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2008.04.05
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カテゴリ: ちょっといい話

「生後91日以上の犬に年1回狂犬病の予防注射を受けさせる」というのは日本の法律で決められた飼主の義務です。

これはほとんどの人が知っていると思いますが「市町村に一生に1回犬の登録をし、登録するともらえる”犬の鑑札”と”狂犬病予防注射済の票”を犬につけておかなければいけない」という事を知っている人は少ないのではないでしょうか。

動物病院に来るワンちゃんを見ているとほとんど鑑札をつけられていない気がします。

僕自身もあまり気にしていませんでしたが、先日鑑札はつけておくべきだと思った事件がありました。

車にはねられてケガをしたらしいと大きなラブラドールのワンちゃんが来院されました。

連れてきたのは飼主さんではなく、見ず知らずの迷子のワンちゃんをかわいそうに思った親切な人でした。

そのワンちゃんのケガは大した事はなかったけれど、飼主が分からず困っていたら首輪に犬の鑑札と狂犬病済票がつけられていたのです。

さっそく鑑札の番号を見て市役所に問い合わせると、すぐに飼主が分かりワンちゃんを返すことができました。(市役所の環境衛生課の職員の方はとても親切に教えてくれました)

大喜びの飼主さんに話を聞くと前日に逃げてしまいとても心配してあちこち探していたとか。

でもワンちゃんが保護されたのは家から20km近く離れた所だったので見つかるはずがありません・・・

ワンちゃんは鑑札をつけていたおかげで飼主の元に帰ることができました。

最近は背中の皮下にマイクロチップが埋め込まれているワンちゃんネコちゃんが多いですが、マイクロチップのスキャナーがないとその番号を読むことができません。

もちろんマイクロチップのおかげで飼主の元に帰れた子もいますが、見てすぐに分かるようにきちんと鑑札や名札を付けておくこともとても大事だと実感しました。






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Last updated  2008.04.06 17:09:10


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