全556件 (556件中 1-50件目)
高機能自閉症だと診断されてから7年がたった。診断された当初は、健常児に追いつかせようという思いだけでがむしゃらにやってきた。外国人に教えるように言葉を教えて日本語を習得させた。見えない未来をつかもうともがいてもがいて。やれることならなんでもやってやろうという気持ちだった。そうでもしていないと自分の心のバランスが崩れてしまいそうだったから。7年たって12歳になった息子は一見普通の中学生にしか見えない。普通に会話できるし、パニックを起こすこともない。一人で電車に乗って自分の好きなところに行くこともできる。ギターも弾く、サイクリングにも行く。でも自閉の特性は消えない。彼には言葉の裏の意味がわからない。相手の好みを考えず、自分の好きなことの話を一方的にしてしまうし、人を疑うということができない。親だからわかる。この子を健常の人として働かせるのには無理がある。この子の特性を理解してもらえる場所で働けるようにしてあげなくてはならない。7年かかって気づいたこと。健常、障害にかかわらず、親が目指すのは子どもが幸せな人生を歩めるようにしっかりした土台を作ってやることだと思う。たまたまうちの子には自閉という障害があったけど、目標は一緒。適した場所で働いてお金を得て生活をしていくという道筋を立ててやるのが、私たちにできること。こんなふうに思えるようになったのは、障害を受容できたからなんだろうな。7年かかっちゃった。
2010年06月22日
コメント(5)
受験はペーパーテストと面接。面接は子どもと先生、親と先生と二種類。ペーパーテストは難しい問題ではないので、面接対策に力を注いだ。その練習の最中、何度かおなかを抱えて笑ってしまった。おもしろかったので、記録しておきます。「苦手な教科はなんですか?」「歴史です」「どうして歴史が苦手なんだと思いますか?」「それは…。たぶん、僕が生まれる前のことだからだと思います」決して受け狙いじゃないんです。ほんとにまじめに答えているんです。それだけにぷぷっと笑ってしまう。ほんと、おもしろい子だわ。
2010年02月26日
コメント(1)
4月から中学生になるくりーむ。実は中学受験しました。結果は見事合格!ラッキーでした。だって親御さんはみなさん熱意があってずっとがんばってきたんですもの。うちはたまたまついていただけ。そうそう、お勉強をがんばる学校じゃありませんよ。将来の就労に備えて、ちゃんと働ける人を目指す学校です。実はかなりの高倍率で、だめかもしれないって合格発表を見るまで私自身かなり弱気になっていました。やっと将来への道筋がついたかな。これからは自立した人間を目指して日々精進してまいります!まずは春休み、引越しです。
2010年02月13日
コメント(8)
気がつけば10ヶ月のご無沙汰です。えっと…近況から。くりーむは小学6年生になりました。普通学級でやってこれました。勉強はクラスで中の上くらいでしょうか。めちゃくちゃ悪い点数はとらなくなりましたね。一番悪くて60点から70点。苦手な社会科なんですが。私と夫はくりーむは大学進学を目指さなくてよいと考えるようになってから、勉強はほとんどみてやっていません。本人が「わかんないから教えて」と持ってくるものだけみてやります。だからテストの成績は本人が自分自身で勉強して得たものなので、わたし的には「お、なかなかやるな!」って感じ。とはいえ、くもんの英語だけは続けています。今、高校教材をやっているのですが、これだけは最終教材までやらせたい。なにかしら彼の役に立つこともあるかもしれないですしね。6年間普通学級でやらせていちばんよかったことは、社会性がずいぶん身についたことです。社会の中で必要なマナーなど集団の中で学べたのだと思います。集団の中の一人であるという自覚が彼の中でも育っています。障害があるなしに関わらず、社会の中で必要な常識、マナーは子どものころからしっかり身につけさせたい。そう考えていたので、今のくりーむはほんとよく成長してくれたなあとしみじみ。それでもどうしても健常の子と差を感じてしまうのが、幼さと言葉。6年生くらいになると、大人同様のことを言えます。でも、くりーむにはまだまだ。複雑な文章になると理解できません。それから人を疑いませんからねえ。悪い人にだまされないように気をつけないと。これからはいずれ社会に出て働くことを目指して育てたい。つらいことでもがまんして努力できるような資質を身につけさせたい。世の中に出たら、忍耐のし通しですから。そうそう、もしかしたら私の日記を読まれてがっかりされる方がいらっしゃるといけないので。知り合いの子にアスペのお子さんがいます。その子は勉強もよくできて、話し言葉もしっかりしていて。うらやましいくらいしっかりしたお子さんです。くりーむもこういうタイプだったら、大学進学させてもいいかなと思うのですがね。私が言いたいのは、そういう進路に進むお子さんもいるということです。みんなそれぞれ違いますから。でも、一つ言えるのは社会が変わらないといけないということです。一昔前と比べると障害者に対する社会の目はずいぶんやさしくなりましたが、まだまだですね。障害があっても、社会に参加し自立して生活していける。そんなことが当たり前の世の中にならなくちゃいけない。そう思うのです。
2009年08月21日
コメント(2)
子どもってあっというまに育つ。くりーむは小5になってしまった。くりーむの進路を決めたので、私自身がすごく楽になった。この進路が正解かと問われれば100%ととは断言できないが、それでも間違ったのなら修正すればいい、そんなふうに思える自分がいる。当の本人はあいかわらず元気に学校に通っている。クラスのみんなに愛され、いじめられることもなく、とにかく楽しそうだ。目立つこともなく、集団の中にぴったりおさまれることできるようになった。苦手な社会で30点をとったこともあるけれど、100点をとる科目もあるし、あいかわらずアンバランスさは残っている。でも、社会性はずいぶん身についた。同年齢の子に追いついたかといえばそうではないけれど、でも成長したなと思う。最近は反抗期真っ只中。口答えが多く、いつも私ともめている。苦笑いの毎日。
2008年10月15日
コメント(5)
クラス替え、担任が替わるなど、変化の多いスタートだったが、くりーむは毎日楽しそうに学校に通っている。まずはほっと一安心というところか。心配なので、ごあいさつがてら新担任に電話した。ドッヂボールで当たってちょっと泣いたけどすぐに復活してまた参加した程度で、特にトラブルはないとのこと。まあ、まだ始まったばかりだけどね。なんでも張り切って参加しているらしい。「高学年になったんだし、言われなくてもすすんで勉強しよう」の担任の言葉を素直に受け止め、学校から帰ると早速勉強するくりーむ。疑わないからね。いつだってまっすぐ。「くりーむくん本当にかわいくて。がんばるねってにこにこ言うんですよ」と担任。ベテランで人望も厚い人らしいので、安心して任せられると思う。
2008年04月10日
コメント(0)
くりーむ妹が入院するのでくりーむだけじじばばの家に預けようかということになっている。大人の都合で終業式前に預けようかという話をしていたときのこと。「それはちょっと…」口ごもるくりーむ。「なんで? 東京で遊んでた方があんたにはいいでしょ」「え…でも」「何かこまるの?」「Aちゃんのお別れ会があるから」Aちゃんは転校する予定の女の子だ。今まで彼女の名前がくりーむの口から上がることはなかったので、なんか意外だった。「お別れ会出たいの?」「うん」「どうして?」どうして?と聞いたのは、今までくりーむは何よりも東京を優先する。そっちの方が楽しいと言っていた。「僕、Aちゃん好きなんだ」えーーーーーっ!!!驚いた。そんなはにかんで言うなよ!「ふうん。ママとどっちのほうが好き?」「う~ん。同じくらいかな」そうですか。初恋ですかなあ…。(遠い目)
