継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2009.01.03
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正月もはや3日、関東地方はずっと快晴で、
温暖な房総半島とはいえ、こんなに穏やかな
正月は初めてでした。

初日の出を拝んだのに続いて毎日規則正しく
早起きをしてウォーキングなど、今年は
ちょっと違うかな、と一人で悦にいって
おります。

また、初夢も非常に縁起がよさそうで、
なんと、卵を孵したら鶴の雛が生れた、


日本にとって、自分にとっていい年になることを
祈って今年初の読書日記にしました。

皆様にとっても良い年となりますように。

◇僕がこの頃読んでいるのは、下記の通りです。
(あと一息で追いつきます)

○南極観測事始め(永田武)
○皇統保守(竹田恒泰・八木秀次)
○学ぶためのヒント(渡部昇一)
○親日アジア街道を行く(井上和彦)
○世界の中国人ジョーク集(鈴木譲仁)
○精霊の守り人、闇の守り人、夢の守り人(上橋菜穂子)

○岡潔 数学の詩人(高瀬正仁)
○日中の興亡(青山繁晴)
○李登輝学校の教え(李登輝・小林よしのり)
○大川周明の大アジア主義(関岡英之)
○それでも中国と付き合いますか?(山際澄夫)

○田中清玄自伝(田中清玄)
○今恥苦笑(児玉俊史)

◇これまでに読んだ本の感想は以下の通り。

○黒船以前 パックス・トクガワーナの時代(中村彰彦・山内昌之)

 お二人の対談ということで想像していたが、やはり徳川贔屓、
 ということで秀吉はボロカスです。確かに晩節は汚しましたが、
 あの藤吉郎の出世物語は明るく楽しみたいと思います。

 ただお二人が語る江戸時代は本当に平和でいい時代だなあ、と
 改めて感じます。綱吉、吉宗、田沼、定信などやや定番通りの
 評価で物足りないところもありますが、最後の最後、明治への
 橋渡しをもう少しうまくやっていれば、より素晴らしい日本に
 なったのではないか、と思います。。

○渡来銭の社会史(三上隆三)
 もともとこの本は、山本七平さんの「日本人とは何か。」で
 室町時代、日本は中国から宋銭を輸入して貨幣経済を成り
 立たせた、という記述を知って興味を持って読みました。

 かつて室町時代は義満、義政の金閣銀閣くらいしか知らず、
 英雄もいないし、ダラダラ続いた応仁の乱から尻すぼみ、
 織田信長につなぐだけの期間、というような感覚でいましたが、
 井沢さんの逆説の日本史やその他諸々の本で今の日本文化の
 源につながる非常にユニークな時代という認識に変りました。

 今回はこの本で「信用創造」という言葉の意味が分かったことが
 非常に面白かったです。信用創造とは以下のようなものと理解
 しました。

 銀行は100万円の預け入れを受けてそれを有効に投資し、預金者
 に利子として返すことを業務としている。その場合、100万円
 のうち、どれだけを不意の払い戻し請求用に残しておき、
 どれだけを投資に廻すかを決めるのが「支払い準備率」である。

 これから容易に考えられるのは、例えば支払い準備率が10%で
 あるとすると、人から集めたお金のうち10万円を手の中に残し、
 90万円を投資に廻して稼ぐことができるということである。
 ところが発想の転換で、素晴らしいことが起る。

 それは集めた100万円を支払準備金と考える発想の転換である。
 そうすると、手にある100万円に対して、900万円を投資に廻して
 稼ぐ(会社に融資できる)ということになる。

 これを「銀行による信用の創造」というのである。実際は存在
 しない900万円というお金を「支払い準備率」という考えを導入
 することで無から創造したのである。
 これにより経済は拡大し、様々な経済活動(生産、流通、
 サービス)が始まるのである。

 この支払い準備率(金)が急速に縮小したことによる信用の消失
 がサブプライムローンの本質である、のではないか。

○千年働いてきました(野村進)
 たまたま本屋で見つけて面白そうだったので(買わずに)図書館
 で借りて読んだ本です。日本はやっぱり物作りしかない、という
 と負け惜しみのような気持ちになりますが、それはそれでいい
 のかもしれない、それが日本の特質だから、と思ってしまいます。

 物つくりの伝統についてですが、著者曰く、老舗は日本に集中
 している。なぜかというと植民地には老舗は育たないから。

 またこの地域には「職人のアジア」と「商人のアジア」、
「削る文化」と「重ねる文化」があると文化的違いを指摘します。
 いずれも前者が日本であり、ほかと違うと語ります。
 なぜか?

