《櫻井ジャーナル》

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2015.01.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 キエフ政権は情報統制を強化してきた。そうした環境の中、治安機関SBU(クーデター後にCIAの下請け化)はロシアのメディア、ライフ・ニュースの記者とカメラマンを拘束したと伝えられている。国外追放のうえ5年間の入国禁止になるという。ウクライナの安全保障にとって「取り返しのつかないダメージ」を与えたことが理由のようだ。

 ライフ・メディアは1月29日、ウクライナ南東部の戦闘地域にロシア軍が存在していることを示す証拠はないとウクライナ軍のビクトル・ムゼンコ参謀長が発言したと伝えていたが、この報道と逮捕との関係は不明だ。

 ウクライナの東部や南部でクーデターに反対するクリミアの住民が自立の意思を示して以来、キエフ政権だけでなく西側の政府やメディアもロシア軍の存在を主張してきた。そのクリミアでの場合、1990年代に締結された条約にも続いて駐留していたロシア軍を侵略軍と主張していたことがすぐに発覚、その後もキエフ/西側の嘘が明るみに出てくる。中東/北アフリカと同じような展開だ。

 例えば、昨年、ペトロ・ポロシェンコ政権は数千名規模のロシア軍がウクライナに侵入したと発表、アメリカ政府は曖昧な表現で同じような主張をし、西側のメディアはその話を垂れ流したが、 西側メディアが現地を取材してもロシアの部隊は見つけられなかった

 この頃、ウクライナ東部のドネツクにあるノボアゾフスクでキエフ軍はドネツク人民共和国の部隊に包囲されていた。人民共和国側はキエフ軍の兵士を武装解除の上で解放するという方針を出したが、キエフ政権は拒否、自軍の兵士に「玉砕しろ」と命令したと言われている。その後、キエフ軍は崩壊した。キエフ政権が停戦に合意したのは和平を望んでいるからでなく、アメリカ/NATOからの軍事援助を受け、態勢を立て直して攻撃を再開すると見られていたが、その予測は当たった。ロシア制圧を「予定表」に書き込んであるネオコン/シオニストとしては、あらゆる手段を講じて予定を実現するつもりのようだ。





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最終更新日  2015.01.31 15:25:45


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