北海道廃線2000キロ ― 廃線跡を歩く・写真で記録するウォーキングブログ ―

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喜多美 歩

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2026.08.01
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カテゴリ: はじめに

​​ 初めてこのサイトに来られた方は、こちらもご覧ください! ​ ​

北海道廃線2000キロプロジェクト


​北海道には、かつて約2,000kmもの国鉄廃線が存在していました。
その多くはすでに線路が撤去され、駅も消えました。しかし、現地を歩いてみると、築堤や橋梁、街並みの中に鉄道が残した痕跡を今も見つけることができます。
「北海道廃線2000キロプロジェクト」は、その約2,000kmの廃線跡を自分の足でたどり、失われつつある風景と地域の記憶を記録していくプロジェクトです。
現在の踏破距離は547.6km。まだ道半ばですが、一歩ずつ記録を積み重ねています。


かつて道内各地を結び、地域の暮らしや産業を支えていた多くの鉄道路線。

しかし、国鉄再建や地域交通の変化に伴い、それらの多くは廃止となりました。

現在では線路は撤去され、駅舎も姿を消した場所が少なくありません。

それでも現地を歩いてみると、築堤や橋台、橋梁、駅跡、街並みなど、かつて鉄道が存在したことを伝える痕跡が今も各地に残されています。

私は、そうした北海道の廃線跡を実際に歩きながら、その姿を写真と記録として残す活動を続けています。

このページでは、その取り組みである「北海道廃線2000キロプロジェクト」について紹介します。


​

北海道廃線2000キロプロジェクトとは
​ 北海道内の旧国鉄廃線の総延長は約2,000kmに及びます。

この計画は、それらの路線跡を可能な限り自分の足で歩き、

  • 路線の歴史を調べる
  • 廃線跡の現況を記録する
  • 鉄道遺構を確認する
  • 地域の風景や文化に触れる

ことを目的とした個人プロジェクトです。

目標は単なる全線踏破ではありません。

時間の経過とともに姿を変えていく廃線跡を記録し、今しか見ることのできない風景を残すことも、この活動の大切な目的です。


​

この活動の原点
​

私は1975年生まれで、首都圏で育ちました。

北海道の国鉄路線が次々と廃止されていった1980年代、まだ子どもだった私には、自分の力で北海道を旅行することはできませんでした。

そのため、現在では廃線となっている多くの路線について、現役時代に訪問する機会を持つことができませんでした。

後年になって振り返ると、それは少し心残りでもありました。


大学時代になると、鉄道好きの仲間たちとともに、自動車で北海道各地の廃止路線を巡るようになりました。



20年以上前に車で訪問した際に購入したばかりのデジカメで撮影した旧標津線奥行臼駅。若い頃から北海道の廃線跡を訪ね歩いていました。

駅跡や橋梁、旧線路跡などを訪ねることはできましたが、当時はまだインターネットやスマートフォンが普及する以前の時代でした。

GPSによる位置記録も一般的ではなく、記録の中心は紙の地図やフィルム写真でした。

そのため、

「どこを歩いたのか」

「どのような状態だったのか」

「周囲にどのような風景が広がっていたのか」

を現在のような形で詳細に残すことはできませんでした。

20年以上前に撮影した旧士幌線のコンクリートアーチ橋。現在は樹木の成長により、ここまでの全景を確認することは難しくなっています。


また、自動車による訪問と徒歩による訪問では、見える景色も大きく異なります。

車で移動していると、駅跡や橋梁など主要な地点を効率よく訪ねることはできます。

一方で、

  • 路盤の高低差
  • 小さな橋台や橋脚
  • 線路跡の痕跡
  • 集落との位置関係
  • 駅前から続く街並み

といったものは、実際に歩いてみて初めて実感できることが少なくありません。

廃線跡が地域の中にどのように存在していたのか。

そして今、どのような姿で残されているのか。

そうしたことを理解するためには、自分の足で歩くことが最も確実な方法だと感じるようになりました。


現在の「北海道廃線2000キロプロジェクト」は、若い頃に車で訪れた場所を改めて歩き直す旅でもあります。

かつて見た風景を確認しながら、当時は残せなかった記録を今の技術で残していく。

その積み重ねが、この活動の大きな原動力となっています。


​

「2000キロ」という名前について
​

この計画の名称は、鉄道紀行作家・宮脇俊三氏の名著『時刻表2万キロ』へのオマージュでもあります。

宮脇氏は全国の鉄道路線を乗り歩き、その旅を記録として残しました。

私の場合は鉄道に乗るのではなく、すでに姿を消した鉄道路線の跡を歩いています。

もちろん規模も内容も大きく異なりますが、

「鉄道を通して地域を知る」

という姿勢には共感するところがあります。

北海道各地の廃線跡約2,000kmを歩きながら、その風景と記憶を記録していきたい。

そんな思いを込めて、「北海道廃線2000キロプロジェクト」と名付けました。

---

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

北海道廃線2000キロ計画 進捗状況

(2026年8月現在)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

総延長   2,021.4km

踏破距離   547.6km

未踏距離  1,473.8km

踏破率   27.1%

未踏率   72.9%

詳しい路線別踏査状況はこちら

→ 北海道廃線2000キロ計画 路線別進捗一覧

​

進捗状況

■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□

27.1%

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まだ道半ばではありますが、一歩ずつ記録を積み重ねています。

---

​

主な訪問路線
​

オホーツク地方

  • 湧網線
  • 相生線
  • 名寄本線
  • 渚滑線
  • 興浜南線
  • 池北線(ちほく高原鉄道)

十勝地方

  • 士幌線
  • 広尾線
  • 池北線(ちほく高原鉄道)

その他

  • 札沼線
  • 手宮線
  • 歌志内線
  • 上砂川支線
  • 留萌本線
  • 天北線
  • 興浜南線
  • 富内線
  • 日高本線
  • 江差線

ほか


​

活動の進め方
​

訪問時には可能な限り、

  • 訪問日
  • 現地写真
  • 位置情報
  • 歩行記録
  • 現況メモ

を残しています。

また、事前には

  • 路線史の調査
  • 地形図の確認
  • 航空写真の確認
  • アクセス方法の検討

なども行っています。

若い頃に訪れた場所を、今は自分の足で歩きながら記録し直しています。


​

今後の目標
​
  • 2026年中に踏破率30%達成
  • 未訪問路線の調査
  • 地域別まとめ記事の充実
  • 廃線ウォーキングガイドの整備
  • 訪問記録の体系化

これからも北海道各地を歩きながら、少しずつ記録を積み重ねていきたいと思います。


​

おわりに
​

廃線跡は、単なる鉄道ファンのための遺構ではありません。

そこには地域の歴史があり、人々の暮らしがあり、今も続く風景があります。

この計画を通じて、北海道各地に残された鉄道の記憶と地域の魅力を記録し、発信していきたいと考えています。

北海道の歴史や歩く旅に興味をお持ちの方は、ぜひ各記事もご覧ください。












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最終更新日  2026.08.17 17:20:49
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