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かなりローカルな話題で申し訳ありませんが、先日私がビックリした新聞記事を目にしましたので、ちょっとそれをご紹介しましょう。
それは本の売れ行きを紹介した「ブックランキング・ベスト10」というよくある小さなコラム記事で、そこに「 ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!
」という本がなんと、なんとベスト10の中にランクインされていたのです。実売部数こそ示されていませんでしたがこの種の書籍としては凄いと思いませんか?
この本は、主にジャンクカメラや安い中古カメラ・中古レンズを対象に普通の一般的工具を利用した分解と組み立ての方法や心得を具体的な機種を挙げて解説したもので、話題の小説や単行本に混じって、なんでこんなニッチな本が売れているのでしょうか、実に不思議だと思いました。
古いカメラで写真を撮って楽しんだり、ましてや分解や修理をすることなんて極々少数の好人の趣味だと思っていたのですが、これはどうも私が勝手に思っていることで、実は相当な数の人々が古いカメラに興味を持っていることがこのことで判りました。メーカーもユーザーもデジタルカメラ一辺倒の世の中だと思っていたのは実は正しくない認識だったのですね。
しかし、この本を買うような写真やカメラの好きな人々は、当然デジタルカメラも所有していると見る方が自然で、そんな人々がなぜ銀塩に立ち戻ってくるのか、その動機は非常に興味のあることです。
たとえば平成生まれの人達は写真なんてスマホで撮るもので、カメラを所有するという感覚はサラサラ無いのでありましょう。 そして「自分で思うような絵」など必要とはせず、ただタッチボタンを押すことで得られる絵で十分な納得と満足を得ているのでありましょう。しかしカメラを自在に操作することで、光をコントロールして絵を造っていく面白さを知っている我々の世代は現在の状況に満足をしていないことの現れなのでしょうか。
この記事は地域限定の局地的な新聞なので全国の平均値とはいいがたいのですが、もしかするとこの本は全国トータルで10万部くらいの売り上げをしているかもしれません。この現象を業界の方々、とくに銀塩カメラのラインを捨ててしまった各メーカーの関係者はどう見るのでしょうか。技術といのは連続性・継続性の上に成り立っていますから一度切ってしまうとなかなか繋がっていきません。まして昨今の所業は「売れない銀塩」に携わってきた人材をリストラすることを目的としているようなので再生させるのは無理かと思われます。
そんなかで、先般、リコーミノルタがフィルムカメラの新モデルを発売するようなニュースを耳にしましたが、広い視野に立った企業の姿勢を感じてしまいます。
と、まぁ〜いろいろな現象が日々起こっているさなかですが、商業的な数字で見ると銀塩関係の衰退は絶望的で、感材関係の心配も依然として残っています。なので今回は最近まで入手が出来ていた外国のモノクロフィルムをご紹介しましょう。
タイトル写真でご覧頂いている「efke KB 25」というフィルムがそれです。efkeのフィルムは最初にベスト判が日本国内で入手できましたので、もうお馴染みのクロアチア製のフィルムですね。さてこの「KB 25」というフィルムはその名称通りISO感度が25という超低感度のフィルムで、実際の用途は広告に使う商品撮影などに適していると思われます。その一番の理由は、微細な粒子を使用したことによるハイコントラストと滑らかな画像が得られることにあります。このフィルムをカメラに入れてスナップをして歩くのは シャッター速度がやたらと遅くなりますので、やや無謀と言えるのかもしれません。しかしその使いにくさと交換に普段とは違う写真が撮れたりすることもあるでしょう。
このフィルムは現在は国内の輸入代理店でも品切れになっていますが、「ネオパンF」が消えてしまった現在、なんとかまた買えるようになるといいですね・・・。
では、試写の結果をご覧下さい。





いかがでしたでしょうか、今回の作例はタイトル写真にある通り、
すべて”ペンタックスSPF”に タクマー50/1.4で撮ったものです。
その昔、フジフィルムから出ていた「 ネオパンF
」の特性に
とても近いフィルムという感じもします。アンダー部での省略はFより強烈ですね。
今回も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
# efkeKB25
#efk
#KB25