Emy's おやすみ前に読む物語

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Nov 7, 2007
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カテゴリ: 連載小説
「――どうしたの?」

外は少し寒い。




「・・・医学部、受験しないって本当?」



「・・・本当よ。

 最初から、希望してない。」



「医学部だから、E私大を希望したのかと思った・・。」



「柏田君も、谷川先生と同じ事言ってる。


 ・・・別に、大学なんてどこでもいいの。

 ただ、都内の大学に行きたいって思って。」




「そうか。大学なんかどこでもって言ったって、

 本庄のどこでもはレベル高いもんな。」



「・・・。」



「――追い付きたいんだ、本庄に。」



「追い付きたいって・・・、

 じゃ、2人で大学に受かったとして、どうなるの?」



「そしたら―――。」




柏田君が黙ってしまった。私から目をそらす。




「――夏恋は?」


「・・・・。」









柏田君と一緒にいたくて、A高を受験した。

でも、高2の冬、柏田君は夏恋を選んだ。

その日から、恋心は封印した。


自分に自信がないのもだったけど、私は夏恋が好きだから・・。


私がどんなに頑張って、2人から目をそらしてきたか・・・。







 E私大はレベル高過ぎる。

 ・・・それに、おふくろさんも1人に出来ないから、

 地元の大学にするって・・・。」





”柏田君は都内の大学を希望してる。

 その事を夏恋も承知してる。


 ――いや、2人のことは私には関係ない。”





「私の何に追い付くの――?」









     ―つづく―


お読みいただきありがとうございます♪

う~、寒くなってきましたが、実はまだ暖房器具出してません。

なんか、無くても過ごせてしまうき・・・やはり温暖化の影響で

今年の秋冬は暖かいのでしょうか。

ぶ厚いコートの出番はまだまだなさそうです。

それより手代木先生と喜春ママの出番が気になります・・・。

では次回をお楽しみに~~!





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Last updated  Nov 7, 2007 01:49:59 PM
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