2008年03月04日
コメント(2)
今日のクローズアップ現代は知的障害者の能力、雇用についてだった。今日のは見てよかった。くりーむの就労について考えることができたから。知的障害を持った青年がパソコンのスキルを身につけ、60社近く回ってやっと就職できたというもの。実は彼らはその性質ゆえに物事をまじめに几帳面に取り組み、仕事の成果をあげることがわかってきたのだ。とはいってもまだまだ現実は厳しいのだけど、こういう番組でもっと世間に認知されてほしい。コミュニケーションに問題を持つこの青年はくりーむとだぶるところがあった。細かいところまで放送されなかったけれど、中学までは特学に行ってその後M校に進んだようだ。
2008年02月20日
コメント(2)
くりーむは10歳になった。4月からは5年生。早いな~(ため息)5歳で診断名をもらったのだから、診断を受けてから5年がたったことになる。振り返って、いちばんつらかったのは3歳くらいからの3年間かな。その頃を知る大学時代の友人は、当時私が痩せてやつれていたと、最近になってやっと打ち明け涙してくれた。そうだね~、確かに痩せてたよ~。今思えば、その体重に戻りたいな~(笑)おっと話が脱線。当時何が辛いかって、未来が見えなかったこと。健常の子の成長曲線が彼には当てはまらないかもしれないという不安。なんか混沌とした得体の知れない沼の中にはまって身動きが取れない感じとでもいうか。そして私の性格というのか、なかなか人に弱みを見せられない。言って改善するものについては言う気にもなるが、言ってもただの愚痴だったりすると聞き手の負担を考え、余計にいえないのだ。だからブログで吐き出してきた。軽はずみに言っていいのかもわからないし、そして私自身も完璧に把握しておらず、胸の中のもやもやはうっとうしかった。そのもやもやが最近だいぶ薄まってきたと思う。肝が据わったとでも言うのか、なるようにしかならんしなあと思えるようになった。5年前はくりーむが私の世界の大部分を占めていたけれど、今は違う。私には私の世界がちゃんとでき、割合的にはずい分健全になっていると思う。それに昔は「私のくりーむ」って思っていたけれど、今は「くりーむはくりーむ」と思えるようになった。彼は私とは違う別の人間。少し子離れかなあ。見えない未来を見るためには、今を一生懸命生きるしかないのだと思う。
2008年02月18日
コメント(2)
最近心の成長が目覚しいくりーむ。昨夜のこと。妹がDSを貸してくれとねだる。今までだと「いいよ」とすぐに渡すことが多かったのだが、昨日は違った。「やだ。まだ始めたばっかりだし」「なんで、けち。私なんか全然やってないんだから」「だめだよ。これ僕のものだし」「いいじゃん。ちょっとだけなんだからさあ!」「じゃあ、ここだけ終わったらね」ガンガン責める妹をよくぞ制した。
2008年02月14日
コメント(0)
同じように自閉の子を持つママとの会話で。「私、うちの子をかわいいって思ったことないんだ」彼女はそううちあけた。彼女はとてもしっかりしていて、一生懸命子どもを育てているようにみえるだけに、意外だった。私は、彼女の心の闇を覗いてしまった。私はくりーむがかわいいと思う。食べちゃいたいくらいかわいいと思う。でも、それはくりーむがちゃんと私の呼びかけに応じ、反応し、応えてくれるからかもしれない。心を通わせているという実感がある。誰もが同じではない。いろいろな理由で愛せないことがあるのだと思う。だからといって、それを責めるだけでは何も変わらない。彼女の子どもは決して重度の自閉症ではない。母子は心を通わせているように見える。でも、彼女はそう感じていないのかもしれない。彼女が私にうちあけてくれてよかった。自分の気持ちにオブラートをかけてごまかすことはできるけれど、それでは心の膿は取り除けない。もし彼女が心にためる膿を少しでも出すことができたのなら、それでいいと思う。愛せないという事実は簡単には曲げられない。彼女がいつか子どもを愛していると心から思える日が来ますように。
2008年02月06日
コメント(2)
いい子のくりーむもついに反抗期に入ったのか。なかなか言うことを聞かなくなった。これも彼の成長なのだろうが、とにかく扱いづらくなった。都合の悪いことは知らない振りをする、うそをつく。スケジュールどおりやっていたこともことごとく『面倒くさい』と言ってなかなかやらない。挙句の果てに『お母さん自分でやったら』と言う。こんなのまだまだ序の口のような気がする。ここからが勝負だ、たぶん。
2007年12月29日
コメント(0)
くりーむのような子が発達検査を受けると、凸凹な結果がでるのは周知の通り。実際の生活の中でも、凸凹がよく見える。【凸なところ】・英語。くもんで中3教材に入る。・ピアノ。年齢相応レベル以上。・パソコン。勝手に覚えるので、使い方を私が聞く。・地図の見方。・学校のペーパーーテスト。【凹なところ】・体育全般。・作文。・話し合い。・図画工作。・友達関係。幼いから対等にはいかない。今思いつくのはこんなところですかねえ。自分の子供だと思うと、普通の子と違うことに凹みますが、よそのお子さんだと思うと、なんかとっても個性的で将来楽しみね!なんて言えちゃうと思う。でもいちばんくりーむのいいところは、とぼけた性格かなあ。う~ん、癒される~。
2007年12月11日
コメント(9)
幼稚園の頃から習ったピアノ。気がつけば5年も続いている。習い始めた当初は先生の指示が通らないこともよくあり、その後、ダメだしされるたびに泣いたり、よくぞ辞めずに続けてきたものだと思う。4年生になった今は、とてもいい子な生徒。練習は必ずやってくるし、先生の指導にもすぐに対応してがんばろうという姿勢が見える。我が子ながらよくぞここまで成長してきたと思います。今の彼ならコンクールにも出られるのではないかと親ばかの私は一人ほくそえんでおります(笑)。携帯小説書いています。興味のある方メールください。公開先をお知らせします。
2007年12月05日
コメント(6)
昨日の日記の続きです。普通学級4年生に通うくりーむです、1学期なんか成績危ない?と思われた危機もなぜか脱出し、今はテストもコンスタントに90点以上を取れるようになりました。が、が、主治医には夏中学に入ったら情緒を考えた方がよいかもと言われています。その理由は、直前に受けたWISKの結果が思ったほどよくなかったことと、対人関係の心配です。中学は他の小学校からも来るし、みんな思春期真っ只中。くりーむに逃げ場がないとかわいそうだろう。という意見から。確かにそうかもしれない。将来的に障害者枠で就職をするのなら、普通学級にこだわらなくてもよいわけだが、でもねいまいち踏み切れない。これがくりーむがまったく勉強もちんぷんかんぷんなら決断もしやすいのだけど、下手にできたりするから私としては迷いが生じる。恐らく今のくりーむでは養護学校に入るのも厳しいだろう。でもなあ、自分でメシ食っていけないならなあ。なんとか道を開いてやらねばならない。そこで相談なのですが、養護学校に受け入れてもらえない高機能自閉の子どもはどのような進路を取ったらよいのでしょうか。経験談を教えていただければありがたいです。ちなみに現在私地方在住なのですが、東京ではどうですか。転居の可能性があるので知りたいと思っています。よろしくお願いします。余談ですが、現在携帯小説で自閉症の子どもをモチーフにした作品を公開しています。こういう子供たちが世の中に存在するということを、多くの人に知ってもらいたいという目的からです。興味のある方はメールで連絡ください。公開先をお知らせしますので。
