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いつものようにいたるさんに「新作の『クライ・ハボック』買ったからやりましょう」とお誘いいただき、当然参加。いつもの4人だろうと思って「パンデミック:レガシー」用意して行ったら、なんと一味さんはエッセン行ってたw ということでいたるさん、たむらさん、私の3人で。
●クライ・ハボック
パブリッシャーはPortal Games。デザイナーはGrant Rodiek、Michał Oracz、Michał Walczakの3人。Grant Rodiekは「ファーマゲドン」、Michał Oraczは「ニューロシマ・ヘクス」のデザイナーで、Michał Walczakは単独での作品はなし。
舞台は深宇宙の未開の惑星。3種族が肥沃な惑星を同時に発見したが、現地にはどう猛な土着種族がいた。この星の豊富な資源を我が物とするため、自種族固有の能力を最大限に利用して、土着種族と(そして当然他プレイヤーの種族とも)戦いましょうという非対称マルチ。
5ラウンド固定制(短くなる可能性もあるが、まずあり得ない)。ラウンドごとに3アクションなので、1ゲームで15アクションしかできない。これはマルチとしては驚くほどの少なさじゃないかな。
ゲーム終了時の得点を競い、アクションとしてゲーム中に得点することもできるが、いわゆる全プレイヤーでの“得点計算”というやつは、誰かが「このラウンド終了時に得点計算しようぜ」と宣言するアクションを実行しないと発生しない(もちろん、宣言したプレイヤーには多少利益がある)。当然、自分が一番儲かることが確定したとき(つまりラウンド終了間際)に宣言したいが、もたもたしてると誰かに先に宣言されるかもしれない、というジレンマがちょっとある。また、対応するカードが手元にないとそもそも宣言できないので、デック構築・管理要素もある。
アクションは「カードを2枚引いて1枚選んで保持」のほか、対応するカードを1枚プレイしての「得点計算の宣言」と、メインとなる「移動」「ユニット補充」「施設の建造と利用」がある。後ろ3つのアクションを実行するときは、手札を好きなだけプレイして、対応するアイコンの数だけアクションを実行する。
カードはこんな感じ(画像はポルトガル語版)。たとえばこの2枚をプレイして「移動」を実行した場合、移動アイコン(矢印)が3つあるので3移動できる。「ユニットの補充」なら3体できるし、「建設と利用」ならスパナ4本分できる。カード右下のテキストは、主に戦闘中に使った場合の効果なのでアクション中は無視する。
こうして高得点地域を押さえたり、地域の得点を増やしたりしていくが、マルチなので遅かれ早かれ戦闘が発生する。というか、プレイヤーユニットがいない地域のほぼすべてに土着種族のユニットがいるので、ほぼ初手から発生するw この戦闘もなかなかユニークで、まず戦闘が発生した地域には、基本的にはもう増援を送れない。なので、まあたいていは攻撃側の方がユニットが多くなる(少ない戦力で攻めることはあんまりないからね)。
戦闘はラウンド終了時に処理されるが、両者が「地域の支配」「捕虜の獲得」「ユニットの除去」に自ユニットを割り振って、交互にカードをプレイしてその効果を適用していくというもので、非常にスピーディー(ユニットの割り振りで多少長考することもあるが)。「地域の支配」には相手より多くのユニットが必要になるが、相手が「地域の支配」を捨てて「ユニットの除去」に全振りしたりすると、こちらだけ甚大な被害を被ることになる。それを見越して、ぎりぎり優勢が取れる数だけ「地域の支配」に割り振り、残りを他の2つに割り振ったりすると、相手がアクションカードの効果で割り振ったユニットを移動させて「地域の支配」を取りに来るかもしれない。単純ながらかなり熱い戦いが繰り広げられるのだ。
この日は3人プレイだったので、土着種族であるトログ(ユニットの沸きが異常に速い)は担当者なし。いたるさんが機械種族のマシン(戦闘に強く、戦闘外で他プレイヤーのユニットを除去したりする)、たむらさんが王道種族のヒューマン(素早く支配地域を増やすことができ、戦闘もそれなりに強い)、私がなんか科学とか研究とかに特化してるらしいピルグリム(他プレイヤー同士が戦ってるあいだに何とかする系。戦闘は弱い)を担当した。
超ダイジェストで展開を説明すると、初手でいたるさんが土着種族との戦闘に敗北。満足した土着種族が、いたるさんとたむらさんを隔てる地域に撤退して肉の壁となり、両プレイヤー間の接触を阻害した。まあ負けたから言うんだけど、もうこうなったらピルグリムに勝ち目ないっすわw たむらさんがいくつかの地域に広がり、「支配してる地域ごとに1点」の建物パワーを毎ラウンド使うのを誰も止められないw
とは言っても、ただ引き離されるだけじゃつまらないので、なんとか総力を結集してたむらさんに挑んだ我がピルグリム。乾坤一擲の一戦には勝利したが、それで得たのはクソ安い土地1つだけ。そしてその隙を突いて裏からいたるさんが攻め込んできて、私が大事に育ててた高得点地域を奪っていった。うん、知ってたw
4ラウンド目終了時点でたむらさんに大きく得点を離されており、私といたるさんが談合してわざとどちらかを勝たせない限りはひっくり返らないと思われたので、ここで協議終了した。ヒューマン強いな!
