日舞と茶道と着物の蔵
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この夜は、月は雲の後に見えるけど、雨がぱらぱらと降っていました。娘が、「雨降ってるから、お月さま、傘さして 隠れてるの」と言いました。幼児独特のとらえ方なのか、それとも野口雨情の「雨降りお月さん♪」(wikipedia解説はこちら)の歌詞を、なんとなく覚えてたんだろうか。この歌の歌詞を、あちこち継ぎ合わせて組み合わせたみたいな表現ですもん。時々、思いだしたように集まっている日舞サークルのために、童謡をいろいろ物色しています。外国の方に、いきなり純邦楽は、よっぽどのワールドミュージック系好きの人、酔狂な人でない限り、引かれてしまう。それに、日本語を勉強している人には、歌詞が(比較的)聞き取りやすい童謡の方がいいかな、と。でも、一応、日舞ですから、あんまり今風のノリのものは向かないし。で、昔作られた陰旋法、陽旋法の様々のキレイな童謡が、随分消えていったんだなあ、と、つくづく気づかされます。「これ、知らなかった。踊りに使えそう」って曲が結構あるんです。この「雨降りお月さん」も、叙情的な、しかも暗くないいい曲なのに、私は知りませんでした。「花影」は、寂しげだけど、これも日本的メランコリーの名曲。「十五夜お月さん」は、涙ちょちょぎれの歌詞だけは読んだことがありましたが、節は知りませんでした。おかげで、娘は、私の世代でさえ歌わなかった「わたしの人形」や「俵はごろごろ」を口ずさむ、渋ーいお子様になってしまいました。
2010年03月12日
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