2007年11月26日
コメント(4)
夏以来すっかり更新していませんでした。というより、このHPにすら足を運ばずにで、久しぶりに来てみた所、ご心配していただいたことを知り、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。さて、夏以来なぜ更新が滞ったか……。まず、第一に実家に帰っておりパソコンと離れていたこと。第二に主治医に言われたことでへこんでいたこと。第三に趣味の携帯小説を書くことにすっかりはまってしまっていたこと。この三つの理由が大きいです。二番目の理由、気になりますよね。教えちゃおうかな……。くりーむももう4年生。そろそろ将来の道筋も立ててあげないといけないだろうという話になり、いずれどんな手を使っても手帳を取ったほうがいい。将来のことを考えたら本人にとってそっちのほうがいいだろうと言われたんです。そして中学も情緒学級を選んだほうがいいかもとも。へこみましたよ。だってもしかしたら普通にやっていけるかな~なんて淡い期待を捨てきれずにいたのですから。勉強も相変わらずよくできているし、だからなおさらね。そんなこんなですっかりへこんだ私は楽天に行く気力もすっかり失せ、携帯小説執筆に逃避していたんです。あはは。この携帯小説、素人の駄作なんですが、自閉症をモチーフにした作品で、自分の思いがつまっています。興味を持たれた方いらっしゃったら、メールしてください。公開先をお知らせしますから。そうだ、心配の書き込み、メールを下さった皆様、これから少しずつ返事を書いていきますので、待っていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
2007年11月25日
コメント(2)
夏休みが始まっちゃいました!初めが肝心。規則正しい生活をという私の心は早速空回り。起きやしないわが子たち。それでも7時半には無理やり起こし、無理やりごはんを食べさせた。で、町内を一回り散歩させて、宿題。宿題しないと遊びに行っちゃいけないよ!くりーむにはやらせるつもり(弱い!)の課題がたくさん待ち受けている。よくがんばったね!と言える夏休みにしたいわ。
2007年07月23日
コメント(6)
前回の日記で、テストの点数は心配ないみたいなことを書いたのだけど、今心配だらけの状態になってしまいました・・・。国語20点を筆頭に、得意なはずの算数も65点とかで、ショックで言葉もありませんでした。唯一救われるのは、本人がそれでパニックを起こすこともなく、「まあいいか」と流しているところなんですが。4年生から勉強も難しくなるとは聞いていたけれど、こうはっきり数字に表れるともっとびっちりついてやらせたほうがいいのだろうか・・・。と思ったり、もうあきらめて自由にやらせたほうがいいのだろうかと悩みます。本人の得意な英語の授業があってよかったです。そこでなんとか自尊心を保っているのかもしれません・・・。
2007年07月20日
コメント(6)
久しぶりの更新です。最近のくりーむ、元気で落ち着いています。学校のテストも国語以外は90点か95点を取れるようになりました。国語は80点平均くらいですね。この結果を見る限りでは安心できるのですが、心配なことも相変わらずあります。もうこれはずっとなんですが、幼い!顔立ちもそうだけど、話し方や言ってる内容が1年生レベル。昔よりずい分よくはなったけど話は飛ぶし、人と違ったことをやりたがる。学校でも目立たなければいいものを、何か言って目立ちたがる(汗)本人はみんながドン引きだって注目される方が嬉しいとのこと。おそらくドン引きには気づいていないせいだと思うのだけど。まあ、こうして愚痴を言いながらも、母も最近はそういう息子に麻痺していて「まあいいや」とあきらめちゃってるところもあるんだけどね。どんどん強くなる私・・・?
2007年07月04日
コメント(2)
お友達に誘われて高機能自閉症の成人の方の講演会に行って来ました。実は講演会に行くのは初めてなんです。なんで今まで行かなかったんだろう・・・。今回のは当事者の話だったので、張り切って行ってきました。感想はすごく楽しかったです。くりーむと興味のツボが一緒なので、母としてはとても共感できるおはなしでした。電車、地図、路線図、船、乗り物に非常に興味があり、それがあると心が落ち着くそうで、ご自分の話をされているのに、ときどき脱線されて電車や船の話になってしまうのですが、これがとても饒舌で。時折会場から笑いが漏れる、すてきな講演会でした。その方は大学院卒なのですが、普通の就職は難しいらしく、まあそれもそうだなと。うちの子もありうることだな、と思いました。でも何よりも嬉しかったのは、その方がとても楽しく人生を過ごしていることです。くりーむが将来普通に就職できないとしても、こんなふうに楽しく生活をしていられるのなら、私はそれで十分だと思います。それにしても後味の良いさわやかな講演会でした。機会があったらまた行きたいです!
2007年06月13日
コメント(8)
夕方くりーむと妹ちゃんが見たいテレビ番組を取り合ってけんかになった。「おいしいハンバーグを作ろう!」みたいな番組をくりーむが見ていたのだが、CM中に他のチャンネルにかえたりしていたところ、妹ちゃんが「ツバサクロニカル」がやっていることに気がつき、テレビの前に張り付いて押したり押されたり、うちでは珍しく結構もめた。普段多少の口げんかはあるが、手を出すことはまずない。あるとすれば、一方的に妹ちゃんが手を出すくらいで、まあたかが知れている。今日のようなチャンネル争いの場合、妹ちゃんにうまく言いくるめられ、くりーむが譲る羽目になるのが常だった。しかし、今日はその口車に乗ることなく抵抗を続けていた。案の定、妹ちゃんが先に手を出し、手を出せないくりーむが「おかあさ~ん!」と助けを求めた。「あんたたちの問題だから二人でなんとかしな。」ただこのままだとくりーむは一方的にやられるだけなので、一言応戦した。「やられたら多少はやりかえしてもいいんじゃない。」そのせいか、最後までゆずらなかった。もちろん妹ちゃんに手を上げることはなかったが、テレビのスイッチのところから絶対に手を離さず、「ハンバーグ」の番組を死守した。いつもと勝手が違うし、私が一言くりーむに応戦したことに腹が立ったらしく、妹ちゃんはリビングから出て行ってしまった。そしてなかなか戻ってこない。私は気がつかない振りをしていたが、「お母さん、妹ちゃんは?」くりーむが気がついた。「ツバサクロニカル見せてもらえなかったから、怒っちゃったんだと思うよ。」くりーむ、ソファーから立ち上がって、妹ちゃんを探しに出て行った。隣の部屋から声が聞こえる。「ねえ、妹ちゃん。妹ちゃんてばー。なんで気がついてくれないのよー!」おそらくシカトしているのだろう。「お母さん!妹ちゃんが気づいてくれないよー!」怒っているからシカトしている、という図式が思い浮かばないらしい。「気づいてないんじゃなくて、怒ってるから知らん振りしてるんだってば!」一度はあきらめてリビングに戻り、ハンバーグのテレビを見るくりーむ。さっさと切り替えて妹ちゃんが怒っていることも忘れているかのようにテレビを楽しんでいる。「あんた、もう妹ちゃんのテレビにかえてあげてもいいんじゃない。弱いものにやさしくするのが男でしょ(くれよんしんちゃんのDVDでそんなことを言っていた)!」あわててチャンネルを替えるくりーむ。しかし無常にもエンディングの歌が流れていた。また妹ちゃんの元に行くくりーむ。「妹ちゃん、ごめんってば。許してよー。IQサプリも始まっちゃうよ。ロールケーキも食べようってば。」ようやく妹ちゃん、戻ってきました。目にいっぱい涙をためて。「悔しい気持ちはよくわかるよ。でも初めくりーむが見ていたテレビを無理やり変えようとしたのはあんただからね。」また涙ポロリの妹ちゃん。妹だからいつも譲ってもらえるとは限らないんだ。わかってね。
