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『微睡みのセフィロト』
冲方 丁の初期の頃の作品が作者により改稿されて出版されたらしい。
裏表紙にある「 300億の微細な立方体に混断された男。世界連邦保安機構の捜査官パットは、第四次元感応者の少女ラファエ ルと捜査を開始するが… 」 なんて文句を見ただけでSF好きは買わずにはおられまい。
作者が後書きでも書いているが、冲方 丁(うぶかた とう)の傑作、『 マルドゥック・スクランブル 』と同時期に執筆されたらしく、プロットにも共通点が多い。
『 マルドゥック・スクランブル 』はSF好きにはお勧めなんだけど、ちょっとバイオレンスな表現がきつく、児童虐待的というかそんなのよりももっと強烈な描写があるので、もちろん全編そんな話というわけではないのだけど、やめておいた方がよいかも。
この『微睡みのセフィロト』だけれども、この舞台での話ももっと膨らみそうな感じで、これだけで終わらせるのはもったいないと思えるほど、面白い。
本自体もそれほど厚くなくて読みやすいのでおすすめ。
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