わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

February 18, 2012
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カテゴリ: 小説の話
■最近、青空文庫をiPhoneで読むことを覚えたので、古い小説ばかり読んでいます。

「半七捕物帳」については全巻読みました^^

面白かった。

■その次、読んで面白かったは、森?外の「雁」

ある不幸な事情で、高利貸の男の妾になったお玉さんと大学生の岡田君の儚い恋を描いた物語です。

ただし恋といっても、特に交際に発展するわけではなく、ほぼお玉さんの片思いです。

しかも、岡田君が散歩する姿を毎日見かけるだけ。

それで、お玉さんは思いを寄せて、勇気を出して岡田君に声をかけようとします。

■明治期らしい節度ですね。



高利貸の男も別に悪い人間ではありません。だから無理に、不幸を強調するわけではない。ここに書かれているのは、不幸な境遇ながら明治期には一般的であった(かもしれない)女性の自我の目覚め、主体性の目覚めです。

あざとくならず、ごく丁寧に、それが描かれています。

■しかも、この小説の題名を「雁」と名付けた?外のセンスには唸ります。

文豪の真骨頂ここにあり。と思わせる小説でした。

読んでよかった^^

雁





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Last updated  February 19, 2012 10:40:04 PM
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