2007年05月05日
コメント(2)
さっきくりーむの机の引き出しを開けて驚いた。いちばん薄くて、幅の広い、ちょうど膝の上に当たる部分。引き出しの中は何も入っていなかった。代わりに、鉛筆で引き出しにじかにこう書いてあった。「タイムマシン」文字と一緒に四次元空間を表現したいのか、時計がいくつか描かれていた。
2007年04月22日
コメント(8)
自閉症と診断されてからいろいろなことを子どもに教えてきた。その中の一つが、正しい表情。みんなが悲しんでいるときに笑ったりするのはいけないこと、相手が怒っているときにはあやまること・・・など、場面場面に応じた表情は欠かせない。診断された時点で、おそらくこの子は場に適した表情を作ったりリアクションをすることが苦手になるだろうと予測できていたので、事あるごとに教えてきた。くりーむの表情は、意識的に作られているものが多い。3年生の修了式の日、担任が転出することが決まっていた。おそらく、クラスメイトたちは悲しみ、泣く子も出てくるだろうと予測できた。だから前日、くりーむに言った。「くりーむ、明日、先生がいなくなっちゃうからみんな多分泣くと思うんだ。先生も泣くかもしれない。」「俺、泣かないよ。」「そういうときは泣いていいんだよ。悲しいと思う気持ちを出すことは恥ずかしくないんだから。だからね、みんなが泣いたとき、くりーむが笑ったりしたら絶対にいけない。それはマナー違反だから。周りを見てね、たとえ自分は悲しくなくても、みんなが悲しい顔をしていたら、くりーむも悲しい顔をしなくちゃいけないんだ。」「わかった。」修了式の日、家に帰ってから聞いてみた。「くりーむ、みんな泣いたでしょ。」「うん、でもぼくはなかなかったけど。」「で、あんた、みんなが悲しんでいるときどんな顔してたの?」くりーむ、おもいっきり眉毛を下げ目を閉じ、情けない顔をしてみせた。なんか学芸会で演技してる子どもみたいだよ。
2007年04月19日
コメント(4)
4年生になりました。クラス替えはないので去年と同じ仲間。担任の先生だけが替わりました。とってもいい先生らしいです。私はまだ直接お目にかかったことはないのですが、前評判の高い先生なので、ほっとしています。今のところ、順調に毎日が過ぎています。先日自転車教室なるものが学校であって、登校時に希望者は自転車を押しながら来ること、ということでした。もちろんくりーむは「俺、明日自転車持ってく!」とはりきり、翌朝自転車を押しながらの登校となりました。私は念のため妹ちゃんと数メートル離れて監視しながら登校。学校に着くとたくさんの自転車が校庭に並んでいました。ボランティアのおじいちゃんがたが、誘導してくれています。たくさんの子どもたちが自転車を持ってくるのだからなかなか裁ききれず、おじいちゃんがたもくりーむに気がつきません。で、「どうするかな?私が出て行ったほうがいいかな」とやはり数メートル離れたところで様子をうかがっていますと、はじめは自転車を持ってうろうろしていたくりーむですが、意を決して、「すみません。4年生の自転車はどこにおいたらいいんですか?」と大きな声で聞くことができました。「4年生はあっちだよ」とおじいちゃんに教えられ、4年生の自転車置き場に向かうくりーむ。そこでクラスメイトTくんに遭遇。「くりーむ、おはよう!」「おはよう。」「自転車持ってきたのか?」「うん、でもこれどこに置いたら・・・」「こっちこっち、ここに並べとけばいいんだよ!」と教えられ、それをも見届けて私は家に帰りました。Tくんはちょっとやんちゃな男の子。くりーむとプロレスごっこをしてよく遊んでいるようです。プロレスごっこも本気ではやらない。ちゃんと手を抜いて戦ってくれるのです。いい1年を送れそう!な予感がした一日でした。
2007年04月18日
コメント(4)
この前小学校に入学したかと思ったら、4月からもう4年生になっちゃうんです。ほんと、怖いくらい早いです(汗)。3年生修了の今、ずいぶん成長したと思います。相対的な比較をしちゃうとへこむんですが、本人としてはよくぞ成長してくれたと拍手を送りたいです。振り返ってみて気がつくのは、本人なりの成長のスピードがあって、これにあわせて刺激してあげるのが最も効果的だということです。成長を追い立てるようなことはもっとも無意味。かといって放っておくのはもったいない。マラソンに伴走してあげるのがいちばんていうことでしょうか。ゆっくりのんびり成長を見守るのが今の私の役目です。
2007年03月23日
コメント(10)
あるお店に身長計があった。小学生になると学校の身体測定以外なかなか計る機会がない。くりーむもマシュマロちゃんも張り切って並んだ。くりーむ136センチ。なぜかノーリアクションのくりーむ。そして今朝。「あー、早く140センチになりたいなあ」「どうして?」「ディズニーシーの火が出るジェットコースターに乗りたいから。」そうなんです。夏休み行ったときは当然140センチに届かず、次回リベンジを誓っていたのを思い出しました。うまく行けば次の夏休みに願いは叶うか?厚底スニーカーを履かせればいけそうだけどね。
2007年03月19日
コメント(1)
前から気にはなっていたんだけど・・・。聴覚に続き、嗅覚も過敏だと思うんです。以前、ご近所にお邪魔して私がながーく話し込んでいたとき、くりーむが迎えに来ました。「あら、くりーむくんも上がっていったら。」「いえ、いいです。」とかたくなに上がらない。結局私を残してすごすご家に帰って行ったのですが。そのお宅にあがらなかった理由は「くさいから」くさいって・・・くさいんじゃないんです。その家独特のにおいというか、ありますよね?そのにおいが耐えられないらしいんですよ。決して人様の家に「くさい」なんて言っちゃいけないと教えましたが、冷や汗ものです。続いてもう一つのエピソード。休みの日の午前中、PTAの役員活動があって、あるお宅(前述のご近所とは別の方)に小一時間お邪魔して帰ってきてからのこと。くりーむの隣に座ると、くんくんとにおいを嗅ぎ、「くさい」と一言。で、私が脱いだ上着にファブリーズをシュッシュッ。私、唖然としてしまいました。こんな感じで友達の家にも上がれないらしいんです。「くさいから入れない。」だからもっぱら友達を呼ぶ一方なんですが、まあそれはいいのだけど、でもねえ。このくさくて上がれないのは、個人のお宅だけ。公共の場所や、レストランや、ホテル、それにおじいちゃんの家なんかは大丈夫。でも私も子供のころそんな記憶がかすかにあるんです。社宅に住んでいたんだけど、ある家だけは入れなかった。甘いような生ぬるいにおいというか、とにかくそこの家に入ると吐きそうな感じがしたことはしっかり覚えています。これは高機能に限らず、一般の人にもあることなのかしら?
