Blue Crescent ( in 楽天)

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2007/05/17
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カテゴリ: 本のしおり
何日か前にやらかしたばかりだというのに、またやってしまった。
いや、学習能力がない訳ではない。
抗えないほどの魅力に満ち溢れた作品なのだ。
そんな訳で「 汚染 イェローストーン完全封鎖 」を再読した。


男を始末したのは、化学薬品会社ペトロダインの特別顧問を務めるスカンツだ。
彼は、ペトロダイン社の荒事全般を受け持っていた。
このペトロダイン社は、政府高官との極秘取り引きで、細菌兵器の研究開発から製造までを秘密裏に請け負っていた。
欲を出した研究者のひとりが会社を強請ってきたことから、依頼を受けたスカンツが適切に対処したのだった。
呼び出されたスカンツは、叱責を受けた。
どうやら、その処置の仕方がお気に召さなかったらしい。
一方、イェローストーン国立公園は、例年のように夏の観光客で賑わい始めていた。
ある日、1台の大型タンクローリーがこのイェローストーン国立公園内で横転した。
そのタンクローリーは、ペトロダイン社の車だった。
車体に張りついた<危険―腐食性化学物質>の文字は、もちろん正しくはない。
満タンに積載していたのは、極秘に開発された軍事用の細菌兵器だったのだ…

読み出したら止まらない。
まさにジェットコースター・ノベルだ。
以前読んでから時間が経っていたこともあって、いい感じにストーリーを忘れていたのがよかったのかもしれない。
政府の意を受けて事件を極秘裏に処理しようとするペトロダイン社とばら撒かれてしまった細菌の恐怖がダブルパンチで迫る緊迫感は、何ともいえずスリリングだ。

そう切に願いながら読んでいる自分に気付くだろう。
本作品は「 スピル/最終汚染 」のタイトルで一度映画化されているが、内容は小説とだいぶ違う。
部分的に設定を借りて作ったような中途半端な出来だったりする。
ビデオのみでDVDは出ていない。
興味のある人は、レンタルビデオ店を探してみよう。


「 汚染 イェローストーン完全封鎖 」
レス・スタンディフォード 著
槇野香 訳
創元ノヴェルズ 刊
ISBN4-488-80105-6





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Last updated  2007/05/17 06:50:07 PM
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