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2004年06月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 言葉も時代時代によって意味が変化してくる。
 一番驚いたのはなんといっても「キレる」だ。
 昔は「キレる」といえば勉強がよくできる、知恵者を表現する最大級の褒め言葉だった。
 矛と盾の関係を凌駕する(優れ者)には「切れる」ということが絶対不可欠だったことからこう呼ばれていたのだと思う。
 ところが昨今は専ら、感情が切れる(我慢ができなくなった)という意味で使われている。もちろん言葉の意味からすればこれもまちがいではない。むしろこちらのほうが言葉の意味としては素直に受け入れられるような気もする。

 志賀直哉の初期小説に「小僧と神様」という短編がある。小僧とはもちろん子どもではあるが、秤屋(計量器具販売店)さんで奉公をする幼少の丁稚さん。神様は東京帝大を卒業したエリートサラリーマン。武蔵野あたりの庭付きの借家に住み、出産したばかりの子と新妻と女中が暮らしている。あるとき神様は子どもの成長を計るため、会社近くの小僧の店に行く。小僧は買った秤を家まで届ける役目だ。これで終わったらこの小説はない。
 小僧の夢は腹一杯寿司を食べること。きっちり(伏線)が敷いてある。
 あるとき神様が寿司屋で昼食を食べていたら、そこへ小僧が通りがかった。のれん越しに神様を見た小僧はしばらく立ちすくんでいる。

 すっかり感動した小僧が若きエリートサラリーマンを神様のようだと感激する話です。
 なにぶん大昔に読んだので中身がかなり怪しい(笑)
 しかし昔はこれほどまでに価値観にギャップがあったんだということですね。





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最終更新日  2004年06月14日 08時36分13秒
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