2007年03月18日
コメント(6)
ご無沙汰しています。お元気でしょうか?ここ最近ずっとこのHPから遠ざかったままでした。嬉しいことにくりーむ関連の事件がなく、うそのように平和な日々が続いています。先生から連絡帳に何もかかれていませんし、たまに学校で先生に会っても「とっても落ち着いて勉強しています。なにも問題ありませんよ」と嬉しいお言葉ばかり。ちょっと怖いくらいです(笑)。そろそろ本人が周りとの違いを認識してもいい頃だとは思うのですが、その気配はまだないです。まだかな~?ちょっとおもしろいことがあったので、そのことを書きますね。クラスの子(男2、女1)が遊びにきていました。あいかわらず、くりーむは幼い言動でお友達は「しょうがねえな」みたいな。なにかの話で、マシュマロちゃんがくりーむの自慢をしだしました。「くりーむはねえ、すごいんだよ。中学生の英語を習ってるんだから!」マシュマロちゃんは鼻息荒く語っています。くもんの英語G2教材をやっているだけなんだけどね。「へえ、みかけによらないね~」とお友達。私、おかしくて仕方がありませんでした。だって本当にみかけによらないもの。こんな感じの日々です、最近は。
2007年02月08日
コメント(8)
担任から電話がありました。給食時、欠席者が数名いてデザートがいくつか残ったそう。いつもどおりじゃんけんで勝った子が食べられることに。もちろんくりーむもじゃんけんに参加。いつもは負けたとしても「しょうがない」とあきらめるくりーむなのですが、昨日は違ったみたい。じゃんけんで敗れると大泣きしてみんなを困らせたそう。クラスの女の子が自分の分を譲ってくれてくりーむは現金にも立ち直った。が、一人の男の子が「くりーむばっかり、いつもずるいよ!ぼくだって食べたいのに」とふくれてしまった。そうなんです。正論です。なんでくりーむばかり優遇されるのか・・・不満がでるのが当然です。だってまだみんな3年生。食べたい気持ちはみんな同じ。なのにいつもくりーむにはみんな甘い。そんなのまちがってる!くりーむも大多数のお友達も私も担任も、くりーむには甘い。それがいつの間にか当然のことのように思われてしまっていた。でもちょっと待って!たとえくりーむにハンデキャップがあったとしても、なにか間違っているような気がする。くりーむだってお友達が食べたいと思う気持ちを理解できるようになった方がいい。このまま甘やかされて当然の雰囲気は将来を考えるとかなり危険なことだ。担任も私の意見と同じだった。今日の献立表を見ると、また魅力的なデザートが入っていた。で、くりーむに言ってみた。「昨日くりーむは泣いてずるをしてお友達からデザートをもらえたよね。でも他の子もほしかったんだよ。もしほしい子が全員くりーむみたいに泣いたらどうなるの?」くりーむはバツが悪そうな顔で聞いていた。「だから、今日のデザートがもし残ったとしても、昨日もらえなかった子に譲ってあげないといけないよ。みんなも食べたいんだもんね。」そう言って送り出した。帰ってきて聞いてみたら、やっぱり2個デザートが残ったらしいが、「ぼくは昨日お替りしたから、今日はやめとくよ。」と言って、じゃんけんには参加しなかったらしい。くりーむがそう言うことで、昨日不満を感じた子の気持ちがやわらげばいいな。譲ったり譲られたり、いつかはそういうことが自然にできるようになってほしい。
2006年12月08日
コメント(4)
今日は雨だった。しかも月曜日。雨の月曜は調子が悪い。過去を振り返ると学校で困ったチャンになるのはたいてい雨の月曜日。2日続けての休み明けの月曜日は朝の目覚めが悪い。いつもなら日曜の夜は早めに寝かせるのだけど、昨日は私の用事があって帰るのが遅くなり、寝る時間も遅くなってしまった。よって条件はさらに悪い。しかも起きたら雨。連絡帳にもしかしたら・・・と書いて送り出した。雨の日は傘を差さないといけない。そして洋服が濡れるリスクが高い。洋服が濡れることがくりーむにはストレスだ。だから雨の月曜は二重苦になる。学校から帰ってきて連絡帳を見たら、予想通り困ったチャンだったらしい。何度か涙したようだ。でも救われるのは、自分で気持ちを切り替えて立ち直るまでの時間が早くなってきていること。そうさ、こんな日もあるよね。
2006年11月27日
コメント(4)
久しぶりのブログです。いろいろ忙しくしていてなかなか書けませんでした。気がつけばくりーむは9歳、3年生。2学期もあと一ヶ月。最近の変化。金魚に話しかける。「おーい!餌はあっちにあるぞ、早くいけー!」「ちょっと遊んであげようか?」と水槽の前で怪しいダンスをしたり・・・。金魚を相手に、相手の立場を気遣っている行動が少しずつだけどとれるようになっていることを感じます。学校でも落ち着いていて、授業にも参加しているみたい。ネックだった涙も最近は見せていません。この前はクラスでただ一人テストが100点でみんなにほめてもらえ上機嫌でした。5歳で診断された頃は、先が見えず不安でいっぱい。ただただその日その日を過ごすだけで精一杯だったけど、あれから4年。長い目で見ればちゃんと成長を遂げているんです。もちろんまだまだ健常の子達と同じようにやれないこともたくさんあるけれど(作文とか絵)、まあそれはそれでいいよね、と思えるようになったわたしです。もちろん先はまだまだ長いけど、がんばりすぎずがんばるを心がけていきたいなあ。きれいにまとめすぎ?
