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2007.06.30
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カテゴリ: 映画
映画に限らず、いいものに出会ったときは、「体験」としかいいようがなく思う。それに出会ったときの瞬間のことをいつまでも忘れないような。

来月ホラー映画特集を書かなくてはいかなくて、ホラー映画はとにかく見に行かなくてはならない状態。だから『怪談』も、いわば義務的感覚で試写を見に行った。何の期待も抱かずに。

ところが、試写室の雰囲気が違う。わたしのような義務的感じのくたびれた人はいなくて、見るからに有名人がぎっしり座っているという感じだった。たまたまだったのかもしれないけど。

ところがこの映画、知らないのは私だけだったみたいで、監督は『リング』の中田英夫。ハリウッドから帰ってきた凱旋邦画一作目で、プロデューサーも世界的に活躍している一瀬隆重。
高まる期待があって当然だったわけだ。単にホラーを見に来たつもりの私は、部外者だった。(誰か凄く有名な人が遅れてきたようで、試写の始まりが4.5分遅れた。極めて異例。普通は遅れても満員でも平気で人を帰す)

しかも、このプレスシートの豪華さは、どうだろう? 厚紙の大判37ページもあって、その半分は写真だけだ。普通はペラペラなのに。スパイダーマンなんて、キャスト紹介しか載っていなかったというのに。

そして結果。見終わって身体がぶるぶる震えるような興奮を味わったことは今までにない。余韻はずっと続いて、興奮のあまり、叫びだしたり泣き出したりしたいような気分で帰ってきた。

強いて言えば、歌舞伎やオペラなどのライブな舞台が、あまりにも出来すぎだったときに、もう少し弱めの興奮を味わったことがあるような気がする。

大好きな007カジノ・ロワイヤルだって、「もしかしてこの映画、って凄い?」って思ったのは、見終わってからしばらくたってからだった。見終わってすぐは、「もう遅いから早く帰らなきゃ」なんて思っていたはず。


昔はめちゃくちゃ歌舞伎オタクで(映画オタクじゃなかった)同じ舞台を一ヶ月のうちに何度も何度も見に行った。

この『怪談』は、主人公を演じるのは歌舞伎の尾上菊乃助で、題材も円朝の「真景累ヶ淵」の時代劇。歌舞伎の世界にとても近く、わたしにしたら、どんな仕草も、どんな光景でもいちいちつぼにはまる、懐かしすぎる映画なのだ。

それでもやっぱり、何度考えても、素晴らしい映画だとしか考えられない。邦画隆盛の人気もハリウッドをしのぐ時代に、ハリウッド経験のある監督とプロデューサーが、経験を生かし、満を持して放った渾身の作なのだ。そして一流の人材とお金を使って、今の邦画の最高レベルを見せ付けたような作品。

何がどう凄いのかは、また次の日記で。






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最終更新日  2007.06.30 00:58:48
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