継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2008.05.01
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◇僕がこの頃読んでいるのは、下記の通りです。

○二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか(猪瀬直樹)
○日本史の誕生(岡田英弘)
○二つの山河(中村彰彦)
○オタクで女の子な国のモノつくり(山口盛之助)
○楽しい読書生活(渡部昇一)
○福田恒存評論集第八巻(福田恒存)


◇これまでに読んだ本の感想は以下の通り。

○シゴトのココロ(松永真理)

「先任将校」で知った帝国海軍の語り部、松永市郎さんの娘さん
 ということで何となくなじみがあります。
 軽く読める本ですが、なかなかいい言葉がありました。
 自立した女性が仕事を通じて得た人生を確かに生きる秘訣、
 といったところでしょうか。

「仕事」をすることで「外的報酬」と「内的報酬」が与えられる。
 給料など外的報酬だけにとらわれていても仕事は長く続け
 られない。仕事を成し遂げた時の「達成感」や自分の成長を
 実感できる「成長感」など「内的報酬」こそが仕事の原動力。

「失敗したくない」のはなぜか。失敗したくない、とは自分は
 傷つきたくない、ということで判断を他人に委ねる態度。

 するから成長していける。

 物事を損得だけで量ってはいけない。帳尻を合わせることが
 生きる目的ではない。少しくらいの損を最初から覚悟して
 行動すれば、何事ももっと楽しめる。

 よき師に出会えるかどうかは受け手の問題。教えを請う側に

 心の準備ができていなければ、どんなに優れた指導を受けても
 指導の影響は出ない。

 上司の役割とは部下の力を引き出すこと。部下の力を引き出す
 ことができると、自分だけが生長すればいいと思っていたとき
 とは喜びの質が違う。
 上司になると「相手の立場に立ち、相手の気持ちになる」
 という立場の交換が可能になる。それができないといい上司
 にはなれない。

 ひとりで仕事をしていませんか。
 学校時代の優等生は一人で何でもやろうとする。
 しかし、仕事は勉強と違って一人ではできない。
 でも優等生は勉強と同じようにやっただけの成果が得られる
 と信じている。だから成果が出ないと不満に思う。

 ところが、仕事はチームでやるもの、ととらえている人は違う。
 チームで最大効果を上げるにはどうするかを考えているので、
 自分の評価よりチームの成果に対する客観的評価を大切にする。
 人と組んで仕事をするのは煩わしいが、そこから新しく生れる
 ものがあることを知ればふくらみのある生活を楽しむことが
 できる。

 三年後も同じことをしていますか。
 30代は三年後のことを考えるといつも憂鬱だった。
 何をしているか見えないというより三年後も今と同じだった
 らどうしよう、という恐怖。
 しかし今は「同じことをしていて何が悪いの、他人には
 同じことをしているように見えても自分の中では仕事の質
 を変えてきた」という自負がある。
 変化を外に求めるのではなく、自分の内発的な変化を待つ。
 それが成熟ということ。劇的な変化ではなく、平凡な日常
 にささやかな変化を見つけていく。
 それは人生の深みに達するということ。

「仕事」と「家庭」と「趣味」のベストバランスは最初から
 実現するものではない。一つずつ獲得していって、
 いつの日か最終的にその人にあったバランスをとって
 いくもの。
 ある時期、仕事だけに集中することがあってもいい。

 人のキャリアに勝ち負けはない。充実しているかどうかの
 違い。紆余曲折があってもそれを今、肯定できるか、
 こんなはずじゃなかったと今を否定するかの違い。
 一旦地に落ちる思いをしてそこから這い上がった人のほうが
 たくましく、自分の誇りを持っている。
 一見すると沈んだキャリアもいつの日か気づくと人の幅を
 広げている。

 仕事をする目的は人それぞれに違う。同じ一人のなかでも
 時と場合によって違ってくる。私という基盤さえつくって
 おけば、変幻自在の目的でいいんじゃないの。
 松永さんにとって、仕事をするのは85年間の自分の寿命を
 生きるだけの基盤づくり。