 それはさておき、あとは様々な分野の老舗企業の生き残り戦略と
 その素晴らしい成果について記述されています。
 とにかく長いスパンで考え、得意分野で勝負して、浮利を追わず
 自分たちの技術を時代にアジャストしていく残っている、それが
 老舗でした。
 登場した老舗と創業年、特徴は以下の通り。

・金剛組578;世界最古の企業。
・ヒゲタ醤油1616;発酵技術で羊の毛剥ぎ薬まで。
・浅香工業1661;イチローのシャベル。良品は声なくして人を呼ぶ。
・福田金属箔粉工業1700;電磁波シールド用の金属箔。
・戸田工業1823;弁柄から磁鉄粉。
・セラリカNODA1832;ロウの技術をトナーに開発。
・勇心酒造1854;ライスパワーエキスなど米を使った健康医療品。
・永瀬留十郎工場1871;鋳物ノウハウのコンピュータ化。
・村上開明堂1882;バックミラーの超大手。自然に鏡にたどり着く。
・林原商店1883;トレハロースなどとにかく凄い技術開発力。
・藤田組1884;同和鉱業、廃棄物のリサイクルの最先端。
・田中商店1885;田中貴金属、電子部品の心臓部を一手に。
・キンチョー1886;上山英一郎、蜜柑農家から除虫菊栽培、
         アイデアでヒット。
・東洋通信機1891;水晶の結晶、携帯に不可欠。
・カタニ産業1899;金属箔の伸ばしは加賀百万石の伝統。
・呉竹1902;墨の製造から筆ペンの発明。

 いずれも中興の祖なる方がいらっしゃるそうですが、多くは
 外から入ってきた人。(入り婿など)伝統を理解しつつも
 それに縛られず、新しいことができる。

 父系社会で一族しか信頼しない儒教社会で日本のような老舗が
 続かない理由の一端がここにありそうです。

○社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった
                        (日下公人)
 以前、リストラにあった社員たちが会社を興し、徹底的な安売りで
 成長している、というような話を聴いたことがありましたが、
 この会社について日下さんが解説している本を偶然見つけて、
 手に取りました。

 今回、読んでこのリストラされた人たちというのが、単に力が
 なくてリストラされたのではなくて、創業一族と方針があわずに
 追い出された、やり手であったことを知りました。

 この会社の成功は、リストラ社員たちの頑張りだけでなく、
 きわめて優秀なシステムを考え、新会社を成功に導いた集団が
 いたのです。

 彼らのシステムとは以下のようなものです。

・会社に利益を残さず、社員の給料(退職金もなく、一年毎の精算)
 と値下げの原資(顧客へのサービス)として使う。
・人事考課はどこまでやっても正確にならないのだから、緩く
 やりながら、その分、全員が自己評価より多くの給料をもらえる
 ようにする。
・社長も全く名目で変な余禄がないようにする。会社に利益を
 残さない方針なのでもともと大したことはできません。
・それでもきちんと会社が廻っている一番の仕組みは、企業家精神
 を主要な社員に持たせているからかもだと思いました。
 将来起業を希望する人とずっとここではたらきたい人で明確に
 給与体系を変えているのです。
・価格破壊ができる会社はすでに人事破壊のできている会社。
 これは日下さんのキャッチフレーズ。
 これによって、一人ひとりがフルに自分の力を発揮できるのです。

○兵士に告ぐ(杉山隆男)
 山内昌之さんの「歴史のなかの未来」で紹介してもらった一冊。
 自衛隊についてはいろいろ上っ面の議論がありますが、
 当事者たちは自分たちの使命を果たすため、日夜黙々と訓練
 しているのです。

 これらの水面下の努力によって、いざカンボジアに行こうが、
 イラクに行こうが、どこでも世界の賞賛を受ける活動ができる
 のだと思いました。

 とくに本の中で多くを割かれた、南西諸島を守る自衛隊の海兵隊
 と言って西部方面普通科連隊については驚きました。
 そして今の自衛隊がアメリカ軍との共同活動を前提にどんどん
 再編されているという辺りは、アメリカ軍の傭兵隊になるのでは
 との恐怖も。

 それにしても、これだけ過酷な訓練で鍛え、国を愛する使命感を
 持った自衛隊員たちが、「今が真に国の危機!」と感じたとき、
 どう動くかと考えてみると本質的なシビリアンコントロールを
 考える視点が出てきそうです。

 「百年兵を養うは一日それを使うため」と分かってはいても、
 何の訓練も教育も自覚もないまま、ただ人気投票だけでなった
 ような政治家が国を動かすことへの違和感、不満があって
 当然だと思います。

 そこをアイデアにするとこんな感じです。
 今後、民主党政権などができて、このままでは本当に国を蝕む、
 外国の支配に屈すると想定される事態が生じた時、自衛隊は
 真の国土防衛隊として、アメリカの暗黙の了解のもと、革命を
 起こして国の支配権を一時的に握るのではないか。
 東南アジアの国などでしばしばある、ありふれた軍事政権
 というだけのこと。アメリカの支持さえあれば可能であろう。






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Last updated  2009.01.03 15:52:55
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くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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