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2020.10.27

鼻ぐり塚　2020.10　GO TO DRIVE慣れてきました。岡山方面へ。CowRingMound Okayama

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桃太郎伝説伝わる備前一之宮・吉備津彦神社と備中一之宮・吉備津神社を結ぶ道の間あるのが（１キロも離れてない）、福田海本部というところがあり、そこに畜霊供養の鼻ぐり塚がある。鼻ぐりは、牛の鼻の取り付けらているアレである。この鼻輪は牛を人間の都合で動かすもので、牛には迷惑なものである。最近では、人間でも鼻輪をしている人はいる。インドのノーズリングで両鼻をつなげている人はあまりいなかったような。

ここに集められ、のこぎり目を入れ鼻ぐりの数は、看板には600万の鼻ぐりが納められていると書かれているが、年に数万個ずつ増えているらしく700万個にも及ぶという。

無人の受付で護摩木料を１００円を料金箱に入れてから中に入る。料金箱を見ると、１枚も入ってなかったので、きっと泥棒にお金盗られたのだろう。帰りに、女性４人組（中年２人、若い子２人）入り口にやってきていて、お釣りがないんで、無料で入ってもいいですかと私に聞いてきたが、私は、管理人ではないので、まあ、入っても分からないとは思いますけどねえ・・まあ、良心がねえ・・・というと、若い子が皆さんのお金入れましたよーと、声掛けしてきた。

福田海本部を通り抜ける。

ちなみに、昨日日記の田倉牛神社に続く牛関係である。

うわー、ありゃなんだーという感じだ。

豚もおるけど

牛はおる。

鼻ぐり塚は、元々あった円墳を利用して作られている。横穴式の石室内には、真鍮製の鼻輪を溶かして造られた、阿弥陀の名前が入った金属板が収まっている。そして墳丘には大量の鼻ぐりが積み上げられており、塚の正面部分には馬頭観音菩薩が置かれている。

大正14年（1925年）に創設され、全国から送られてきた鼻ぐりが奉納されている、というか積み上げられている。農作業で酷使されて命を落としたり、病死したり、屠殺され人間に食べられたり、牛が生きた証を残した鼻ぐりを供養し、人に奉仕させられ、一生を終える畜類への感謝の念を忘れないというのが、創設の趣旨だそうだ。

鼻ぐり、鼻輪、鼻環、モーリング。牛の鼻輪は、牛にいう事を聞かせたり、爪切りや、病気の治療などの管理の際に体の大きな牛を扱いやすくするために大変役に立つのだということは想像できる。

世界屠殺紀行内澤旬子さん著思い出したわ。ありゃ、面白い、凄い作品やった。世界中の屠殺場でのルポ。特に印象的だったのは、仲間の豚が目の前で殺されていっているのに、すやすや他の豚は眠っていた、とのイラスト。

ぎりぎりまで、自分が殺されること分からないんだよねえ。そういえば、ネパールのポカラで、車のトランクに大きな豚を無理やり押し込んでいて、豚が叫んでいるのを思い出したが、このまま殺されに行くとまでは、思ってなかったんだろうなあ。

ここは、ウルトラマンエースにも登場。浮きぺ弟子アより、牛神超獣カウラを参照した。
身長61メートル、体重7万7千トン、出身地：岡山県。
牛神男が巨大化した姿。頭部の角から光線を撃ち、涎は強酸性の溶解液で何でも溶かす。また催眠術で分身したかのようにウルトラマンエースの目を惑わす。人間に食われた牛の怨念の化身で、人間を喰らうことを使命としている。腕に付いた呪いの鼻ぐりをエースに蹴り飛ばされ、鼻にセット光線を受けて沈静化した後、エースに鼻ぐりを持ったまま地面に叩きつけられ、牛の怨念は解かれて元の青年の姿に戻る。

牛神男。
身長170センチメートル、体重：65キログラ、出身地：岡山県鼻ぐり塚。
牛を供養する鼻ぐり塚からいたずらで鼻ぐりを盗んで腕輪にした青年が、牛の怨念を利用したヤプール人に呪いをかけられた姿。本物の牛同様に草を食べ、牛と会話する。最初は腕輪の周辺から牛の毛が生えてきて、翌日には身体全体に毛が生えた後、頭部に牛の角が生えてくる。時が経つに連れてどんどん牛になっていき、最後はカウラになるが、最終的にはエースによって人間に戻ることに成功する。
なんと、ここで撮影している。