Blue Crescent ( in 楽天)

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2011/10/02
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カテゴリ: 外国映画

これもCSで放映しているのを観た。


ソビエト領海に近いアラスカ付近を航行している1隻のアメリカ海軍の潜水艦があった。
“アクシネット号”である。
ソナー員が海中を高速で移動する物体を感知する。
ソビエトの潜水艦か…と俄かに慌ただしくなる艦内。
物体は真っ直ぐ潜水艦に向かってきた。
やむなく迎撃態勢に入る潜水艦。
だが、相手はソビエトの潜水艦ではなかった。
激しい衝撃が潜水艦を襲う。
気付いた時には氷河の上に座礁していた。
若きソナー要員のひとりエイハブは、傷みで目を覚ましたものの、変形したコンソールに足を挟まれて身動きが取れずにいた。
親友でもある隣席のソナー要員に声をかけるが返事はない。
気を失っているのか、死んでいるのか、身動きの取れない現状では確認できない。
そう思って必死で挟まれた足を抜こうとしていると、折れた艦の隙間から大きな眼が覗く。
それは、信じ難いほど巨大な白い鯨であった。
その白鯨は挟まれた彼の足ごと艦を食いちぎると、意気揚々と海の中へ引き上げていくのだった…

41年後。
海洋調査を行なっている女性生物学者がいた。
ミシェル博士である。
彼女は助手のピップとふたり、小さな船でザトウクジラの生態を調査していた。
調査は順調であったが、突然ザトウクジラたちは何かに驚いたように逃げ出してしまう。
直後、彼女の船のそばに潜水艦が浮上した。
アメリカ海軍最新鋭原潜“ピークォド号”である。
彼女と助手は半ば拉致されるように原潜へ乗船を強いられる。
その原潜の艦長は、41年前に片足を失ったエイハブであった。
彼は、鯨のオーソリティーであるミシェル博士に協力させて、あの白鯨を仕留めようというのだ。


原題の「2010: MOBY DICK」からもわかるようにハーマン・メルヴィルの「白鯨」を原案としている。
もちろんオープニングのクレジットにもメルヴィルの名前がしっかり出るので、ちゃんとクレジットを観ている人なら気付くはずだ。
原案というのは、舞台を現代に移しているからに他ならない。

特筆すべきは、その白鯨の巨大さである。
なんと150メートルなのだ。
シロナガスクジラの5倍である。
マッコウクジラなら8倍に近い。

潜水艦との対比を考えて設定されたようだが、もう少し現実的な大きさの方がよかったのではないだろうか?

キャラクターを生かしきってないところも残念なポイントだろう。
殊にせっかく鯨の専門家として協力を仰いだミシェル博士だが、たいして活躍することなく事態に翻弄されて、ラストにかろうじて生き残る。
これではなんのために登場させたかわからない。
もっと物語のキーマンになるような活躍をさせてもよかったのではないだろうか?
そういう意味では、非常に残念だ。
魅力的なキャラクターが多いだけにきちんと描き込んで、それぞれに見せ場を用意したら、もっと楽しめる作品になったと思う。

これも典型的なB級映画である。
終盤が近付くにつれて尻つぼみになるのは仕方のないところか。
そういう部分も気にせず楽しめるという人にだけお勧めしたい。






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Last updated  2011/10/02 04:43:34 PM
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