Blue Crescent ( in 楽天)

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2006/06/19
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カテゴリ: 日本映画
時として荒唐無稽な小説は、映像化されると途端に輝き出すものがある。
今日紹介する「海底軍艦」もそんな作品のひとつだ。


ふと目的地と行き先の違うことに気付いた乗客。
誰何しようと運転手に手を触れると、思わず手を引っ込めてしまう熱。
一方、埠頭でPR写真の撮影をしている男女がいた。
広告写真家の旗中進と彼の助手・西部善人、それにモデルの3人だ。
その撮影中、突然モデルが恐怖に引きつった顔をする。
彼女の視線の先を追うと、海中から蒸気を上げながら今まさに上陸しようとする姿があった。
見たこともない奇怪なデザインの潜水服と蒸気を上げながら突然現れたことで、怪物が現れたように見えたのだ。
すかさず、カメラのシャッターを切る旗中。
そのカメラのストロボに驚いた人影は、再び海の中へ。
そこへ走り込んでくる1台のタクシー。
先刻のタクシーだ。
そんなことは知る由もない旗中たちを尻目に、タクシーはそのまま海中へ没した。
旗中たちの通報を受けた警察によって、翌朝海中からタクシーは引き上げられたが、運転手も乗客も誰ひとりとして遺体は発見されなかった。
警察の事情聴取が終了した帰り道、旗中たちはモデルに使いたいと思う女性を見つけるが、逃げられてしまう。
諦めきれない旗中は、彼女が乗って走り去る車を写真に収めるのだった。
事務所に帰って、早速その写真を現像する旗中。
「そんなものを未練がましく撮影しても」という西部に対して、旗中は言う。
「この写真に写っている車のナンバーを調べれば、彼女に辿りつく」と。
西部の調査で、旗中がモデルに使いたいと思っている女性は、光国海運の楠見専務の下で秘書をしている神宮司真琴だとわかる。
何としても彼女をモデルに使いたいと思う旗中は西部と一緒に、楠見専務と彼女の乗った車の後をつけることにした。
機会を見て直談判しようというのだ。
しかし、どうにも様子がおかしい。
案の定、彼女の乗った車は、人里離れたとある海岸へ到着した。
楠見たちをこの海岸へ連れてきた運転手こそムー帝国工作隊員23号だった。
ふたりを誘拐しようとしていたのだ。
間一髪、旗中と西部が駆けつけ、どうにか誘拐は阻止した。
警察で事情を話すも、あまりに荒唐無稽であるため、話半分にしか聞いてもらえない。
そんな中、警察にムー帝国からのフィルムが届くのだが…


物語前半は、都会を舞台に侵略者の工作員と事件に巻き込まれた人々のドラマが展開する。
一転して、物語後半では舞台を南の島へと移しての大冒険となる。
この辺りの舞台の対比を含めた見事な構成は、映像となって活きてくるものだ。
もちろん、映画の尺の中で物語を収める関係から説明不足な個所も散見される。
だが、この手の映画でそういう点を列挙して言及するのは野暮というものだ。
東宝特撮映画の歴史に残るスーパーメカ海底軍艦“ 轟天号 ”の勇姿を堪能して欲しい。
轟天号 ”は登場せず、潜水艦“電光艇”が登場するのみとなっている。



海底軍艦





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Last updated  2007/02/17 09:50:18 PM
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