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2024.10.09
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★★★
8月は1冊、先月は2冊とちょっと停滞気味の読書だが、60歳を迎えた今は無理せずマイペースに読んで行くと決めているので、気にせず次は何を読もうかと考えていたが、丁度出張があり、ベージ数が少な目なものはとあれこれ探して手にとったのは、東野圭吾の作品で怪しげな二人組の探偵が難事件を解決するという連作短編集の本作を6月に読んだシリーズ化された元マジシャンでバーのマスターを主人公にした「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」以来、読んでみることにした。



探偵倶楽部とは政財界のVIPクラスを会員とした極秘調査機関で本作に登場するのは二人の男女の捜査員である。その彼らが調査に当たった五つの事件を描いている。
内容的には依頼を受けて駆けつけたる二人が鮮やかに真相を暴くというパターンの本格ミステリーでしたが、ちょっと盛り上がりに欠けて、黒衣の男女という設定が活かされていないのが残念です。何しろ彼らは一切無駄口は叩かず、ただ真相を報告するだけなのですから。まぁ現実の探偵はこんなものかもしれませんが…。





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最終更新日  2024.10.10 08:09:56
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