継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2007.12.05
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◇僕がこの頃読んでいるのは、下記の通りです。


○歴史の読み方人間の読み方(谷沢永一・司馬遼太郎・
                  会田雄次・渡部昇一)
○失礼ながら、その売り方ではモノは売れません(林文子)
○なぜ外務省はダメになったか(村田良平)

◇これまでに読んだ本の感想は以下の通り。

○腐敗の時代(渡部昇一)
 この本も渡部さんの、鋭く常識を切る着眼点、論理展開と
 結論に酔います。30年以上前にいくつかの雑誌に掲載

 本当にすごい。

 特に面白かったのは、「腐敗の効用」「歴史を見る目」
「英語教育考」「真の戦闘者・徳富蘇峰」でした。
 簡単にポイントを書き上げます。

 腐敗即悪ではない、ということ。当時、田中角栄の
 ロッキード事件などがあって政治と金の問題が世を騒がして
 いた中で一石を投じたものだそうです。
 ちょうど僕も社会に出た頃でしたが、知りませんでした。
 残念。

 ここで渡部さんは、国民は政治家にどんな資質を得たとき
 幸せになるか、という永遠の命題をイギリスに黄金時代を

 考えています。
 そして金権政治必ずしも腐敗にあらず、ましてやそれで
 国民が安全と繁栄を得るとしたらどちらが幸せなのか、
 冷静に考えようと提案しています。

 汚職を少々してもそれで国が富み、国民が豊かで安全に

 でも能力のない政治家ではどうしようもありません。
 まさに今、同じ問題でマスコミも揺れています。

 昔、アテネのテミストクレスという政治家は、海軍を整備
 してペルシア戦争を勝利に導きましたが、国家のお金を
 私したなどという噂も絶えず、陶片追放にあってしまった
 とか。
 また江戸時代の老中田沼意次も従来は汚職まみれの最悪の
 政治家とされていたのが、今では江戸に繁栄と文化を
 もたらしたという評価もでています。

「歴史を見る目」では進化論の常識に鋭く切り込みます。
 日本人はキリスト教の呪縛がないため、素直に進化論を
 受け入れていますが、進化論は物理の法則などと違って、
 必ずしも完全に証明された理論ではない、再現性が証明
 されていないとします。

 少なくとも人間は過去から少しずつでも賢くなっているか、
 優れた存在になっているか、社会は進歩しているのか、
 全て疑問であるとします。
 モーツァルト、ベートーベンらを超える音楽家がそれ以後、
 生れているか、芭蕉より優れた俳人は後に生れたか等々、
 実に面白いエッセイです。

「英語教育考」はこれまで別の本でも読んできた内容ですが、
 日本の外国語教育がなっていない、全然喋れない
 じゃないかという俗論に反論して納得させてくれます。
 日本人の外国語習得法がまずいのならどうしてこれほどの
 外国語の本、文化が日本語に翻訳されているのか、それが
 できる日本人が育っているからではないか、と言われれば
 その通り。

 文化を学び知能を鍛える語学学習法とただ飯を食うだけの
 お喋りはまるで目的が違うともいいます。日本人は漢語を
 完全にものにして、有用な本は全て翻訳してしまいますが、
 中国語を喋れるようにはならなかった。
 それは必要なかったから。それと同じ事なのです。
 喋りたければ数ヶ月、現地に行けば、受験英語の基礎さえ
 しっかり出来ていれば数ヶ月で喋れるようになるのです。

「真の戦闘者・徳富蘇峰」ではこれまであまり知らなかった
 徳富蘇峰の実像に迫りました。時代のベストセラー作家、
 必ずしも後世に残らずという現実も知ります。
 どこかで読んだことですが、古典として後世に残るため
 にはベストセラーである必要はない。
 少数でも熱烈な信望者、ファンを持ち続けることだそうです。
 非常に分厚い本ですが、蘇峰の「近世日本国民史」を
 読んでみたくなりました。

○世界でいちばん面白い英米文学講義(エリオット・エンゲル)
 この本では名前は聞いたことあるけど、実際は代表作
 すら読んだことはないという人も含めて世界の文学史上に
 名を残す英米の小説家の生涯、人となり、いかにして作家
 となったかなどを面白く、分かり易く、語るように伝えて
 くれます。

 登場するのは、チョーサー、シェイクスピア、ジェーン・
 オースティン、エドガー・アラン・ポー、ブロンテ姉妹、
 チャールズ・ディケンズ、オスカー・ワイルド、
 マーク・トウェイン、コナン・ドイル、D・H・ロレンス、
 F・スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・
 ヘミングウェイです。

 これだけで、もうたくさんかもしれませんね、作家名を
 打ち込むだけで一苦労。でも本当にこの本は作家の逸話、
 豆知識を得るというだけでも一読の価値はあります。

 シェイクスピアが多くの英語の慣用句を生み出したのは
 有名ですが、a piece of cake(やさしいこと)、
 till the crack of dawn(夜が明けるまで)なども
 そうとは知りませんでした。

 エドガー・アラン・ポーの実に悲惨な生い立ち、母親を
 始めとして彼の愛する女性たちが次々と悲惨な死をとげ、
 それが彼にあのような作品を書かせたこと、そして
 彼自身、幸せをつかむ一歩手前で非業の死を遂げて
 しまったことに運命を感じます。

 ディケンズの厳しい家庭環境とその中で彼が自分の作品
 売り込みに見せた才能と執念。彼は初めて連載という
 形態で小説を読者に提供する方法を編み出すと共に、
 一つの作品を三度、読者に売りつける離れ業を演じます。

 ディケンズを始めとし、マーク・トウェイン、コナン・
 ドイルなどがいかにして有名作家になったかという努力、
 苦労にも感心しました。そして努力と作品を書き続けた
 結果、思わぬ幸運が最終に舞い込んで彼らは成功します。
 本当に神様はどこかにいるのでは、と思ってしまいます。

 オスカー・ワイルド、D・H・ロレンス、F・スコット・
 フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイは
 ほとんど読んでいませんでしたが、特異な生涯、人物像
 を知って読んでみたくなりました。
 英文学教育家としての著者のもくろみは僕に関して
 成功しています。





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Last updated  2007.12.05 22:39:57
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くさなぎ@ NHKラヂオ深夜 ラヂオ深夜便に落語の時間があり、五十年…
前田剛力 @ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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