イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

2005/03/27
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先日、お散歩途中でタジン鍋を発見。

ひとまわり小さかったけれど迷わず購入。

フィレンツェの街で手に入るなんて
こんなありがたいことはありません。

モロッコに何度行っても、このタジン鍋だけは
持って帰ってくるのを見合わせます。

やたらと大きくて重いし、もろくて割れやすいし
パッキングする際に許せないフォルム(円錐形です)。



この可愛らしいタジン鍋は父の誕生日のプレゼントに
割れないように梱包して、日本へ送りました。


無事到着したようです。

しかし、Delizia母から、
「あの、このお鍋、取っ手がないけど。
 どうやって運べばいいのかしら?」

と素朴な質問をいただきました。

鍋を運ぶ時は、「鍋つかみ」使うのよ~。(←手袋状のものね。)



モロッコの煮込み料理「タジン」の調理法は
各家庭によっても様々で、レシピは無限にあります。


本日は来客があって、久々にタジンを作ったので


冷蔵庫にあるお肉とお野菜で気軽に試してみてください。
底面積の大きな厚手のお鍋を使用してください。



★鶏肉とカルチョーフィのタジン★

<材料>5~6人分
鶏肉 一羽分 1.5キロ (骨付き・ぶつ切り)

トマト    1個 (皮をむいてざく切り)
生姜     2切れ(薄切り)
人参(中)  2本 (長さ5cmの短冊切り)
グリーンピース 1カップ(冷凍モノは水に浸して解凍しておく)
カルチョーフィ 4個 (外皮をむいて半分に切り、レモン水に漬けておく)
水      2分の1カップ 
塩      小さじ1
こしょう   少々
オリーブオイル 大さじ2~3


<作り方>
1.鍋にオリーブオイルを敷き、鶏肉を炒める。

2.両面焼き色が付いたら、玉葱と生姜を入れて炒める
  塩・こしょうを加える。

3.玉葱がしんなりして色付いてきたら、トマトを加えて炒める。
  ここで、鶏肉の臭みが抜けるよう、肉の水分を出し
  玉葱とトマトの旨みをしっかりと吸わせる。


tajine 1

今回は紫玉葱を使っていますが、これくらいの焼き色が付くまでしっかり炒めます。



4.一度3.を別皿に移し、鍋に薄くオイルを敷き、人参を敷き詰める。
  (今回は焦げ付いたので、一度鍋を洗いました。)
  その上に別皿に移しておいた3.を 敷き詰める。

tajine 2



5.4.の上にグリーンピースとカルチョーフィをのせ、上から塩・こしょう少々を振る。 
  水を入れ、ふたをして30分煮込む。

tajine 3



6.塩味を確認する。塩が足りなかったらここで調整し
  水が足りなかったら少し加え、さらに15分ほど煮込む。
  水の入れ過ぎに注意!

7.出来上がり。煮汁の水分を飛ばしてしまい、鍋底の人参が少し焦げると
  ぐっと甘みが増して美味。

tajine 4



今回は、塩・こしょう・生姜だけでシンプルな味付けですが
野菜の旨みが効いているので驚くほど味が濃いです。

特に、全ての旨みを吸い込んだ鍋底の人参が最高です。

行程6.で味を確認して、どうにも味が足りないと感じたら
固形ブイヨンを少量お湯に溶いて回しかけてください。




日本の母も、タジン鍋で料理したら
お肉が驚くほど柔らかく仕上がったそうです。

日本ではお高いとは思いますが
手に入れるチャンスがあれば、是非購入されることをオススメします。
ちょっとしたパーティーで、タジンひとつでテーブルを華やかに飾れます。



ちなみに、私は街のアラブ肉屋で購入しました。
ここは、スパイスやアラブ食器なども置いてあります。
タジン鍋はすぐ売れて消えてしまうので
購入希望の方は注文して、気長に待ちましょう。

<アラブ肉屋>
Via dell'oriuolo (ドゥオーモから徒歩3分)
ドゥオーモを背にしてこの道に入って右手にあります。

























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Last updated  2005/05/19 06:59:41 AM
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Comments

Delizia @ Re[1]:モロッコの掟~産後編~(07/25) くんみさん はじめまして。ご訪問あり…
くんみ@ Re:モロッコの掟~産後編~(07/25) レモンの塩漬けのレシピを探していた通り…
Delizia @ Re:おひさしぶりです(07/18) bunさん >しばらく覗いてない間に、お二…
bun@ おひさしぶりです しばらく覗いてない間に、お二人目を産ま…
Delizia @ Re[1]:私の大好物。(07/18) 夏の大空さん >だんなさまの作で暮れる…

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