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終戦の日の今日は、新聞もテレビも特版が多いです。
それはゆっくりまだみていませんが、きょうはこの日記を全転載します。
転載開始。
「
暑いです。写真はほおずきです。お盆には昔話やルーツがなぜか話題になりますね。提灯についている家の紋ですが実家(ただのいなかもん)のは「並び矢」で、婚家(ただの貧乏人)のは「抱き茗荷」です。母の実家(ただの・・・)のは揚羽蝶です。アート的にちょうちょがいいなあと思っているけど、好きな紋に変えるのって、ありでしょうか?
母の羽織を一枚もっているんですが、揚羽の紋付きなのです。
今日は終戦の日。どこの新聞も記念日特集を組んでいると思います。うちの東京新聞もいろいろなコーナーで戦後や憲法についてとりあげています。江戸東京博物館の「風船爆弾に見る終戦」。「こちら特報部」では、元米海軍通訳士官だったドナルド・キーンさん。これをぜひご紹介しようと思いましたが、「記憶・戦後62年」は、なんと、品川正治さまと、鈴木邦男マイラブの対談でした。
すばらしいことです!見開き2ページです。
お二人の体験を通しての率直な意見の交歓がすばらしいですが、全てを書けませんので、一部だけご紹介します。
リード文はこうです。
『日中戦争の発端となった廬溝橋事件から70年。この節目の年に、日本では憲法改正手続きを定めた国民投票法案が成立し、改憲発議に携わる可能性のある新しい参院議員も選ばれた。
不戦を誓った憲法を見直す動きと歩調を合わせ、戦後62年にわたり語り継がれてきた戦争体験の証言を軽んじる動きが強まっている。
中国で一兵卒として戦った教訓から「憲法九条を守れ」と全国行脚する財界人の品川正治さん(83)と、40年に及ぶ思想活動を通して培った戦争論や改憲論を展開する鈴木邦男さん(64)が、戦争の「記憶」を伝える難しさ、そして大切さを語りあった。』
品川正治さんは学徒出陣すれば三ヶ月で少尉になれるところを、兵隊として中国を転戦、河南省の許昌で終戦を迎えたそうです。
その体験から、戦争を見るときは兵隊の立場で見てほしい、将校の立場では国民の大多数の立場には立てないと。
また、自民党がめざす改憲は、米国の傭兵になることだと話しています。
鈴木邦男マイラブ
「70年に憲法改正のために自決した三島由紀夫はその檄文の中で「このままでは自衛隊は米国の傭兵になる」と指摘しました。自民党が目指しているのは、まさに米国の傭兵になるための改憲ですよね。今、三島が生きていたら・・・」
品川正治さま
「一番反対するのは三島ですよ。こういう改憲議論には」
鈴木
「品川さんは三島の学友でしたからね。そういう米国が日本に理想的な憲法を押しつけたわけですよね。だったら返そうという気はありませんか?」
品川
「えっ?」
品川
「しかし私は(国の交戦権を否認した)憲法9条2項こそ、現在の世界がもたなければならない理念だと思います。」
鈴木
「9条があったから日本は平和だったと、僕も憲法の効用は認めているわけです。ただ、どこかに悪人が出てきたときに、日本だけが平和ならいいのか。それは利己主義ではないのかと訴えてくる改憲勢力があるわけです。それに対して9条を守るため、どのように人々を説得するのか。」
品川
「その決め手が日米の価値観は違う、ということではないでしょうか。日本の憲法は米国人の命もイラク人の命も一緒だと、堂々と言わなければならない憲法なのです。日本だけ平和ならいいという、一国平和主義とは違う。」
鈴木
「憲法を守る限り、自衛隊は廃止するべきでしょう。」
品川
「自衛隊は戦後の歴史の中で一人の外国人も殺していない。自衛隊と呼ぶかぎり、私は憲法に極めて忠実な組織だと思います。
中国の唐家旋(王様へんつき)国務委員長と会ったとき、彼も確かに同じことを言いました。しかし、9条をなくせば、自衛隊は中国にとって最高の脅威となるはずなんです。
私は、9条2項の旗はもう、ぼろぼろだと思っています。もうひとつ破れるとすれば、集団的自衛権の行使が認められるときでしょう。
それでも国民にはその旗を手放さないでほしいのです。もし、国民投票があったら「9条は変えない」とはっきり意志表示してほしい。そうすれば米国も世界戦略を変えざるをえない。
これは、日本の国民にしかできない世界史の転換なんです。
鈴木
「今は戦争は嫌だと語ることにも勇気がいる時代になってしまいました。僕らの運動の至らなさもあったし、戦場の体験が十分につたわらなかったこともあった。
戦争に行ったおじいちゃんは、いいおじいちゃんのままで死にたいと思って黙り、家族には戦場という殺し合いの場で起きたことを聞いちゃ悪い、という優しさがあったからでしょう。
現実と理想が戦ったら、現実が勝つんですよ。テレビの討論番組で「9条を守ろう」なんて言っても、「北朝鮮が攻めてきたらどうするんだバカヤロー」と反論されて、結局、声の大きい方が勝って終わる。
99%がひとつの方向に流れても、ちょっと待ってというのがメディアの役目だと思います。
99%と1%なら、1%は非国民ですよ。
非国民、反日でいいじゃないですか、新聞は。
僕も非国民と呼ばれたい。いや、もう、呼ばれているかな。」
☆硫黄島のヒットのせいか、今年は戦争をテーマのドラマが多いような気がします。若い人たちの関心も大きくなっていると思いましたが、お二人は戦争体験を語る、聞く、知ることの風化を心配しています。
確かに、教科書での沖縄集団自決に「軍の関与」はなかったとする解釈、あわただしく決められてしまった教育基本法、国民投票法、そのたいろいろ、安倍内閣の指示は急降下なれど、彼は着々といつか来た道へ歩き始めていますよね。
品川正治さまは、昨年、82歳という年齢にあわせて、年82回の講演をしようと決意して実行したそうです。
鈴木邦男マイラブは
「敗戦後の日本が解放だったのか、占領への迎合だったのか、自分の中でどうバランスをとったらいいのかわかりません。だから、実際に戦った人たちにもっと話をしてほしい」と、品川さんに訴えています。
体験した人、その体験を受け継ぐ人、この対談は平和を守っていく日本の進路が見えてくるような、素晴らしいものでした。
最終更新日 2007年08月15日 13時21分00秒
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」
転載終わり。
方向が見えてくるようで嬉しかったです。