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トイモイ

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2013.08.19

AmericaではないよArmeniaだよ,アメリカではアリマセン、アルメニア

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国境の駅では、車内で貰って書いていたビザ申請用紙と１２ジョージアマネー払って、シールがチャーと出てきて、アライバルビザ発効完了。ん？よく考えたら、列車の各両に一人いる車掌は、何故私がビザがいると気がついたのだ？国籍が載る前にばれていたということだ。そうか、切符買うときにパスポートを渡した。だから、長い車両でビザ発効する前にぴたりと停まるところの車両の座席が振り分けられたんだ。その横でスタンプ押してもらったら、ノアの箱舟伝説アララト山と小アララット山だ。

エレバン、それがアルメニアの首都。アルメニアの歴史は古く、ヒッタイトの頃までさかのぼるが、まあそれは３８００年ぐらい前だが、町にくると、おお、古っというのは、当然ない。

アルメニア教会は、ヨーロッパでよく見られるが、世界で最初にキリスト教を国教としたのが大アルメニアだった。
アルメニアは歴史上、ムチャンコにやられた。アラブ、ビザンチン帝国、サーサーン朝ペルシア、セルジューク・トルコ、モンゴル、タタール、チムール等の侵攻を受け多数のアルメニア人は、どんどん他国へ移住した、いわゆるディアスポラである。

　あげくに、オスマン帝国とサファヴィー朝ペルシアによる争奪戦により、国家は東アルメニアと西アルメニアに二分され、おまけにそこに、ロシア帝国が南下してきて、オレにも領土寄こせとやってきたのである。そして、ロシアは、ペルシア領の東アルメニアを盗った。西アルメニア人も武装蜂起が相次ぐが、トルコに弾圧されアルメニア人大虐殺となった。それも第一次というから次もあるのである。第一次は３０万人、第２次が１００万人といわれている。

　第一次世界大戦後、やっとこさトルコ軍はアルメニアから撤収し、安堵してたらまたアタチュルクのトルコが侵攻してきたが、ソ連が侵攻を横取り、ソ連領となった。そして、ノアの箱舟が漂着したキリスト教の聖地「アララト山」はアルメニアから半分切り離され、トルコとの国境となった。心のふるさと、アララット山にはアルメニア人はいけなくなってしまった。　

1988年には、アルメニア大地震。なんか、覚えてるな。今でもほったらかしのままで何の復旧もされていない。支援は日本もしたので、友好的だそうだ。　山岳地帯のアルメニアは地震大国でもある。この地震を契機に、２年前チェルノブイリもあったのか、原発を廃止した。でも２,３年前トルコの地震でトルコ内の原発が被害を受け、放射能がアルメニアに飛散。

同年、アゼルバイジャン共和国にあるナゴルノ・カラバフ自治州がアルメニアに帰属替えすると運動が起り、民族紛争となる。1991年に、ソ連邦の崩壊に伴い、アルメニアは、アルメニア共和国として、独立し、独立国家共同体（CIS）に加盟するが、ナゴルノ・カラバフとその周辺地域問題は解決しなかった。今は、ナゴルノ・カラバフ共和国は事実上の独立国状態（承認しているのはアルメニアだけ）だが、アルメニアからは許可証を簡単に発行してもらえ、行くことができる。（どうやらその状態がどんなのか興味あるのは日本人ぐらいで、日本人旅行者だけが、すぐその地域に行ってしまうようだ