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2005/08/20
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カテゴリ: Cheri
ずっと彼に絡み付いたままで過ごす時間。

何もしないでこんな怠惰な時間を過ごすなんて、とても幸せ。

彼はいつも長袖のシャツを着てる。
汗でビッショリになっても脱がない。
日に何度かクロゼットへ行って戻ると、また長袖のシャツを着てる。
そう云えば、紳士なのか彼がシャツを脱いだ処って見た事無い。
宗教上(?)女性に肌を見せてはいけないとかだったりして???・・・よくわかんないけど、胸のボタンを2つ以上開けたところすら見た事無かった。

激しく絡み合ってシャツの裾が乱れパンツがら出てる。

脇腹の大きな傷・・・よく見ると他にも幾つも傷跡が有る。
そっと触れてみた・・・彼が小さく呻く。
驚いて「痛む?」と聞くと、彼は私の首筋に口づけながらゆっくりと胸のボタンを外し始めた。

何度も抱かれた胸なのに、初めて見る彼の胸。
引き締まったその造形の美しさにハッとする程・・・無駄が無くて筋肉そのものの上にそのまま皮膚が乗ってるだけのよう。
なんだろう・・・腹直筋を左右に分けるように垂直に走る長い傷跡?・・・胃の辺りから下に向って・・・それはずっと下の方まで続いている。

妙に固い胸・・・Takuもそうだったけど・・・直に触ったのは初めて。
えっ?・・・つるつるしてる?・・・これって毛だ!
シェパードとか・・・違う・・・ダックスフント・・・いえ、ボクサーみたいな短毛で固い毛の犬みたいな・・・生えてる一定方向へ撫でるとツルツルする・・・あんな感じ?
毛深いって感じじゃないから触らなければワカラナイんだけど・・・こんな胸毛って・・・いや、腹毛って見た事無い・・・ひょっとして毛深いのが恥ずかしくて脱がなかった?・・・まさかぁ~!・・・そんな事を考えながら撫でている間、彼は息を詰めじっと耐えてる・・・そして幾つもの傷跡に一つひとつ口づけ触れると彼の息が上がって行く。

肌蹴たシャツの間から手を入れ、彼の背までゆっくり腕を入れて行く。

指が傷に触れる度、彼の体はビクンと反応した。
傷跡がとても敏感なんだ・・・私の目から涙を唇で吸うと「吹く風に晒すだけで吐き気がするんだ。」と言った。
彼が脱がなかった訳が理解出来た。
「脱がせてイイ?」と聞くと、躊躇いがちに「ああ。」と、返事とも喘ぎともつかない呻き声をあげた。
背中にまわした両手を肩まで沿わせて内側からシャツをそっと体から抜く。


傷だらけ・・・どうするとこんなになるの?
肩から腰まで続く何本ものギザギザ線を指でなぞる。
思わず背中を反らして呻き、苦笑しながら「それはバラ線を潜って引っ掛けた。」と言った。
ひび割れたように抉れ広がる傷を「口径の大きい銃の弾が脇から貫通した痕。」だと、まるで客観視した他人事みたいに言った。
傷には一つひとつに理由が有った。
彼がどんな生き様をして来たのか知らない・・・彼の事何も知らないと云う事に気付いた。
涙が止まらなくなった。
彼はショックを受けた私を気遣って、「今こうして居る事が全てだ。」と言った。





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Last updated  2005/08/30 02:48:53 AM
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