2006年11月21日
コメント(6)
マシュマロちゃんはくりーむの一つ下の妹。小学校2年生。生まれたときからくりーむと付き合い続けているわけだから、一番の理解者でもある。マシュマロちゃんにはくりーむの障害名等は伝えていない。でもくりーむが療育や病院に定期的に行っていることはもちろん知っているので、ちょっと前にこう説明してある。「くりーむは頭の中の回路が普通の人と違うんだよ。だからすぐ泣いちゃったり、小さい子みたいなことを言ったりするんだよ。その回路がうまくつながるように病院とか行っているんだ。マシュマロちゃん知ってた?」「なんかへんだな~って思ってたよ。でもくりーむテストで100点取るし、英語しゃべれるし、なんでなんだろう?」「全部の回路がうまくつながっていないわけじゃないんだよ。すご~くよくつながっているところもあるし。それが英語とかなのかなあ。」「くりーむ、かわいそうだね。」「そうか、そう思うか。」「くりーむ、そのこと知っているの?」「ううん、まだ言ってないんだ。だってくりーむのこともだもん。脳の回路がうまくいっていないなんて言ったら、さぼりそうじゃない?それにショックかもしれないし。もうちょっと大きくなってくりーむの気持もお兄さんになったらお母さんから言おうと思っているんだ。」「そうだね、まだ言わない方がいいと思うよ。絶対さぼろうとするもん!私も言わないでおく。」「ありがとう。だからくりーむが困っているときマシュマロちゃんには助けてあげてほしいんだ。助け方も難しいんだけど、なんでもやってあげたら本人のためにならないでしょ。くりーむができるように少しだけ助けてあげるようにしてね。」確かこんな会話を去年した。
2006年10月12日
コメント(4)
「のだめカンタービレ」のコミック本を読んでいたら、主人公のだめちゃんがアニメのフランス語版を集中して見続けてフランス語を習得する場面があった。のだめちゃんは天才的ピアノ弾きなんだけど、譜読みが苦手でもっぱら耳から聞いて弾く。これはマンガだし、のだめちゃんは自閉症でもなんでもない。でもかなり個性的でオタクなところもあるので、自閉的要素は持ち合わせているのかもしれない。そこでちょっと思った。絶対音感と語学の習得って共通点があるのかも。自閉症の人で、ものすごい記憶力で本一冊をお経のように唱えちゃような特殊な能力を持っている人がいる。うちはそこまではいかないけど、まだ言葉のコミュニケーションがままならない幼児の頃、お気に入りの本は一冊暗記していてぶつぶつ言っていた。英語の子供用の辞典とCDを渡したらこれもすぐインプットした。でもそのときはコミュニケーション能力がないので、会話が成り立つわけもなく、やっぱり独り言。その後ピアノを習わせたら、やっぱり耳がいいことが判明。自閉症の多くがそうであるように視覚優位でもあるから譜読みも強いけど、記憶に残った音の再現は得意。電車の車内アナウンス時にかかる音楽の再現がお気に入り。難解なピアノ曲を聴いて再現できれば天才なんだろうけど。そこまでは至らない。で、数年たち現在。日本語のコミュニケーション能力は年齢相応とはいかないものの、それなりに普通学級でやれる程度までは成長。で、学校で英語の授業が始まり、今まで蓄積してきたものを一挙に爆発させている。ピアノは表現力の問題を抱えながらも、譜読みは強いし、相変わらず耳もいい。くりーむは脳の回路が人と違う。普通の人には簡単なことができなくて、普通の人には難しいことが簡単にできてしまったりする。でも結局はコミュニケーション能力を磨かないと、いくら暗記ができたり耳がよくても、生活の場では生かせない。自閉の子にはそこがネック。というより、コミュニケーション能力がないから自閉なんだけど。それでもその下手なコミュニケーション能力をそれなりにでも向上させれば道は開ける気がする。才能を磨きつつ、苦手克服の努力を継続。これが生きる道か?
2006年10月11日
コメント(10)
まもなくある持久走の大会のために学校あげてみんな走る練習をしている。先日たまたま学校の近くを歩いていたら、子供たちが集団で走っていた。よく見るとくりーむの学年で、学年全体でタイムをとっているようだ。金網越しに見ていたら、くりーむがいた。3,4人のビリ集団のなかで一生懸命走っている。私は心の中で「がんばれ~!」と応援。すると子供たちの声がした。「くりーむくん、がんばってー!」何十人ものこどもたちが必死に応援してくれていた。その声に後押しされるかのようにくりーむはがんばって一人抜いてゴールした。そしてまた歓声。金網越しにうるうるしている私。ビリ集団のほかの子たち、ごめんね。くりーむだけひいきされているみたいだもんね。そしてありがとうね、みんな。子供たちに支えられているくりーむなんだなあ。あとで担任に聞いたら、応援していてくれたのは、今同じクラスの子達と去年同じクラスだった子達だったそう。ほんと、ありがとう。
2006年10月06日
コメント(6)
3年生になってからなかなか100点がとれなくなってきていた。本人も気にしている様子もないし、間違った問題をもう一度解かせるとできるのでさほど気にはしていなかった。もともと自分からテストの答案を見せる子じゃなかったし、こういう感情が育っていないのかなと考えていた。最近立て続けに100点の答案を持って帰ってきた。驚いたのは、ランドセルを開けて本当に嬉しそうに答案を持ってきたこと。「ねえ、すごいでしょ?先生もはなまる書いてくれたんだよ!100点は10人だけだったんだよ!」変な言い方だが、3年生になってから少しずつだけど人間的な感情が育ってきたような気がする。喜びを表現する。怒りを表現する。驚き、悲しみ・・・自然と湧いてくる複雑な感情を言葉にしようとしている。1,2年生の頃はノーリアクションなことが多かった。その頃は、この子はきっとずっとこうなんだろうなと未来を予測していたのだけど、今考えれば、表現方法を持ち合わせていなかっただけで、今ほどではないにしても感情は動いていたのだと思う。表現のしようがなかったからノーリアクション。それは本人にしたらとてもつらいことだったろう。100点の答案は算数と理科。2つとも学校外では学習していない科目だ。ということは今年はちゃんと授業を聞いているのだろうか。3年生になって授業に参加できるとは思ってもいなかった。
2006年10月04日
コメント(2)
放課後クラスの友達が7人来た。4人は約束していた子。3人は突然やってきた子。男子5人、女子2人。私は下の部屋で仕事を片付けながら、子供たちの会話にときどき耳をそばだてる。うちの子たち2人をいれると9人の子供が遊んでいることになる。さすがに1つの遊びをいっしょにはできないらしく、2,3グループに分かれて遊んでいるよう。くりーむは初め女の子たちとおにごっこをして遊んでいたけれど、「すみません!ぼくいっぱい走って疲れちゃったからちょっとぬけまーす!」と言って下に降りてきた。遊びから抜けるときはちゃんと断りを入れられるようになったのねとしみじみ。そのうちに9人が全員降りてきて、下の部屋で遊び始めた。カードゲームとフレンドパークに分かれてそれぞれ遊ぶ。くりーむはもちろんフレンドパークで遊んでいたのだけど、途中女の子たちに「くりーむくん、もう一回鬼ごっこ2階でしようよ!」と何度か誘われていたが、「だめだよ、ぼくこれで遊んでるんだから!」とちゃんと自分の意思を伝えていて、私はまたしみじみ。9人を家に収容するのが限界だわ。これ以上増えないように何か策を考えないとね。いい考えありますか?
