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知人のヴァイオリニストのHさんから,コンサートのお知らせをいただき,2月18日のマチネ公演を聴きにゆきました.都内の小ホールでの弦楽アンサンブルの公演,Hさんも助っ人で出演するとのお知らせでした.演奏曲目は,バッハのカンタータBWV147番から「主よ人の望みよ喜びよ」,バッハのBWV1043「2つのヴァイオリンのための協奏曲」そして,シューベルトの遺作,弦楽四重奏曲「死と乙女」のマーラー編曲による弦楽合奏版でした.「死と乙女」の弦楽合奏版が実演されるのが期待で,近々Hさんがホームとする弦楽四重奏団の演奏会でもこの曲を取り上げるので,聴き比べにいかがですか?とお誘いいただいたのでした.ただ,Hさんのホームのほうの演奏会は出張のために聴きに伺えないのが大変残念なんですが...「死と乙女」は弦楽四重奏の原曲で聴いてもドラマチックなところがあり,弦楽合奏へ編曲するとまた変わった味わいがありそうです.この編曲はかのマーラーによるもので,当日配布されたプログラムには,この曲のドラマチックな性格と,「命あるものは必ず滅ぶ」という想念がマーラーの心に響いたのでは,というような解説がありました.マーラーにとっては,この原曲の響きは弦楽合奏によりはじめて完全になると考えていた,ともあります.実際に演奏を聴いてみると,なるほどこうなるのか~,と実に興味深く聴けました.第1楽章冒頭の,緊迫感ある始まりは合奏ならではだし,演奏はしり上がりに盛り上がってゆき,特に終楽章のプレストは,迫力ありました.「死と乙女」の名があるのは第2楽章の主題が,シューベルトが書いた歌曲「死と乙女」のピアノパートで用いられている旋律がつかわれているからですが,この主題と変奏も,よく歌われていました.ただ,私のイメージとしては,この曲はやはり弦楽四重奏で聴くほうが,味わえる感じがしたのも正直なところ.旋律のからみや対位的なからみは,弦楽四重奏のほうが裸に近くなり,よく聴こえてくるような印象をもちました.またもし私もヴァイオリンを弾けるなら,やっぱり弦楽四重奏のほうが大変だけど楽しさも大きいかな,という感じもしました.実は私の好きなメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲にも弦楽合奏版があって,イスラエルフィルの弦楽をメータが指揮した有名な録音があり,この弦楽合奏もはまっているなぁ,という印象を持ったことがあり,それをこの「死と乙女」にも期待しちゃった感があったのですが,こちらの場合は弦楽合奏にすると原曲が持っていた繊細感がちょっと薄れてしまって,ドラマチック感が少し強く出すぎちゃうきらいがあるかな...という印象でした.これは演奏の良し悪しではなくって,やはり編曲から出てくることだと思いました.(マーラーではなくブラームスが編曲していたら?また違ったかもしれませんね.)そういえば,この「死と乙女」の終楽章の出だしは,黒人霊歌の...曲名は忘れたけれど,その出だしに似ていますね.似ているのが日本の曲なら,NHK FMの日曜日夜の「気ままにクラシック」の「どこ似て」コーナーに投稿できてホームラン間違いなしと思うのですが...残念.当日の演奏会のアンコールには,同じシューベルトの弦楽四重奏曲の「ロザムンデ」より第2楽章が演奏され(この編曲はどうされたんでしょう? オリジナルだったのかな?),これも有名な旋律が主になった曲.「死と乙女」でちょっと深刻な気分になったところを,柔らかくやさしく包んで帰途に着かせていただけた,心憎い演出でした.大変興味ある楽しいひとときを過ごさせていただきました.感謝です.終演後のカーテンコール
February 18, 2007

「アルケミー・ランダム」って単語を見て,あ,アレだ,と思われる方は,Windows Media Player をよくお使いの方ですよね?^^?;普段音楽を聴くときは,ステレオの置いてある部屋でゆっくりと聴くのですが,パソコン部屋でブログを書いたりしているときに音楽を聴きたくなると,パソコンのCD/DVDドライブに聴きたいCDをいれて,Media Playerで聴くこともあるわけですが,そのとき,表示をプレイビューにして,視覚エフェクトの選択を「アルケミー・ランダム」にしておくことが多いんです.で,そのプレイビューを見ていると飽きなくて,ときどき動かしている手が止まってしまって...この模様が,音楽にあわせて揺らめくように動くのですが,それがなかなかの芸術のように思えるのは私だけ?^^_? 音楽のリズムだけでなく,短調か長調か,だんだん盛り上がりつつあるか,静かなときかにぎやかなときか,だんだん速くなっているか,音楽として走っているか,など,およそ曲想と思われるものをディジタル信号処理で抽出して,それをさらに動く模様に展開するように作られているように思えるのです.このソフトを書いた人は相当の優れた方のように感じます.どんなアルゴリズムでこういう音楽成分を抽出しているのか,と考えてしまうんですよね.しかも信号処理から表示までのリアルタイム性もなくてはなりませんし.もうそれなりに確立した分析方法が知られているのでしょうか?...今日,東京に行った折,帰りがけに秋葉原のタワーレコードによって,買いました,ショスタコビッチの「祝典序曲」.同「交響曲第5番」と組になっています.Evgeny Svetlanov指揮,ロシア国立交響楽団の演奏,祝典序曲はボリショイ劇場管弦楽団金管セクションもバンダーとして乗っています.そうそう,この曲はバンダーが活躍するんだった...それで,この曲を聴いているときの,クライマックスのところの,アルケミー・ランダムの模様が...これ↓曲を聴きながら模様の動きを見ていると...とにかく飽きない...
