  2021.08.09 23:52:14
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