カップル喫茶レポート

カップル喫茶レポート

2005/03/15
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
【インタビュー本文】
 女の子を買った紳士から、買われた子へのインタビューを許された。ただし、条件付きで。
 ホテルまで来るように、ということだった。ホテルの室内で…どっと辛くなった。室内である必然はなんなのだろう?
 条件は「買い取った期間や金額を聞かない」「紳士の素性を聞かない」そして、「初めてのご奉仕をさせている間にインタビューをする」この3点だった。私は、重い気持ちになった。
 でも、あれは遊びだったはず。ひょっとして前の2点は安すぎるから、短すぎるから聞いてはいけないのかもしれない。最後のだって、彼女がそうされたいからかもしれないじゃない。だって、遊びに自ら参加したマニアって話だったんだし。
 そう思ったら、少し気分が軽くなった。そうよ、そう、そうとしか思えないわ。
 私は、自分の心の隅にある疑心暗鬼には目を向けないようにして。スウィートルームの呼び鈴を押した。
 出てきた紳士は、アヌスの広がり具合を入念に調べていた人だった。
 部屋の中に通される。ソファーの前に、平凡な服装の女が立たされていた。

服を着た彼女は、本当に普通の女の子に見えた。もはや『かたまり』などでは決してない。彼女はもう泣いてもいなかった。
 私は紳士に勧められたソファーを断り、近くにあった椅子に腰掛けた。気のせいか、女の子がビクッとした気がした。今思えば私が席に着くことが始まりの合図になることを、彼女は予知していたのかもしれない。
「では、聞いて下さって結構ですよ」
 紳士が私に言った。そして、女の子の方には、こう言った。
「じゃあ、おまえは服を脱ぎなさい」
 こうして悪夢のインタビューは始まったのだ。
*じゃあ、まずは名前から。なんて呼べばいいの?
「……おまえ、で、いいです」
*あっ、あっ、えっと…年は?
「……」
紳士「答えなさい。お前は自分の立場がまだ、分かっていないようだね」

 彼女は今にも泣き出しそうな表情になった。肩が震えている。でも、服を脱ぐ手を止めると紳士が睨む。
*あそこに行ったのは自分の意志?
「そうです」
*あそこのことは何で知ったの?
「知り合いに聞きました」