2006年10月03日
コメント(0)
くりーむ妹が『カードキャプターさくら』にはまってコミックを集めている。テレビでやっていたころから見ていたんだけど、コミックを手にしてからくりーむは一段とこのアニメが好きになったようだ。この中に「ともよちゃん」という髪の毛の長いかわいらしい女の子が出てくるのだが、くりーむはこの子がお気に入り。で、最近のお気に入りの遊びは「ともよちゃんとの会話ごっこ」。私がともよちゃん役を、くりーむは本人役で何気ない会話を楽しむのだ。例えば・・・「くりーむくんはどんな勉強が好きなの?」「ぼくは国語と算数だよ。」「えっ、国語?なんか意外!」「国語は漢字が得意なんだよ。」「すごいね。くりーむくん私のどんなところが好き?」「〈テレながら)かわいいし、髪が長くてリボンとかつけてるし、全部好きだよ!」「じゃあきらいなところは?」「ないよ!きらいなところなんてないよ!」こんな感じで、誰にも聞かせられないような甘いトークをして遊んでいるのです。ほとんど妄想?フィギュアの存在とか知ったら集めだしそうなので、とりあえず秘密にしておきます。
2006年10月02日
コメント(2)
昨日は学校の帰りに習い事に行く日だった。渡すものがあったので、昇降口のところでくりーむを待っていた。・・・が、なかなか出てこない。15分ほどして教室に入ろうか迷っているときにくりーむが出てきた。なぜか泣き笑いの状態。この時点でたぶんパニックを起こして、教室に残っていたんだなと分かった。先生も一緒に来られたので、話を聞いた。昨日校庭は前日までの雨でところどころ水たまりができていた。昼休みに遊んだときに水たまりにはまって靴下までびしょぬれになってしまったらしい。去年までだったらこの時点で泣いていたのだと思うが、今年は濡れた靴下を教室の窓際に干しておいて5時間目の授業を受けたようだ。ところが5時間目が終わって靴下を履こうと探したが靴下が見つからず、風が吹いていたので外に飛んでいってしまったらしいことがわかった。靴下が見つからない時点で本人はもうアウト。パニックを起こし、どうしようもなくなった。クラスの子が靴下を捜索して靴下は無事に見つかったのだが、いったん起こしたパニックはなかなか収まらず、教室で先生とクラスメイト数人で落ち着くのを待っていてくれた。クラスの中でもやんちゃで問題児っぽい男の子が一生懸命くりーむをなぐさめていたのに感激してしまいました。いつも乱暴な口調でちょっと悪い子と思われがちなその子が、くりーむの目線に立ってやさしく「大丈夫だよ」と寄り添ってくれていた。靴下が飛んでいってしまったことはめったにないことだけど、これからだって予想外のことはいくらでも起こる。そこで、ちょっと考えた。「くりーむさ、靴下が飛んで行っちゃったのは悲しいよね。困って泣きたくなるほどつらいよね。でもさ、靴下が飛んで行っちゃうのとお母さんが死んじゃうのとどっちのほうが悲しい?」「お母さんが死んじゃう方が嫌だよ!」「でしょ。靴下が飛んで行っちゃったことは、お母さんが死んじゃうのと比べたらどうってないことなんだって。だからさ、もしまた泣きたいくらいつらかったり困ったりした事があったら、お母さんが死んじゃうよりましだからいいやって考えてみたら。」その晩早速公文の教室にCDを忘れたことに気がつき、泣きそうになったけど、「ちょっと待って!お母さんが死んじゃうのと比べたらCD忘れたことなんてどうなの?」「まあいっかだよね。」まだまだ不安定だけど、これから困った事があっても自分の中で気持を消化していかないといけない。その手助けになってくれたらいいのだけど。ということもあって私は絶対に死ねない。
2006年09月29日
コメント(12)
昨日は一日中強い風と大雨でうんざり。今朝ごみだしをしに、家の裏に回ると、怪しげな紙が一枚落ちておりました。手にとって笑っちゃいましたよ。「明日はぜったい晴れにして下さい」という文の下に大きな太陽が書かれていたのです。こんなことをするのは以前だったら絶対マシュマロちゃんだったのですが、遅ればせながら今、くりーむがピークのようです。そういえばやたらとてるてるぼうずを作っていたし、昨日2階の窓を開けて怪しい行動をとっていた。「何で雨なのに窓開けてんの?早く締めなさい!」くりーむぎくりとして、「換気のためだよ!」あれは、2階の窓から外壁に自分で書いた神様へのおねがいの紙をセロテープかなんかで貼り付けていたところだったんだ。まんまと騙されてしまいました。神様へのお願いは届いたらしく今朝は快晴でした!
2006年09月28日
コメント(0)
昨日も友達を誘ったようで4人の男の子が遊びに来ました。くりーむ、マシュマロちゃんを合わせて6人で、2階に行ったり下に降りてきたり庭に出たり・・・。わいわいがやがや楽しそうでした。みんなが帰った後マシュマロちゃんから聞きました。2階の子供部屋はマシュマロちゃんと2人で使っているので男の子用と女の子用おもちゃがごちゃごちゃあります。そこにおもちゃのミニキッチンがあるのですが、一人の男の子が興味を示し、「おかまみたい?」とテレながらも夢中で遊んでいたそう。そのあともう一人も「女みてえだなあ」と言いながらも参加。そのあとセーラームーンの変身用の音のでるおもちゃを発見し、恥ずかしながらもまんざらじゃなさそうな顔で変身ごっこを楽しんでいたそう。男子5人でセーラームーンのおもちゃで遊んでいるのを想像したら噴出しちゃいました。3年生にもなるとちょっと大人びた遊びをするのだろうから、くりーむの家に来ても面白くないだろうと気にしていたのだけど、かえって新鮮なのかもしれませんね。最後はプラレールをひろげて、ちゃんときれいに後片付けもして(言われなくても)帰って行きました。こういうところはやっぱりすごい!と思っちゃった。うちはよその子のうちに遊びに行く事がないから、こんなふうにきちんとあいさつをして遊んで片付けて帰ってくることなんかできないのではないかしら。
2006年09月27日
コメント(2)
くりーむは学校の名札を2つ持っている。一度なくした事があって学校で買わせたからなんだけど、そのときくりーむが自分で名前を書いたので、そっちはものすごい達筆!で、もう1つは私が書いたもの。一度なくして以来、名札がなくなることはなく、くりーむは私が書いたほうの名札を学校にしていっているようだった。それが昨日の朝、学校に行こうとしたら、名札が見当たらない。月曜の朝にありがちなんだけど、家の中が散らかっていて雑然としているから、たぶんどこかに紛れ込んでいるのだろう。でも時間がないので、くりーむ直筆の名札をしていくように勧めた。ところがいやがって、もう一つの方を探そうとする。「なんで、いいでしょ、名札は名札なんだから!」「いやだよ~、こんな汚い字で書いてあるんじゃだめなんだよ~!」普段から字が汚いくりーむ。字が汚い自覚なんてないんだろうとばかり思っていたのだけど、そうでもなかったのね。自分の字が汚いと分かっていてもきれいに書けないのね。なんか悲しい!結局きれいな方の名札は見つからず、渋々汚い方の名札をしていきました。翌朝になって、きれいな方が見つかり、たいそう喜んでおりました。
2006年09月26日
コメント(4)
ちょっと前の話になるんだけど・・・。夏休みマイカーで高速道路を走行中、くりーむが「おなかが痛い!」と腹痛を訴えた。あわてて近くのSAで降りてトイレへと駆け込んだ。突然のひどい下痢だったんだけど、くすりもないし、どうしよう~!!インフォメーションセンターでどこかくすりを売っているSAを紹介してもらおうと思ったら、ラッパのマークの正○丸をもらえました。あの独特のにおいだし、果たして飲めるのだろうか、と心配したのですが、「くさいよ~」と文句は言いながらも無事飲む事ができました。その後、便意を催すことなく無事目的地に着いたんだけど、後日「ぼくね、がんの薬飲んだんだよ!」とくりーむ。確かにがんのくすりなんだけどさあ・・・知らない人が聞いたら驚くでしょうが!
2006年09月25日
コメント(4)
変な書き込みやトラックバックがいやで、勝手に楽天ブログ/インフォシーク日記登録ユーザーのみ に制限してしまいました。ごめんなさい。登録ユーザー以外でも書き込んでくれた方たちがたくさんいたので、ものすごく悩んだんですが、当分の間制限しますのでご了承ください!
2006年09月24日
コメント(2)
最近休みの日の朝食はくりーむがホットケーキを作ってくれる。豆乳で粉をといて、油はエコナ。一応健康に気遣って。私はソファーに座って新聞を読んでいるだけ。時折「きゃー、粉がこぼれちゃった!!」なんていう叫び声が聞こえたりもするけど。私がついて作るとどうしても手を出しがちだから、失敗しても何してもおまかせすることにした。自分の力だけで作ったホットケーキは格別らしい。マシュマロちゃんと並んで食べてます。お昼は余分に作ったホットケーキとお弁当を持って公園で食べました。いい休日です!