面白い。マルチとしては短時間で終わるし、アクションと戦闘で同じカードを使うので、どちらのためにどのカードを使うのかも悩ましい。見栄えもいいし、これはかなりの当たりゲー。
ただ、3人プレイしてみて分かったが、ほぼ4人専用ゲーと言っていいだろう。いったん倒したトログは味方がいる地域に撤退してしまい、その地域が非常に強固なものとなってしまう。その地域が魅力的なものなら攻める意味もあるが、地域の価値はどこも大差ないので、マップの中央に進行していく動機がほとんどないのだ。
最終盤面。こんな感じで、ほぼ惑星外周だけで小競り合いを続けることになった。土着種族としては願ったり叶ったりの展開だろうが、ゲームとしてはどうかなw これが4人プレイなら、中央を本拠地としたプレイヤーが外向きに圧力かけてくるので、マップ全体を使ったダイナミックな陣取りになるだろう。
あとね、負けたから何度でも言うけどね、4人プレイで他プレイヤーが三つどもえの戦いしてくれないと、ピルグリム超きついよw Portal Gamesのサイト
に種族ごとの戦略ガイドがあるので、次はこれを読んでから是非4人プレイしたいね。
●タイニー・エピック・ウェスタン
「クライ・ハボック」がマルチにしては短時間で終わったとはいえ、インスト込みでそろそろいい時間になってたので、残った時間でこれをプレイして解散した。
「タイニー・エピック・キングダム」で一発当てて、以来矢継ぎ早に「タイニー・エピック」シリーズを出してるGamelyn Gamesの第……4弾か? もう多すぎてよく分からん。今気づいたが、デザイナーのScott Almesは「空と蒸気の王」も作ってたんだな。早くそっちの拡張出してくれないかな……。
西部劇っぽい世界が舞台で、5ラウンドに渡ってカード3枚のポーカーで資源を獲得し、建物を建てていく。建物点が多い人の勝ち。
ルール聞いた時点ではよく分からなかったが、これはダメだw 考えてみれば、「回数の決まってるポーカーです。降りることも、レイズすることも、ブラフかけることもできません。誰が勝つでしょう?」って言われてるようなもんだった。まあここまで極端ではないが、いいカード引いた奴が勝つってところは間違いないだろう。
あとキャラ能力があるんだけど、これに差がありすぎる。ワープレ要素があって、基本1人2労働者持ちのゲームで、かたや「資源払えば3個目の労働者駒使える」のに、もう一方は「建物を建てることができなかったら、次ラウンドは3個目の労働者駒使える」……5ラウンドしかないゲームで建物点を競うゲームなのに、アクション数増やすためにはしゃがまなきゃいけないってどういうことだw 当たり前だが、この日は前者の能力を存分に駆使し、私とたむらさんの1.5倍のアクションを実行したいたるさんが勝った。そりゃそうだw
「タイニー・エピック」シリーズと言っても名前だけで、個々のゲームはシステムからまったく違うものなので、他のゲームの評判はまったく当てにならないぞ! 今後このシリーズにバックする気がある人はその点覚悟するように。少なくともこいつはダメだw
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