Blue Crescent ( in 楽天)

Blue Crescent ( in 楽天)

2005/11/29
XML
カテゴリ: 日本映画
今日は、全国に金田一耕助の名を知らしめた「犬神家の一族」を紹介しよう。

舞台は、戦後間もない信州那須湖畔。
戦前から“日本の製薬王”として名を馳せた犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が他界した。
犬神家の顧問弁護士の古館恭三の助手である若林は、莫大な遺産相続にまつわる一族の不吉な争いを予期したのか、探偵・金田一耕肋に助力を得るための手紙を送った。
が、信州那須に着いた金田一と顔を合わさぬまま、何者かに毒入り煙草で殺害されてしまう。
佐兵衛は生涯妻子を持たず、愛人に生ませた松子・竹子・梅子という腹違いの3人の娘があった。
松子には佐清(すけきよ)、竹子には佐武(すけたけ)と小夜子、梅子には佐智(すけとも)という子供がそれぞれいる。
現在、犬神家には佐兵衛が今日の地盤を築いた大恩人である野々宮大式の孫娘・珠世も住んでいた。
問題の遺言状は佐清の復員を待って公開されることになっていたが、戦争で顔を負傷した佐清は、仮面をかぶって一族の前に現われる。
佐清が本人であるか否かを一族郎党が訝しむ中、ついに遺言状が公開される。
遺言状の内容は「佐兵衛の莫大な遺産を相続できるのは、3人の孫のうち佐兵衛の恩人の孫娘・珠世と結婚した者に限る」という内容だった。
欲に目のくらんだ者たちによって珠世の争奪戦が繰り広げられるが、同時にそれは奇怪な連続殺人事件の幕開けでもあった…


言うまでもなく原作は、横溝正史の同名のベストセラー小説。
原作のわかりにくい人間関係を物語の進行に合わせて、わかりやすく説明している。
同様に原作では今ひとつイメージしにくかった陰惨な殺人をより派手に、そしてよりショッキングに描き出している。
本作で金田一耕助に扮したのは石坂浩二。
探偵でありながら、死体を前に悲鳴をあげたりするような人間的な描写もあり、生身の金田一耕助を感じさせる演技といえよう。
この作品の演出を担当したのが市川崑監督である。
もちろん、同監督の特徴的なハイコン(※)を使った演出も健在だ。
同監督の手掛けた金田一耕助シリーズの第1作でもある。


「白い巨塔」や「水戸黄門」などの最近の石坂浩二しか知らない人は、ぜひ観て欲しい。
出演者の顔ぶれの豪華さも素晴らしい作品だ。



    こちらから
      ↓

犬神家の一族


(※)ハイコン…ハイコントラストの略。
映画などでタイトル・クレジットの撮影用に使われるフィルムの一種。
文字通りコントラストがきついため、普通は文字以外に使わない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/11/29 06:10:19 PM
[日本映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: