HAPPY HOURS☆のハハ道おんな道

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February 16, 2006
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カテゴリ: 絵本
おじいさんがかぶをうえました おじいさんがかぶをうえました


こちら、大きく3章に分かれています。

第1章。たくさんの絵本として、日本の昔話、世界の昔話、字のない絵本、動物…とジャンルわけして、テーマごとに該当する絵本の一こまを見ることができます。例えば「字のない絵本」だったら、安野光雅の「ふしぎなえ」とか、有名どころの「はるにれ」「おみせ」「せんとう」「えんにち」あたりが出ています。勿論一こまといっても該当絵本の数ページ分載っているものもあります。動物も「クマ」「ブタとおおかみ」「ネコ」諸々細かく分かれています。「 ちいさなねこ 」ちゃんは本当にかわいい。私が好きなのは「 ぶたぶたくんのおかいもの 」のぶたぶたくんと八百屋のお姉さん(八百屋さんなのになぜかスーツを着ている)だなー。
世界の昔話のラインナップはシブイ!!「 おおきなかぶ 」は勿論載っていますが、ネパールの「ブンクマインチャ」インドの「おひさまをほしがったハヌマン」とか、その他アフリカ・オセアニアのお話は、恥ずかしながら一つも知りません…

第2章は絵本の軌跡として作家の先生別19人の歩みについて。「こどものとも」に係わった先生は500人ほどいらっしゃるそうですが、19人の中に「 ぶたぶたくんのおかいもの 」の土方久功が入っているとは、やはり人選の趣味が良い(私の好みでは)。堀内誠一は絵のタッチを変えられてすごいなあーと思う。「 ぐるんぱのようちえん たろうのひっこし 」同じ人とは思わなかったもん。「 てがみのえほん 」なんてページをめくるたびに全く違う描き方をしているんですよ。「 もじゃもじゃペーター 」も「 ぐりとぐら 」も「 だるまちゃんとてんぐちゃん 」も「 ロボット・カミイ 」(これは絵・堀内誠一なので当然と言えば当然ですが)も出てくるので、これも「 こんにちはおてがみです 」同様、楽しい絵本です。ちょっと脱線。

興味深いのは絵本になる前の絵の状態が出ているんです。「 かばくん 」の絵は1枚のキャンバスを上下2分割して2場面を描いていたり。

第3章は絵本誕生の秘密として、作家の先生とのインタビューや対談をまとめています。
私が眺めていて飽きないのは、50年間603作品の表紙とあらすじが並べられている頁。表紙が1枚の絵として見ていて美しいんだなあ。

ぞうくんのさんぽ 」なんて割りと最近の本かと思っていたら、147号(1968年)で「 だるまちゃんとかみなりちゃん 」より古かったのね。タッチや文章に古さを感じないですねえ。こんな感じで、見ていると意外なことが判ります。

この本も限定だろうか。私は限定にとても弱い。今図書館から借りているけど、やはり買ってしまおうか…






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Last updated  February 17, 2006 09:06:33 PM コメント(4) | コメントを書く


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