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今、中高年の間で大都市近郊のJR路線を利用した1日たったの120円の列車旅が秘かなブームになっているそうな。 それは、JRの旅客営業規則第156条に規定されている大都市近郊区間という東京、大阪、福岡、新潟のみが対象となっている制度を利用するのだそうだ。 これらの地域では乗車経路が多数存在していることから、乗車券の運賃計算に用いた経路以外の他の経路を区間変更の手続きなく乗車することができるという。 本来、乗車券は実際に乗車する経路に従って購入するのが原則だが、大都市圏域では、乗車駅から目的駅までの経路が複数あり、どの経路にも多頻度の列車が運行しているため、一定のエリア内では、実際に乗車する列車や経路を自由に選択できるようになっているのだ。 例えば、JR大阪駅からJR天満駅に行くには、通常、環状線の外回り線でたったの一駅、料金にして120円だが、あえて逆方向の内回り線に乗車し弁天町、天王寺、鶴橋、京橋を経由し、大回りして天満駅に行くことだって可能である。 この制度を利用し初乗り運賃で指定エリア内をできるだけ大回りするというのが冒頭記述した中高年の秘かなブームなのである。 ただし、この大回りにはルールがある。その一つが、途中下車はできないということである。従って、乗り換え時に駅構内なら自由に行動できるが、改札口から外に出ることはできない。二つ目が、同じ駅を2度通過はできないということである。一筆書きといったが、厳密に言えば8の字や9の字のルートは同じ駅を2度通過することになるからNGである。三つ目が乗車券の有効期限は1日なので日を跨ぐことができないということである。 ある日曜日の一日、妻と二人でこの制度を利用して大阪、奈良、三重、滋賀、京都の府県の都会や田舎の風景を車窓から眺める列車旅を初体験した。その様子は後日。
April 10, 2012
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