侵略のキーワードとして「デモクラシー」が使われ始めたのはロナルド・レーガン政権の時代だ。1982年6月にレーガンはイギリス下院の本会議で使った「プロジェクト・デモクラシー」は、彼がNSDD77に署名した83年に始動する。民主化という口実でアメリカの巨大資本にとって都合の悪い国家、体制を崩壊させようというわけだ。(Robert Parry, “Secrecy & Privilege”, The Media Consortium, 2004)
1990年代に入ると「人道」というタグが目につくようになるが、その頃から広告会社が政府に食い込んでいる。「悪の枢軸」も侵略を正当化するために使われたタグのひとつだが、それを考えたグループの中心にいたビクトリア・クラークはヒル・アンド・ノールトンの出身。(Solomon Hughes, “War On Terror, Inc.”, Verso, 2007)