Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/05/23
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カテゴリ: 外国映画
本日は、ブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレの顔合わせで知られる、ご機嫌な西部劇を紹介しよう。


ある列車が列車強盗の被害に遭う。
悪名高い列車強盗のフレンチキングだ。
長女ルイーズを筆頭に5人姉妹で結成された列車強盗だった。
彼女らは、全ての乗客から手際よく手持ちの金品を奪い取った。
抵抗する者は殴り倒し、運転士・車掌も含めた全ての乗客を貨物車へ閉じ込めると、いずこともなく立ち去った。
一方、ブージバルの町を馬に乗って騒がしく走り抜ける集団がいた。
近くの牧場を切り盛りするマリアとその弟たちだ。
彼らは、ブージバルの町の人々からサラザン一家として知られていた。
マリアたちは、ブージバルの駅へ向かっていたのだ。
叔母のクリスマスプレゼントが、その日の列車で届くのである。
だが、列車は駅に止まらない。
マリアは慌てて後を追うと、馬から列車へ飛び移り、見事に停車させるのだった。
列車は、先刻フレンチキングが襲った列車だった。
幸い積荷は無事だったので、マリアたちは荷物を受け取ると、牧場へ引き返した。
その晩、サラザン一家はクリスマスパーティーだった。
故郷のシチリアと違い、雪のないクリスマスに悪態をつきながらも、楽しいひととき。
叔母からのプレゼントに一喜一憂する弟たちを楽しそうに眺めながら、マリアもクリスマスを楽しんでいた。
弟のひとりが「今年は、俺たちからもプレゼントがある」とマリアにプレゼントの包みを差し出す。
包みには、黒い革鞄が入っていた。
実はその鞄、昼間の列車強盗に遭った列車の中に落ちていた革の鞄だった。
プレゼントにちょうどいいと、失敬してしまったのだ。
鞄を開いて見ていたマリアは、近くのリトルP牧場の地下に石油が眠っていることを記した地図が隠されている事に気付く。
その頃、フレンチキングの面々は焚き火の周りに車座になって、戦利品の分配をしていた。
ルイーズは、戦利品の葉巻を吸おうとして、手にした紙切れが牧場の権利の譲渡書であることに気付く。
奇しくもそれは、リトルP牧場の譲渡書だった。
ルイーズは「列車強盗なんて仕事はやめて、地に足のついた真っ当な暮らしができる」と喜ぶのだが…


ひょんなことから、一方はその土地の価値を知り、もう一方は安住のためにその場所を求める。
そして、衝突が起きる。
古くから割と使い古されたテーマだが、ブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレをそれぞれの側に配することで、オーソドックスさから脱却している。
どちらの側に感情移入して観るかで、登場するキャラクターが違って見えてくるのだ。
ただ漠然と観るのではなく、どちら側からの視点でストーリーを追うか定めて観た方がずっと楽しめるのは言うまでもない。
何よりもブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレの2大女優の魅力をいかんなく発揮した作品といえよう。
西部劇にありがちな(早撃ちなどのガンアクションの)要素は、ほとんどないので、それを期待して観ると痛い目に遭う。
アンハッピーエンドの多いヨーロッパ映画だが、この作品に関しては極めてハリウッド的なハッピーエンドとなっている。


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Last updated  2006/05/23 04:25:38 PM
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