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「場の空気」をうまくつかむには? |
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■あいさつは仲良くなるきっかけ!
「場の空気」を読めるか否かは、会話ばかりか、当事者同士の間柄にも影響するだけに、不安がる理由もわかります。 「沈黙は金」「言わぬが花」という言葉があるように、日本では、沈黙がときに、言葉以上に意味を持つこともあります。ただ、それには、会話する当事者同士に共通の価値観が必要です。 一昔前の日本社会ならば、共通の理解は多かったように思います。ところが、現代に目を向ければ、コミニュケーションのあり方が「発信型」「状況対応型」に変化したのみならず、「発信型」に比重を置き過ぎた結果、「話す・聞く」のバランスを取る能力の低い日本人が増え人間関係にひずみをもたらしてしまった。 高度なコミニュケーション能力が求められる時代の傾向に反する結果ともなっています。 身近な人たちと会話する機会が少なくなり、人間関係が希薄になったため、近隣の地域コミュニティーも崩壊してしまったと、よく言われます。 近所付き合いを深めるには、あいさつから始めることですね。近所の人と道ですれ違ったときに、あいさつをためらう場合も多い。 声をかけない理由として、相手の反応が返ってこないことを不安視するようですが、一度や二度であれば、返事がなくても気にする必要がないでしょう。 知人の男性の話ですが、マンションのエレベーターでよく会う人に、思い切って話しかけてみた。 「おはようございます。いつも、この時間に出かけられるのですか」と。 何度か言葉を交わすうち、やがて一献傾けることになったそうです。自分の生活空間を自ら狭める必要はありません。相手は、話しかけてくれることを期待しているかもしれません。 忸怩たる思いでいるわけですから、相手だって、きっかけをほしがっているかも・・・・・。 ■若い世代と年配の世代では、いつの時代も価値観に違いがあるようです。 ただ昨今は、いつになく溝が深いようにも・・・。 世代が違えば、価値観や生活スタイルも異なります。しかも、高度情報社会の到来によって、 いっそう拡大しているといってよいでしょう。 年配者は説教たらしく、自分の価値観を押し付けがちですが、それは避けるべきです。 意見を聞けば、近づくことができるはず。 また、若者も年配者の助言を軽視しがちです。仕事の場であれ、何であれ、年配者の経験・スキルが役立つことは、きっと多いに違いない。視野を広げようとする姿勢を持つと若い人も実力アップするでしょう。 ■「場の空気」を読むには・・・。 「聞く力」を高めることが大事です。 相手があってこその対話ですから、相手のことを良く知った上で、その場の状況を判断しなければなりません。 最近、相手の話をきかず、自分の言いたいことだけを主張する人が増えています。そうではなく、 何かを正確に効果的に伝えるためには、相手の話をしっかり聞くことが必要です。 発信と受信は常にセットなのです。 「話し下手ですが、聞き上手です」という人がいます。けれど、実際には、聞くことも下手な場合が多い。 話すことがないから単に聞いていたり、気に入った話しだけに耳を傾けるのは、「聞き上手」とは言いません。 話しをどう受け取るかは、受けて次第です。私はこれを、「聞き手の決定権」と呼んでいます。 同じ言葉でも、受け手によって、伝わり方が異なります。聞き手の条件・状況とよく知る人こそ、 「場の空気」を読める人といえるでしょう。 |
「話し方研究所」 福田健 会長 |
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