くれーじーくえいる ぶろぐ

くれーじーくえいる ぶろぐ

2014.12.08
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 新しい『防衛計画の大綱』で目玉となる施策の一つが、離島防衛強化の一環として陸上自衛隊に新編する "水陸機動団" (仮称)です。現時点では九州の西部方面普通科連隊を母体に3個連隊基幹の2,000〜3,000人規模の部隊へ増強する案が有力な模様ですが、この新たな部隊のための装備品として導入が予定されているのが水陸両用の装甲車両です。
 防衛省は2018年度までに52両の水陸両用車両を導入する計画で、今年4月からは参考品としてアメリカから購入した AAV7 水陸両用装甲車4両が陸上自衛隊で各種評価試験に供されました。採用する車種については来年度の防衛予算概算要求では検証中としていましたが、去る2日に AAV7A1 RAM/RS を選定したと発表しました。なお、一部報道によると来年度概算要求では30両の調達を予定しているとのことです。


<↑【参考】水陸両用車を初公開 離島防衛強化で導入>
(注:Web上の公開動画のため時間経過等により削除される可能性があります)


 まぁ車種検討とはいっても西側製の水陸両用の装甲車両なんて実質AAV7一択みたいな現状なので、ある意味では至極予想通りの決定ではあります(笑)
 AAV7は1970年に米海兵隊がLVTP7(装軌式兵員揚陸車両)の名称で採用した水陸両用の装甲兵員輸送車両で、その後改修されてLVTP7A1となり、1985年にはAAV7A1(水陸両用強襲車両)に改称されました。AAV7A1はその後も段階的な改修が行われており、今回陸自が選定したRAM/RSは駆動系をM2ブラッドレー歩兵戦闘車と同じエンジンおよびサスペンションに換装する再生産プログラムを適用した車両です。AAV7はアメリカ国内での新規生産はすでに終了し、韓国の三星テックウィン社がライセンス生産を行っていることから、日本も韓国から導入か?と一時騒がれたようですが、RAM/RS適用車両を採用ということはアメリカで同改修を適用された中古車両を導入することになると思われます。その場合、陸自が海外製の中古戦闘車両を導入するのは1960年代のM52 105mm自走榴弾砲以来になります。
 なお、AAV7自体は1970年代に開発された割と古い設計の車両であり、アメリカ軍では後継装備の開発も検討されているため、日本においても将来的には国内での水陸両用車両の開発が検討されており、一部報道では三菱重工業と米ジェネラルダイナミックス社が共同で着手したとの情報もあります。

 昨今の陸自では珍しく気合いの入った調達計画になっているAAV7ですが、後は内閣か政権政党の交代で防衛政策自体がまたちゃぶ台返しされないことを祈るだけですなぁ(苦笑)





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Last updated  2014.12.16 10:50:22
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