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世界遺産訪問

トイモイ

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2007.02.04

　八丈島には１２もの温泉があるのだが、そのうち一つだけが無料である。混浴なので水着が必要ということも事前にチェックしておいたので、寒空の関西の中、ディパックに水着とタオルを忍ばせている用意周到さであった。勿論、ピチピチギャル（古っ）を目差して行った不純な動悸息切れ眩暈はなく、湯治のためである。
裏見ケ滝温泉である。車を止め、どんなところか、階段を下りてゆく。何と、ピチピチボーイ２人とピチピチギャル1人の計3人が入っているではないか。３人の年齢を合わせても２００歳は余裕で越えている程度である。ちょっとビビッタが、車に戻り、車の中で早速海水パンツに着替え、裸足で降りていく。寒い、おお寒い、足の裏が痛い、おお痛い。
「にいちゃんは東京からきたんか」
「大阪です（それにここ東京都ちゃうの？）」
「おお、東京か。(違うよ関西だよ)八丈島はいいところだろ。○○○は行ったかな」
「コレから行きます（○○○は聞き取れない）。今日、来たばかりですから（でも今日帰るけど）」
その後、３人年齢合計オーバー２００歳の方々は、自然薯の話をしだしたのであるが、英語ぐらいにところどころしか分からない。古代関東方言を残す八丈島方言は分からないのである。
　そこに、本当に観光客らしい男女がやってきた。合計推定年齢６５歳未満のピチピチカップルである。少し、コチラをのぞいてまた上がっていった。
　そしてそのまま、戻ってこなかった。きっと有料のところにいったのであろう。バカな奴らだ。

　八丈富士。このような富士山型の山は美しい。
観光案内：八丈島の北西部を占める八丈富士（西山）は、三原山（東山）の活動が終止し、しかもかなり侵蝕が進んだころ（完新生＝約１万年前）その北西部の山麓から海中にかけて噴出したと考えられている。玄武岩の熔岩、岩滓火山礫、火山灰などをくり返し噴出し、現在のような日本でも珍しい井戸状を呈した複式休火山となった。火口は直径約400メートル、深さ50メートルで火口底には中央火口丘がある。中央火口丘の頂部には直径80メートル、深さ60メートルの噴火口がある。八丈富士の標高は854.3メートルに達し、伊豆七島中最高の火山である。頂上までの大部分は町の草地改良事業による牛の放牧地としてのどかな平野的風景をつくっている。とのこと。

小八丈島。昔は住民がいたそうだが、廃村、今は無人ということだが、そのときに残した山羊20匹が800匹に増えたとのこと。

登龍峠。
八丈富士と小八丈。八丈島には平坦部分が、２つの山に囲まれた一部にしかなく、そこの多くの部分を空港敷地に利用されている。

観光案内：昭和36年４月初点灯、200万カンデラ、光達距離46.3キロメートルで日本でも有数の光力をもった無人灯台である。海抜99.2メートルのこの一帯を永郷地区といい、釣りの宝庫である。永郷とは家居郷の転化したもので八丈富士の噴火のたびに、ひとびとは、古い土壌の露出している所を求めて居住してきた。すなわちこの辺が家居の郷である。ということである。

島中アロエでもある。

南原千畳敷。何でもいいけど、風がきつくて寒いので車で通り過ぎるだけである。おまけに、車のドアを開けた瞬間に、関西で調べてプリントアウトしてきた八丈島極悪情報が一気に飛んでいき、水溜りにチャッポーン。
観光案内：八丈富士が噴火した際、その熔岩が流れてきたところで、そのままべったりと海に張り出してすばらしい景色、景観を呈している。溶岩はパホイホイと言われるもので、縄目状になっているところがある。また、玄武岩の特徴である柱状節理を見ることができる。右手海上に八丈小島が浮び、磯釣りの好適所でもある。ということである。

玉石垣
観光案内：陣屋を巡らしてあるのが玉石垣である。大里の集落には玉石の石垣が多い。玉石は横間の浜から運んだと言われている。真偽の程はわからないが、一個の石を流人がおむすび一個で運んだという話がある。この大里地区の集落は、水の関係から大賀郷地域発祥の地とされていて、旧家や有力家が多い。そのため、玉石垣で囲んでいる家が多いが、上部が反った形の石垣の組み方は陣屋の石垣のみである。ということである。

　帰りの空港では、レンタカー屋で日帰りをする同志と再会、無料温泉で逃げていったバカップルとも再会。クサヤ買ったか？