 自分で自分を引き受ける。人任せにもしないし、人のせい
 にもしない。そして自分が回っているな、と感じられる、
 自分にとって心地いい軌道を見つけること。
 自分を引き受けるようにしたら何かが変わった。
 楽しいことをするから楽しいのではなくて、することを
 自然に楽しめるようになった。

 こんなことを考えながら仕事をしていた松永さん、
 Iモードの大成功は決してフロックでなかったのだと
 分かります。

○帝国海軍が日本を破滅させた「下」(佐藤晃)
 以前紹介した「上」に続きます。「上」でも呆れましたが、
 昭和になっての日本海軍はさらにひどくなっています。
 ひど過ぎる。
 明治(前作)は原因、昭和(今回)は結果、ということです。

 詳細は書き切れませんのでポイントだけ。

 最悪だったのは、日露戦争勝利によってアジアで敵なしと
 なった帝国海軍が予算を取るためにアメリカを仮想敵国と
 してしまったことです。
 これはイソップ童話の「牛と大きさ比べをしてお腹を破裂
 させた蛙」のお話そのままです。

 また基本戦略で言えば、日本海海戦に勝利したことで
「通商破壊戦の思想を欠如した艦隊決戦主義」に陥って
 しまったことが大失敗。本来、工業力に劣る日本は艦隊規模
 で勝負するのではなくて、日本に攻めてくる敵の伸びきった
 補給ルートを断つ作戦を取るべきなのです。
 つまり、第一次世界大戦の教訓を生かした潜水艦による
 通商破壊戦と、敵からそれを仕掛けられた場合の駆逐艦
 による防御作戦を立てる方向を目指せばよかったのです。

 第二次世界大戦に突入したあとも帝国海軍の支離滅裂ぶり
 は続きます。
 よく日下さんが、日本にも勝機はあったとして「日本軍は
 インドに向かうべきだった」とか「太平洋側では明治以来
 の基本作戦通り、ジッとアメリカが来るのを待っていれば
 よかった」と書いていますが、今回初めて知ったところでは、
 まさにその作戦を日本軍(陸軍)は立てていたのです。
 しかも何度もそれを実行しようとしていたのです。

 それなのになぜか実行しようとするたびに山本五十六以下
 将軍、参謀による原因不明の暴挙でそのチャンスを潰して
 いるのです。
 真珠湾奇襲攻撃、ミッドウェー敗戦は論外の愚挙としても、
 会戦劈頭の攻勢によって得た貴重な時間を全く無為に潰した
 挙句、インド洋を制覇して中東に圧力をかけるのでなく、
 全く方向違いにアメリカの待つ南太平洋に出て行ったのは
 戦略の欠如でしかありません。
 想像するに大陸作戦を続けることは陸軍の下働きになる
 ので嫌、という主導権争いからきたのではないでしょうか。

 結果としてガダルカナルで貴重な飛行機、パイロットを
 消耗し、その後も艦隊温存主義から逃げ回り、最後の最後
 まで有効な反撃はできずに終わりました。
 せめて絶対国防圏内の島々を陸軍の力を借りて要塞化して
 いれば戦争の行方も違ったでしょう。
 硫黄島、ペリリュー島の戦いを全ての島で行なっていれば、
 アメリカも参ったのでは。

 もちろん個人は命も惜しまず日本のために働きました。
 でも山本五十六以下変な将軍がたくさんいて、まるで作戦
 指揮者の半分がアメリカの手先だったような戦いぶり。
 僕がそんなことを考えていたら、ちゃんとそのような本も
 ありました。
「山本五十六は生きていた」(ヤコブ・モルガン)という本で、
 アメリカの手先として作戦を変なほうに導いていた、と
 いうもの。
 是非読みたいと思って図書館で借りてきました。読み終わり
 ましたらまたここでご紹介したいと思います。

 それにしても、アメリカ人の目から見てもそれほどの疑い
 を持たねばならないほど変な戦い、戦略なき戦いをした、
 ということなのです。





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Last updated  2008.05.01 11:29:39
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くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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