「金融の人です」
 紳士が片手に持ったボールペンでもう一方の手のひらを叩く。彼はイライラしているらしい。それが彼女にも伝わるのだろう。彼女は震えながらも服を脱ぎ続けた。そして、あのときに見たのと同じ、白いかたまりになった。が、私の目にはもう『かたまり』として映らない。そこにあるのは『哀しい女』だった。
*彼氏は?
「います。でも、もう、『いました』かもしれない。連絡とらないから」
 彼女はとうとう泣き出してしまった。胸を隠していた両手を顔に移動させる。形の良いおっぱいに手の跡が付いていた。
 こんなの、とてもなにかをインタビューするような状況じゃない。いったい誰がこんなことの了解を取ったのだ?時計を見ると、ここに来てからまだ23分しかたっていなかった。もう帰りたい。本当に辛い。やっぱり『楽しい背徳プレイ』などではなかったではないか。自分が勝手にそう思おうとしていただけだけど。なにしろ、この空気にはもう耐えられない。
 私は、カメラマンとして同行してきたYさんに助けを求める眼差しを送った。すると、彼女は目をそらし、私の視線に気付かないふりをする。なんて薄情な…仕方なく私は質問を紳士のほうに持っていった。
*彼女のどこが気に入られたのですか?
紳士「泣き顔は女を魅力的に見せますよね。あとは…」
 そこまで言って紳士は立ち上がった。彼女をテーブルの上に乗せ、足を大きく開かせる。濃いめのヘアーの奥に薄っぺらいラビアが見えた。
紳士「やはり、ここでしょうね」
 紳士がボールペンで指しながら説明を始める。濃い体毛と幼い陰部のギャップがどうだ、とか、アヌスのシワが均一で美しい、とか…
 私はなるべく彼の話に集中した。女の子の精神的な部分に目を向けるのが辛かったからだ。肉体に集中していれば少しは辛さが薄らぐ。
 彼は、女の子に色々なポーズをとらせ、説明を進める。横に寝たときにお腹がたるまないのが良い、後背位のポーズになったときにおっぱいがだらしなくならないのも良い、背中が大きくそるのも重要なポイントだ、腰が太いと被虐感がなくなる…いったい、それらが、何のためになるというのだろうか。
 紳士は、ひとしきり説明を終えると、私にインタビューを続けるように命じた。それは私にとって拷問に等しい。しかも、彼は、彼女の陰部が丸見えの位置に座ったままで続けて欲しい、と、言うのだ。立てた膝の間から、私は聞いた。
*セックスの経験は、ありますよね?アブノーマルは?
「バイブを使ったことが」
 そんなことが彼女にとってはアブノーマルだったのだ。
*アヌスは?
「ありません」
 そう言ったとき、彼女のアヌスにぐっと力が入った。硬くしまったお尻の山が私の方に突き出してくる。そして、彼女は言葉を続けた。
「でも、こないだのときに、何人かの人に指を入れられました」
*怖かった?
 彼女は大きくうなずいた。
「あんなのが気持ち良いなんて信じられないです。痛かったから、私には向いてないんだと思います」
紳士「しかし、濡れていたようだけど?」
 彼女は両手をぐっと握りしめた。足の間から真っ赤になった顔が見える。彼女はそのとき、本当に感じていたのだろうか?だが、私には聞けなかった。彼女のお尻にはさらに力が入り、アヌスは谷に沈んで見えなくなった。
 紳士は、その様子を見て興奮したのかもしれない。彼女をテーブルから下ろした。私を椅子に座らせる。そして、私の目の前で彼女にフェラチオをさせた。
 彼女は平静を装っていた。でも、手や舌がぎこちない。紳士は業を煮やしたのか、彼女の頭をつかんで上下させ始めた。彼女がむせる。しかし、彼はお構いなしだ。私は目のやり場に困ってしまった。もはや彼は紳士ではなくなっていた。赤黒いペニスは紳士的ではない。
 三度目に女の子がむせたときに、紳士は彼女を解放した。そして、私の真正面に彼女の手を着かせた。自分はバックから彼女にのしかかる。
「いやあ!痛い」
 彼女が声をあげた。私はどうして良いのか分からない。
 紳士は自分の唾液を彼女のお尻に垂らした。どうやら、アヌスの処女を奪おうとしているようだった。
 彼女が、私の方に向かってくる。痛さのあまり、ペニスから逃れようとしているのだ。小さな声で、なにかブツブツ言っている。
「助けて、助けて助けて…」
 私の膝の上に上がってくる。だが、私にはどうすることも出来ないのだ。立ち上がって逃げ出したかった。でも、それも許されない。いや、許されたとしても、もう動くことが出来ない。硬直したまま彼女を見下ろすことしか出来ないのだ。
 あの時、アヌスに指を入れられて濡れていたなんて、絶対に嘘だ。そんなことを考えていた。ごめんね、ごめんね、心の中ではそう言っていた。泣きながら私に助けを求める彼女の顔が心に刺さった。
 私も所詮、人の子だったのだ。明日、いや今から、自分のことを「背徳マニア」などと呼ぶのはやめよう。どうでもいいような現実逃避と、どうにもならない焦燥感が私を襲う。彼女の顔は直視出来なかった。
「いやぁぁぁぁあああ」
 長い悲鳴と共に、私の太股に彼女の爪が刺さった。彼女がいきなり顔を下げた。この小さな身体からは考えられない程の力が私の太股にかかる。
 紳士が腰を突く。彼女は突かれる度に私の方へとズリ上がってくる。彼女の顔が私の胸の辺りまで上がってきた。私の二の腕を掴み首を振る。
 ごめんね、ごめんね…私の思いは伝わっていたのだろうか。
 そして紳士は果てた。女の子は、私の二の腕を掴んだまま全身を脱力させた。紳士が身体を離し、バスルームへと向かう。女の子の柔らかい感触がこんなにせつなく感じられたのは私にとって初めてのことだった。
 紳士は身支度を整えて戻ってきた。私から彼女を剥がし、縄を掛ける。そして、部屋の隅に転がした。
紳士「まだ、インタビューしますか」
 まだ、って、まだ、なんにも聞いていない。本当はやらなければならないのだろう。だが、私はもう限界だった。Yちゃんの方を見る。Yちゃんも、辛そうだった。首を振る。
*いえ、ありがとうございます。これで、大丈夫です。
 私達は逃げるようにその部屋を出た。ドアの前で振り返る。女の子の足が見えた。足は、私達が挨拶をしている間、ピクリともしなかった。
【エピローグ】
 結局、このルポとインタヴューは、私にとって痛い経験となってしまった。
 ただ、この遊びを楽しんでいた女性は確かに居た。その女性と私の違いは何なのだろうか?
 ひょっとしたら、その女性たちにはコンプレックスが存在していないのかもしれない。そう考えれば、あそこに居た女性たちがみな一様に上品で美しい人ばかりだったことにも説明がつく。知性、品性、容姿、育ち…彼女達は皆、自分を卑下せざるを得ないような要因を持ち合わせていないのだろう。確かに、私を痛くさせているのは、私のコンプレックスたちだ。明日は我が身…コンプレックスが私にそう思わせる。
 これは、貴族の遊び、悔しいけれどそうなのであろう。
 知性、品性、容姿、育ち…およそ女として考えられるコンプレックスに一つでも心当たりのある女性は、例え参加のチャンスがあっても、のらない方が良い。
 痛い思いをするのがオチだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/03/16 12:46:49 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: