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2004.11.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
もう倒産してしまい存在しないが、今日も札幌にあった西村食品工業の話です。

北海道の方ならご存知の方も多い筈の”まりも羊羹”これは1953年に発売開始以来、2003年に会社が倒産するまでじつに半世紀にわたって売られ続けていた和菓子です。発案者は、のちの西村食品工業の社長となる沢村重一氏。1950年の当時、ニシムラでは洋菓子以外にも、練羊羹、すずらん羊羹などと造っていたが、ある時屋台で売られていた甘水と見て大きなヒントを得るのです。甘水とはゴム風船に甘いイチゴ水などを入れた円い玉なのだが。彼はそのゴム風船にイチゴ水のかわりに羊羹を入れまりものように丸くして売ったらどうかと考えるのです。

が、そうは簡単にはいかなかった。熱い羊羹を風船に注入する方法が至難の業だったのです。羊羹を注入している時に風船が爆発したり、流通途中で破れたりしたそうだ。開発の鍵となるのは風船にあるのだが、

1.丈夫なゴム風船
2.羊羹の色が透けて見える風船
3.楊枝でつつけばつるりと剥けてくれる風船

これらが風船の条件となるのだが、”そんな無茶な!”と誰もが思うような開発条件だったらしいです。
でも幾度かの試行錯誤の上、理想的な風船の開発に成功し、ついにまりも羊羹は世に出る事になったのです。早速、ラジオで全道にCMを流し、まりも羊羹は北海道観光の先駆けともなって大ブームとなったそうである。その時、一日の生産数は3万個。実にたった4人の職人で生産にあたっていたというので驚きです。4人で3万個生産できる注入器を内部で開発したそうであるが、これに優る注入器は以後も作られていないというから、相当優れた機械を製作したものだと考えられます。

そういえば幼少の頃、よく、風船に入った羊羹を食べていた記憶があります。それがニシムラの”まりも羊羹”だったのか定かではありません。北海道とは縁遠い我が家だったから多分それはまがい物だったのでしょう。でも、甘いもの好きな私にとってそれはよだれが出るようなおやつだったようです。



1.ふと思ったひらめきを大事にしている事
2.困難にぶちあたってもめげずに最後まであきらめなかった事

ではないでしょうか。

また昔なつかしいまりも羊羹が食べたくなってきました。





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最終更新日  2004.12.08 22:16:36


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