北海道廃線2000キロ ― 廃線跡を歩く・写真で記録するウォーキングブログ ―
2026
2025
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
このページでは札沼線をウォーキングで実踏調査した結果をまとめまています。路線概要札沼線は、札幌市の桑園駅から空知地方へと延びていた鉄道路線です。現在は桑園〜北海道医療大学間が電化区間として存続していますが、北海道医療大学〜新十津川間は2020年に廃止されました。さらに札沼線は、もともと新十津川駅で終わる路線ではなく、留萌本線の石狩沼田駅まで線路が延びていた路線でした。この新十津川〜石狩沼田間は1972年に廃止されており、現在一般に「札沼線」として認識されている区間は、かつての路線の一部が残された姿とも言えます。路線の変遷1931年:石狩沼田〜石狩当別 開業1934年:桑園〜石狩当別 延伸1972年:新十津川〜石狩沼田 廃止2020年:北海道医療大学〜新十津川 廃止札沼線はこのように、終点を段階的に失いながら縮小していった路線でした。踏査対象区間と進捗状況(〜2025年)廃止区間全体:北海道医療大学駅 〜 新十津川駅(約47.6km)踏査済区間:北海道医療大学駅 〜 浦臼駅未踏査区間:浦臼駅 〜 新十津川駅また、かつて札沼線が接続していた新十津川〜石狩沼田間についても、近い将来の踏査を計画中です。現時点では文献・地形図ベースでの把握に留めていますが、新十津川駅構内の規模や周辺の地形からは、ここが単なる終着駅ではなく、留萌本線方面へ線路が続いていた途中駅であった名残を感じ取ることができます。路線の性格と踏査の視点札沼線は、札幌近郊区間と農村部区間が一本の路線上に連続している幹線(留萌本線)への接続を失うことで、路線の役割が大きく変化した廃止後も路盤が比較的良好に残る区間が多いといった特徴を持つ路線です。そのため踏査においては、現存区間だけでなく、すでに失われた区間も含めて路線全体を捉える視点が重要になります。今後の踏査について本ページでは、現在踏査を終えている北海道医療大学〜浦臼間の記録を中心に掲載していますが、浦臼〜新十津川新十津川〜石狩沼田についても、今後の踏査にあわせて内容を更新していく予定です。札沼線を「途中で終わった路線(盲腸線)」としてではなく、かつての函館本線と留萠本線を繋げた路線として捉え直すことを目標に、記録を積み重ねていきます。まとめ(現段階)札沼線は、長い歴史の中で、徐々に姿を変え、今なお地形の中に痕跡を残しているという、北海道のなかでも稀有な廃線です。踏査はまだ道半ばですが、最終的には石狩沼田まで含めた札沼線全体の踏査記録として完成させる予定です。
2026.01.21
コメント(0)