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トイモイ

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2020.04.25

不肖、私も、清きガキの頃、本物の、愛国幸福行きの硬い切符いわゆる硬券を持ってたよ、多分、捨てた覚えはないのでどっかにまだあると思うのだが、切手と一緒にあるはずなんだ、きっと切手さんは分かってくれると思うんだ。
しかし、何故所持していたかというと、それは忘れた。旅行好きのおじいちゃんが買ってきてくれたのか、北海道に住んでいた（自衛隊）オカンの弟が買ってきてくれたのか、その辺りは、もう確かめようがない。おじいちゃんは、ぼけてしまったので、まだ死んだことに自分が気が付いていないが、この世にはいないし、母の弟に聞くのは面倒だからだ。あれ、面倒の前に、10年ぐらい話してないような気がしてきた。

それにしても、硬券という言葉を35年から40年ぶりぐらいに発したような気がする。小学校の頃は全部硬券だったわ。定期券は磁気のはずがなく、有効期限などハンコで押していて、駅の改札口には駅員がいて、切符切ってたけど、ずっと切符切りをカチカチいわしてたよなあ。床には、切符切った端くれがいっぱい落ちてたわ。定期券も見せるだけで、うっかり有効期限切れてたり。

それにしても、愛国駅や幸福駅が北海道にあることは、知っていたが、広尾線にあることも知っていたが、ずーっと忘れていた。概ね30年以上忘れていた。国鉄が民営化される前に広尾線が廃止になった時以来、忘れていた。
それに、広尾線が帯広の南にあることは、最近知った。北海道の真ん中ぐらいにあるのかと勝手に思っていたのであり、生きている間に来るとは思わなかったので、そうか、ここが愛国なのか、2つ先の駅が幸福駅なのかあ、と、ちょとだけセンチメンタリズムに陥った。

今も愛国駅はプラットフォームが残され、駅舎の中はミニ博物館状態となっている。

愛の国から幸福へ、そんなキャッチフレーズを覚えている。なんだろう、国鉄の宣伝か？ポッキーの宣伝か？
そのキャッチフレーズをウキペディアで調べてみると、以下の通りであった。
1973年（昭和48年）3月、NHKの紀行番組で幸福駅と共に紹介され、一大ブームとなり、愛国駅は、南へ2つ目の幸福駅とともに、縁起の良い地名として取り上げられ、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで全国的な人気を博した。1978年（昭和53年）7月、「愛国→幸福」の乗車券発売枚数が1,000万枚を突破。1981年（昭和56年）末には1,200万枚、売上総額は9億4,000万円に上った。釧路鉄道管理局により駅前に記念碑が設置される。現在は駅前の商店で乗車券のレプリカが専用のケース（キーホルダー）と共に販売されているほか、十勝バスでも「愛国から幸福ゆき」のバス乗車券を販売する。
確かに駅前に商店はあった。

春は来るかな

このあたりの地名が愛国であり、入植したのが愛国何々団という人々だったからだという。

いやはや、この両駅、考えたら誰でも知っているよねえ。皆、来たら、初めてでも懐かしズムになるんじゃないかなあ。ここがブームになったころの自分の過去と照らし合わせて。まあ、NHKのその番組は見たことないけど、キャッチフレーズはなんとなく聞いたことがあるからなあ。それに、3か月ぐらいプチてっちゃんだったからなあ。