真実一路

真実一路

2022.07.18
XML
テーマ: 参議院選挙(162)
カテゴリ: 政治・選挙
参議院選挙が終わって一週間が過ぎた。しかし、なんとも後味の悪い選挙戦になった。言うまでもなく、安倍元総理があのような形で旅立たれたからだ。
政治家は命がけの仕事だ。まして総理職にあってはなおさらそうであり、いつどんな事態が待ち構えているかわからない。そうわかっていても、ショックだった。日本が戦後の歪みを正し本来の姿を取り戻すには、なくてはならない存在だったからだ。だが落ち込んでばかりはいられない。我々が安倍元総理のご遺志をしっかりと継がねば。現場から退いて長いが、私もできるだけのことをしようと決意した。

今参院選の結果に、私には特段の思いはない。地元神奈川県においても、全国的にもだいたい予想していた結果になったからだ。ちょっと残念だったのは、大分選挙区で国民民主党の足立信也さんが落選したこと。非常に有能な議員で医師でもあり、国会の委員会でも鋭い質問を政府に浴びせて回答する大臣などをよく困らせていた。足立さんの人気は高く当選の安定株と見られていたので、大分選挙区では安倍さん逝去への哀悼票がとくに多かったのかなと思う。あと地元選挙区の松沢成文さん。やはり人気がある。維新の組織票が神奈川で大幅に増えたとは思えず、やはり松沢さん個人の人気が高いのだと思う。維新の会はいま衣替えの時期にあり、ベテランである松沢さんの存在は今後重視されるのではないか。

さて、今後の国政はどう動くだろうか。安倍さんを失ったことで、岸田総理は厳しい政権運営を迫られるのではないだろうか。
最長政権を維持した大物元総理であり、最大派閥の領袖として安倍さんの影響力は大きかった。岸田総理は今後憲法改正など重要課題に向き合わなければならないわけだが、自民党内の抵抗勢力をうまく抑えることができるだろうか。安倍さんがいれば、「安倍さんの強い意向だから」で抑えることができただろう。しかし今後は逐一自身がすべて決断しなければならないのだ。日本はいま外交内政ともに大きな課題に直面し、その難局を乗り切るために大きな決断を迫られている。安倍さんならその国家観、あるべき日本の姿にブレはなく、力強く突き進んでいく気概があったのだが、岸田さんはどうだろう。まずは安倍さんの送りを国葬と決めたのはOK。調整はほどほどに、「決める政治」で進んでほしい。


新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書) [ 安倍 晋三 ]





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.07.18 18:00:57
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: