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トイモイ

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2008.03.20

虚しい夢や切ない夢を見て起きたその日は、どんよりした日の始まりだ。

　パジャマと今はなっているジャージの膝ボンが破れた。破れたと思ってみていると、かつて補修した布が当てられていた。ゴムも伸びきったジャージであるが、どうやら、もう、２０年以上はいていることが判明した。当時、知らない間に母が縫ってくれていたのであったのであろう。富豪たるもの、ドドーンと、ものを大事に着るのである。

　ベリベリーさんの話には賛同するのだが、花粉症は自分の体感であると、思う。私が、花粉症に今のところならないのは、適度な汚れであり、適度な不清潔であろう。そんな自分勝手な理由を作り、半年ほど掃除をサボってはいるが、清潔にしすぎるのは、体を弱くする。体や髪の毛を洗いすぎるのは良くない。垢やゴミで外敵から守るのだ。本当かどうか知らないが、そう思っているからそうしている。ドドーンとね。（その他の理由としてズボラというのもある。そちらのウエイトの方が高い）
竜宮城には、まだ行ったことはないが、そこは、相対性理論の世界、或いは、キノコの世界、母親殺しの世界である。ノータイムトゥールーズである。まあ、何でもいいけどよ、助けた亀が女とは。何で、開けたらダメよといいながら玉手箱渡すのか。何で甘美な世界を飽きて、戻ってしまいたくなるのか。海の中で何で息が出来るのか。まあ、突っ込みどころ満載であるが、まあ、深く知れば知るほど、怖くなるのが御伽噺、昔話である。ドドーンと。

知らなかったけど、サルコジ仏蘭西大統領がイスラエルでは評判悪いんだってね。愛人を連れて颯爽と歩く姿。サルコジってユダヤ人なんだってね、だから、ユダヤ人にとっては冒涜とうつるらしいね。それにしてもさ、例えばさ、大富豪には一夫多妻、多夫一婦制にしてもいいと思うんだよね。そしたらさ、ビルゲイツがさ、１，０００人の妻をめとり、４人づつ子供を産んだらさ、遺産が一人１０億円になるからさ、経済効果も結構あると思うんだよね、財団なんか作って税金逃れなんかせずにさ。ドドーンと。

　最近、ここ何年も、旅行記のようなものには食傷気味ではあるが、ここ２，３年で読んだその手の本で面白かったのは、滞日インド人エリートビジネスマンが日本のことを書いた「喪失の国、日本」であった。手に取ったときも、訳者の山田和氏の「インド大道芸人」など著書が大変面白く、訳者が決めてなり購入したのだが（といっても本を買うときに吟味する時間は１０秒ぐらいだけど）、滅法、これが面白い本だった。インド人は辛いのが好きだろうと予測の元、インド人もびっくりを期待した日本人に何倍カレーというのを食べさせられる話とその表現力が印象的だった（ちなみに唐辛子がインドに入ったのは、ここ２，３００年前に過ぎない）。また、食事に関しては、日本は幕の内弁当に代表される並べる文化であり、インドの豊穣は混ぜる文化であると、言っていていたく感心したのだが、日本人にそれなら卵から焼き物からライスから刺身から味噌から何でも混ぜていくといいのかという質問に、彼は、混ぜれば混ぜるほど何でもおいしくなっていくといっていたのも、とってもインド的だあったなあと思ったのであった。勿論、日本では、それを猫飯という。しかし、ドドーンと混ぜろ！

最近、オフィス街で、一般サラリーマンのふりして、実際フリをしなくてもそうなのだが、昼ごはんを食べに行くと、結構、ごはん味噌汁お代わり自由ってところが多くて、そういうものなのだなあ、と思った。日本では、ごはんと味噌汁に、おかず。そして、おかずのお代わりはない。他人の家に行ったとして、どんどん食べてねお代わりしてねといわれて、オカズをお代わりしたら、びびられるであろう。また中国では、有名な話であるが、出されたものを残すというのが、礼儀であり、全部食べてしまうと、まだまだ食べたいのにケチと思われてしまうのが味噌であるが、インドもお代わりは自由であるが、この混ぜ文化、お代わりとは、すべてがお代わり自由である。というか、大衆食堂で飯を食っていると、何も言わないと、どんどん、勝手にお代わりさせられるといった事態に陥るのである。もうイラン！というまで、食堂をくまなく歩き続ける鍋を持ったウエイターの少年なのである。

ところで、インド人だけでなく、イスラムもユダヤも商売上手というか、商人気質というか、定価なしの中で生きてきている。日本人は最近も思うが、ある程度、真面目な技術力で延びてはきたが、商売がやっぱり下手である。インドでは、小さなものを買うにも、まあ、値交渉から始まり妥協点を見出す。ましてや、国家間の交渉ではイエスノーではなく、各項目ごとに細かな妥協点を見出すために、粘り強く交渉を重ねる。昔からそうなのだろう、サムライも海外で値交渉はハシタナイことなので、しなかったそうだ。おまけに、日本は、サムライの時代が終わると、いきなり、デパート商法となり、定価、値札のでる商売を始めたので、値交渉に慣れ親しむことなく新しい時代に突入してしまったわけであった。そういえば、日本では、何か商品を渡す時も、ちょっとした心つもりですがとかささやかなものですがとか、いい、商品を買うときには、値段よりも、いい店員だったとかという実像ではなく、虚栄心の満足や購入した心地よさを求めているのかも知れない。だから、価格を度外視したブランドものが、誰にでも流行るのであろう。交渉ではなく、情緒がジューヨーである。ドドーンと、日本の外交官や国家間の交渉が必要な政治家などには、インド商人留学とか、ユダヤ人商人研修とか、是非取り入れたいものである。

すっかり、忘れていたが、マニラで、よくヨルダン人留学生と遊んだ。ヨルダンって、実は、貧乏国家ではあるけれども、イスラム教教祖モハメッドの血を引いた直系の子孫が王室の国であり、サウジアラビアと２つだけが唯一個人名が国家名になっている国なんだと思い出した。（イラクも、子孫だったが、革命で王族は追われた）ドドーンとそんなことを思い出したが、ドドーンと実のところ、思い出しただけだった。