和洋の美術文化観察団
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からくり人形といえば、お茶を運ぶ人形しか見たことがないので、他にどんなからくり人形があるのかとても楽しみでした!しかも、そのからくりの構造を説明してくれるなんてー江戸東京博物館に着いた時はもう座席が埋まっていて、立見の人達がいました。座席に番号がふってあり、整理券でも配ったのかなと思いました。実演説明は東野進さんという、からくり研究会理事長をなさっている方でした。(しかも、からくり教室があるんですよ!)150年前にアメリカに行ってしまった『文字書き人形』が、15年(?)くらいかけて、交渉しやっと戻ってきたそうです。この人形が今回のメインです。アメリカから戻ってきた時は、着物はかなりぼろぼろで、顔は剥がれ、動きも悪かったそうです。しかし、人形のそれぞれの部分の職人に修理製作を頼み、とても豪華な人形に変身させ、東野さんは専門分野のからくりの動きを修理したようです。その修理の様子が置いてあるモニターに流れているのですが、とても複雑なので、大変な作業たとわかりました。すごいなぁ、と思って見ていると、このからくり人形は東芝の初代社長田中久重の作だそうです!この方は発明家で蒸気機関車・時計・照明器・消火器・製氷器など制作したそうです。江戸時代にこんなすごい人がいたなんて驚きました。そして『文字書き人形』の実演を見たのですが、ほんとにすごい!感動しました!最初はまず硯を見る。筆に墨をつける。正面の半紙を見る。『寿』と書く。なんて細かい動き!この書き方が肩から肘を使っているので、動きも自然。しかも『間』とか『ため』があるんですよ。そこが日本人らしい。それがあるないでは大きな差なんたろうなぁ。東野さんもそこまで気を使って修理したと言ってました。そのからくりの仕組みですが、木の板で動きの形を作り紐で引っ張っている構造でした。木の板と紐だけでここまで動かせる人の創造力てすごいです。この人形には刀がさしているのですが、本物の刃物らしいです。寂しい事にもう伝承していく方がいないので部品はいくつか作ってあるそうです。座席の番号は最後にプレゼントをくれる当選番号なので、早めに行って人形が書いた『寿』をもらえるチャンスがあります。江戸博物館は以前仕事で行ったことがあり、一度行けば十分かなと思っていたのですが、今回いろいろイベントをしていたので(寄席など)チェックしなきゃと思いました。
Jan 21, 2006
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