《櫻井ジャーナル》

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2018.01.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2018年が始まりました。時間の流れに変化があるわけではありませんが、心理的な区切り目であり、今年は世界史の大きな節目になる可能性があります。

すでにアメリカを中心とする支配システムを支えてきたドル体制は崩れ始め、そのシステムは大きく揺らいでいます。それを暴力、つまり軍事力やテロ行為で世界を脅して安定化させようと試み、さらに揺れを大きくしているのが実態でしょう。

帝国としてのアメリカは終焉を迎えようとしています。アメリカの支配層もその現実を受け入れざるをない状況で、その帝国に巣くうことを諦め、巨大資本が国を凌駕する力を手に入れて人々を直接支配する体制を築こうとしているように見えます。これは、かつてフランクリン・ルーズベルトが定義したファシズム体制にほかなりません。

そうした支配のキーワードがISDS(国家投資家紛争処理)条項であり、それを組み込んだTPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)の3点セットで新たな世界秩序を実現しようとしたのでしょう。その新秩序を築くためにアメリカ帝国は使われています。

それに対し、中国やロシアは主権国家の存在を前提とする多極化した世界というビジョンを示し、米英の指導層に引導を渡そうとしています。中露と米英との対立は外交的にも軍事的にも前者が優位にあり、後者は反撃のためにメディアを使ったプロパガンダで圧倒しようと試み、軍事的な緊張を高めて脅してきました。

中露がそうした脅しに屈する可能性はゼロに近く、必然的に第3次世界大戦、つまり全面核戦争の危険性が高まります。それが2018年の世界です。安倍晋三政権が戦争の準備を進めている理由もそこにあるのでしょう。

こうしたアメリカの好戦的な姿勢を西側のメディアは報道したがりません。危機的な状況を日本のマスコミは気づいていない、あるいは気づかない振りをしています。本ブログはそうした世界をウォッチし続けます。今後も本ブログへの支援をよろしくお願い申し上げます。

櫻井 春彦





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最終更新日  2018.01.01 00:00:30


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