成績アップ家庭学習 指導日誌

成績アップ家庭学習 指導日誌

2019年01月21日
XML



前回、「国語の勉強方法を改めました」
と言ってきた、A君のことを書きました。

彼に教えたいことは、
国語の教科書なり問題集の「テキスト」でも、
ただ表面的に読み飛ばすのではなくて、
「自分の根底にあるもの」と
どう共鳴させるか、
その音と響きに耳を澄ます。
ということでした。

でも こんな難しいことはできませんよね。
なにを どうすればいいの?

ということになってしまいます。



だから彼に「自分の内なる音と響きに耳を澄ます」

だなんてことはひとことも言いません。


ただ、テキストを高速で音読していくA君に、
質問を投げかけるのですね。

たとえば、夏目漱石の『こころ』を読んでいて、
第三部最後のあたりで出てくる、先生がKに見た「黒い影」

「この<黒い影>って何だと思う?」
「え、黒い影だから、ランプの光がKの影を映してるんじゃないの?」

「そうか。そうだね。・・・こんな黒い影を
君が見たら こわいと思う、薄気味悪いと思う?
それともなんとも思わない?」

「そりゃ、やっぱい怖い!」

「なんで怖いの?」

A君は、まだ高校生ですから、人の死とか宿命とか
圧倒的な超絶に、
いちども出くわしたことがないかもしれません。

でも彼には生き別れになった父親のこととか、
おおきな悲しみをあじわった経験がある。

このような問答を重ねていく内に、
彼の心底にあるものが次第に浮かび上がってくるのですね。

実は彼は テキストを読みながら、
心の遠いどこかで 
ひそかなリアクションを起こしているはずなのですね。

それが意識の表層に浮かび上がってきて、
彼の言葉をまとうことができれば、
それが彼の読解になるはず。

そのようにして、「読む」という作業をしています。
いや、しようと心懸けているのですが、どうでしょう。


ところがです。
A君が「国語の勉強方法を改めました」といってきた方法というのは、

「先生から貰ったプリントの、答えの所を赤で書き込み、
シートで隠しながら覚える!」
でした。

「本当にそれでいいの!」
と反問しないわけにはいきませんよね。

これについては、次回!




[オーディオブックCD] 夏目漱石「こころ」 (CD) / 夏目漱石



『大学入試 ステップアップ  現代文

数ある現代文入試対策参考書・問題集のなかで
「大学入試絶対合格プロジェクト」と
謳い挙げている心意気がうれしいですね。

大学入試 ステップアップ 
現代文 完成 大学入試
(大学入試絶対合格プロジェクト)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年03月03日 18時10分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[合格へのパスポート] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

バックナンバー

2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

母の日ギフト

「新作 有田焼小型万華鏡 山茶花」http://plaza.rakuten.co.jp/delville/diary/201605050000/

「健康果実 アロニアジャム」 3個セット
http://plaza.rakuten.co.jp/delville/diary/201605030002/

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: