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2007/05/03
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カテゴリ: 政治
 日本国憲法が施行されたから60周年の節目の年になりましたが、憲法改正の手続き法、国民投票法案が成立する見込みです。憲法改正は96条に衆参両院の2/3で発議され、国民の過半数の賛成で承認されることが明記されています。
 国民投票法がなかったのは立法府の不作為ですが、55年体制がもたらした与野党の不毛の対立の結果です。発議に両院の2/3の賛成が必要であることを裏返せば、護憲勢力がどちらかの院で1/3の議席を占めればよいことになります。
 万年野党、社会党の教条主義が国会での憲法論議を妨げました。55年体制が終焉し、民主党が野党第一党になってからは、改憲論議へのタブーがなくなりました。国民投票法案も自民党、民主党が共同提案できる雰囲気になりました。
 しかし、小沢トロイカ体制は党利党略のために反対に回りました。民主党の55年体制への先祖返りが起きました。世論は憲法改正を支持しています。憲法九条に関しては国論は二分されますが、21世紀に相応しい憲法を求めています。
 環境権、プライバシー権を明記し、地方自治を明確にするなどの時代的要請があります。これらの国民の合意が得られやすい項目から発議し、憲法に書き加えることから始めれば、国民の間で憲法論議が起き、憲法に対する関心も増します。
 憲法改正論議が平和憲法論争に歪曲化され、21世紀の社会に必要不可欠な国民の権利と義務に対する論議が疎かにされています。自民党案の社会保障に関する部分、前文、九条を除けば、国民の合意が得られるものであると思えます。
 従来の改憲論議は憲法九条を巡る争いに終始し、国民の生活に密着する諸権利について論議がなされてきませんでした。もし憲法九条を改憲の目玉にすれば国内は混乱します。いきなりゴールを目指すのではなく、足元を固めるべきです。
 憲法に対する思いには世代間で大きな差があります。戦前戦中派、中曽根元首相などの軍隊経験者、改憲派のようにアメリカの占領政策の象徴と感じる人もいるでしょうが、多くの国民は国民の血で贖われた平和憲法だと感じています。
団塊の世代までは戦争の血の臭いを身近に感じていましたから、民主主義、平和主義の象徴だと素朴に感じています。戦後世代、安倍首相、前原前民主党代表などは平和な社会しか知りませんから、平和を守るための防衛力を強調します。

 護憲派は改憲論議に堂々と応じ、憲法前文、九条以外では是々非々を通し、21世紀に必要とされる諸権利についたは憲法改正に応じたらよいと思います。憲法を不磨の大典に祭り上げて後生大事に拝む姿は護憲教の信徒のように見えます。
 護憲派、改憲派共に憲法改正を国民生活に身近な面から初め、最終的な局面で九条を国民投票に掛けるべきです。世論調査の支持率からすれば護憲派が勝利する可能性が高いと思われますが、国民の判断を仰ぐ時期にきていると思われます。





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最終更新日  2007/05/03 09:00:50 PM
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