2006年09月23日
コメント(4)
なんだかすっかりごぶさたしております。気がつけば、もうすぐ10月・・・。最近くりーむくんの調子が悪いんですよ。反抗期とでも言うのかな・・・今までとはちと違ってきて素直なよい子だけではなくなってきました。学校ではすぐ「やりたくない」「めんどうくさい」「もううちに帰る」と言って先生を困らせているらしい。もちろん本人がそんな事言うわけもなく、先生からの電話で真相を知ったのですが。ごねてやらないわけではなく、結局はやるらしい。毎時間そうだというわけでもなさそうです。積極的に発言したり、クラスで一番早く問題を解いたりして誇らしげにしていることもあったり。でも必ず一日に一回は反抗的な態度を取るらしいのですよ。公文でも似たような状況で、いっそのこと辞めてしまったらいいのにと諭したのだけれど、「そしたら僕の得意なものが減っちゃうじゃない!」と泣かれてしまいました。うーん、どうしたもんか。とりあえず今の状況を、私に知られたことは分かっているので、休み明けどうなっているのか先生と連絡をまめに取り合わなければ(汗)!
2006年09月22日
コメント(2)
夏休みで親戚の家に遊びに行った。夫の伯父さんの家。伯父さんは70歳になる。年に1度くらいしか会わないのだが、くりーむはすっかり心を許している。伯父さん自身にも孫がいるので、小さな子供の扱いが上手なのだ。伯父さんは年も年なので髪の毛がほとんどない。おじさんの横にぴったり座るくりーむ。気がつけばその手は伯父さんの頭頂部に。「なんで毛が無いの?」「お年寄りだから毛がなくなったんだよ~。」こんな感じの会話が繰り広げられていた。私はどきどきだが、伯父さんは動じる様子はない。まじめに答えている。「じじの髪の毛、なんだか草みたいだね~。」とわずかしかない髪の毛をもみもみするくりーむ。伯父さんだからこの行為は許されるが、他の人には許されない。最近何か疑問が生じると聞かずにいられないくりーむ。女の人には容姿のことは言ってはならないと理解しているようだが、男の人にはかまわないと思っていることがこれで判明した。また言って聞かせねば・・・。
2006年08月04日
コメント(6)
先月だかの日記でくりーむが課題が多いと小パニックを起こすということを書いた。そしてすぐに担任と話し合って、対策を考えた。担任もついくりーむには甘くなっていて、本人はすっかりそのぬるま湯につかりきっているように思えていたので、思い切って言ってみた。「最近のくりーむは甘えているような気がします。ちょっと高いハードルかもしれませんが、くりーむもクラスの一員なのだからみんなと同じようにやらないといけない、ということにしてみませんか。」担任はいきなりハードルを上げることに心配もあったようだが、私と同じようにくりーむの中に甘えがあることも感じていた。そこで泣いたりパニックを起こさないでテスト直しをしたり、みんなと同じように課題をこなしたり、とにかくみんなと同じように一日を過ごす事ができたら、ポイントを与えることにした。その日の最後に目標を達成できたら連絡帳にシールを貼ってもらう。そのポイントが20ポイントまでたまったら、夏休みに旅行に行けるということにした。もしうまくいかなそうだったらすぐにやめたり、主治医に相談しようということで、担任も納得し、協力してくれることになった。私も担任もうまくいくかどうかかなり心配して、毎日まめに連絡を取り合った。ところが、私たちの心配を知ってか知らずか、くりーむは無難に目標をクリアしてしまった。あんなに心配していたのだから、拍子抜けしてしまった。まったく問題なく・・・というわけでなく、涙ぐんだりすることはあった。でもそんなときも、担任がポイントの話をすると、がんばって涙をこらえて、がんばった。最後の1週間は涙ぐむこともなく、当然のようにみんなと同じように過ごしていたという。本人も目標の20ポイントをクリアし、嬉しかったと思う。これが本人も自信につながってくれれば言うことはない。
2006年07月20日
コメント(8)
休みの日の朝ごはんは遅い。9時過ぎにのんびり食べて、まったり新聞を見ているとくりーむがいなくなっていた。トイレでも入っているんじゃないの~と家族はのんきに構えていたけれど、自転車もヘルメットもない。「くりーむ、どこ行ったんだ?」しばし騒然とした我が家。でも、そのうち帰ってくるだろうとあきらめた。くりーむ妹も「お昼ご飯になったら帰ってくるよ」とあきれている。妹の予想通り、お昼前に自転車の音が。やっぱり帰ってきた。玄関のドアを開けて仁王立ちの私を見ると、私と目をあわさず家の周りをうろうろ歩き始めた。私は追いかけながら、黙って出かけるとみんな心配すること、出かけるときは行き先と帰る時間を必ず云っていくこと、そうしないと心配して警察に電話してしまうことを説明。本人も納得。どこに行ったかというと、近くの公園と遠くの公園。その途中にある道路標識に背伸びしたら届いたことなど、嬉しそうに教えてくれた。次からは約束守ってちょうだいね!
2006年07月17日
コメント(6)
週末、お金がかからず健康的で子供が楽しめるレクリエーションを考えてみた。くりーむは運動が苦手。積極的に体を動かすタイプではない。そこで電車好きを活かして、「駅までスタンプラリー」を私一人で勝手に企画した。くりーむとマシュマロちゃんの分を厚紙で作った。家から駅まで途中ポイントを5箇所ほど作り、通過時間と家のはんこを各箇所で押すようにして、最後は駅のスタンプを押してゴール。各ポイントもくりーむの大好きなファミレスやコンビににして、変化をつけるために神社も入れた。二人ともノリノリ!暑かったけど張り切ってスタートした。予想通り楽しく各箇所を通過し、神社ではおまいりもして、ゴールした。最後は駅を隅々まで見学しておしまい。本当は家に帰ってから各ポイントの通過時間を使って算数の問題で締めようと思っていたのだけど、疲れてそんな気にはなれず・・・。大人にもいい運動になりました。
2006年07月13日
コメント(10)
3年生になってからくりーむの友達がちょくちょく遊びに来るようになった。くりーむが学校で気に入った子に声をかけているからなんだけど、くりーむは本当に楽しそうに遊んでいる。前に主治医から、友達が来るようになって親のほうが喜んで子供たちを手放しで歓迎していると子供になめられて利用されることがある、と言われていたので、とにかくなめられないようにしている私。我が家に来る子供たちは必ず宿題をやってから来ること、くりーむが宿題が終わるまでは家には入れない、悪いことをしたら遠慮せず怒る・・・等。今日も計5名やってきた。私は下の部屋のPCで仕事をしながら、子供たちが調子に乗り過ぎないように警戒。で、調子に乗りすぎてくると「あんたたち、うちを壊さないでよ~!」と腹の底から野太い声を出して怒る。こんなことをしているせいか、新しくやってくる子供は必ず私に一声かけるようになった。で、私も名前とクラスを確認したあと、注意事項(私たちの寝室には入らないなど)を説明して、家に入れる。すでにおなじみになっている子達も私のおっかなさを理解しているらしく、新入りに率先して説明する。子供たちの間の口コミで、そろそろ、くりーむのおかあちゃんはおっかないと定着した頃だろう。
2006年07月11日
コメント(10)
全556件 (556件中 1-50件目)