February 16, 2007

購読している新聞屋さんが集金に来ると,古紙回収用新聞袋とともに,新聞屋さんが置いていってくれる小冊子があります.その冊子の2月の特集は「味噌作り」なのに目がとまりました.もうずいぶん前に何年間か,この季節になると味噌作りをしていたのを思い出しました.それは現在仙台にお住まいのYさんが味噌作りをしておられて,そのお話をそのころうかがったのと時期を同じくして,新聞に作り方が出たので挑戦していたのでした.しかしここしばらくは味噌作りをご無沙汰していたのでしたが,その小冊子を見て,しばらくぶりにやってみようか,という気分になりました.この手前味噌がうまく仕上がったときは,これを胡瓜につけて食べるとおいしいし,味噌汁の香りもよくたつし,いいんですよ...味噌作りは,炊いた大豆をつぶすのが一苦労なのですが,いまはフードプロセッサもあるし,お手軽に仕込めます.当時は,厚手のジッパー付ビニール袋にいれてワインのビンでたたいたものでした.そうやってつぶして作った味噌も手作りの味わいがでて(つぶれた粒が著しく不均等,という意味で...)いいのですが,便利さには変えられません.味噌を手作りするときは,いまの季節に寒仕込みをするのがよいのだそうです.産業的に作られる味噌は,温度管理で発酵と熟成を早くしているようですが,手作りの熟成は気長に半年待つのでじっくりすすみ,味わいも深いといわれています.「気長にじっくり」,というのは私の性分には合うところもあって,楽しみにそのときを待つわけですね...今回は,その小冊子にあるように乾燥大豆1kg,米麹1kg,塩500gで作りました.幸い,近所のスーパーにはこの季節になると米麹をおいてくれるので,材料には事欠きません.この分量だと味噌としてはちょっとしょっぱめになると思いますが,塩分は高めのほうが失敗は少ないといわれています.甘い薫り高い味噌は塩を減らして作りますが,その場合は巣が入らないように,カビが生えないように,と心配事が増えてゆきます.まず大豆.今回は,豆を炊くのにパスタ鍋を使ってみました.水3.5Lにつけて,一昼夜おくと,水を吸ってふっくらします.これを火にかけて,沸騰したらふつふつとするくらいに火を弱め,あくを丁寧にすくいます.パスタ鍋は意外によくて,ふきこぼれにくく,火の調節が楽なことがわかりました.豆を炊いている間に,麹と塩をボールに混ぜておきます.上の写真の,ふわっと白い綿みたいなのが塩.精製塩よりにがりの残った天然塩を使うとよいといわれています.これを均等に混ざるまでさっくりと混ぜます.豆が手でつぶれるくらいになりました.だいたい1時間くらい炊いてこのとおり.中鍋を引き上げて煮汁を切り,皿の上に置きました.煮汁は後で使います.今度はフードプロセッサの出番.プロセッサをかけすぎるとペーストになってしまいますが,そこまでは挽かずに粗挽きで粒が残るくらいで止めて,このとおり.プロセッサをかけている時間はまあ20秒~30秒くらいかな.こまめに止めて様子を見ながら.粗挽きになった大豆は飯台にあけます.全部の豆を挽いたら,混ぜてあった麹と塩を飯台の大豆の上にあけ,切るように均一に混ぜるとこのとおり.これに煮汁を少しずつ混ぜて,両手でボールのように丸めてまとまるくらいまでにしたら,保存用の瓶の底にたたきつけるようにいれては均して行きます.要は空気が入らないように...全部瓶に入ったら,上からラップをかけて空気に触れるところがないように丁寧に隅を押さえて,このあと,ラップの上から塩を振り,ラップで包んだ小皿2枚を重石において,冷暗所に保存.豆を煮始めてからこの状態まで1時間半くらい,かな.慣れればそんなに手間ではありません.ちょっとした気分転換くらいでできちゃいます.くれぐれも雑菌やカビにやられないように,容器はよく洗い,焼酎や食品用消毒アルコールで消毒してアルコール分を飛ばし,濃い食塩水を浸したキッチンペーパーで拭く注意があるくらい.手もよく洗うのは当然ですが...3ヶ月くらいおいたら,いったんあけて手入れをして,さらに寝かして夏を過ぎれば食べ頃になる...予定.今年はさて,うまくいくかな...お楽しみ^^;
February 16, 2007
今日のNHK FMの午後2時台のFMシンフォニーコンサートは東フィルのライブ演奏コレクションで,序曲4曲と残り時間にビゼーのカルメン組曲から1曲でした.その4番目に演奏された序曲がショスタコビッチの「祝典序曲」.この曲を聴いて懐かしい,と思うのは私と同世代で中学・高校じぶんに吹奏楽をやっておられた方でしょう.もうどこの学校だったか忘れたけれど(...手持ちのアナログレコードを引っ張り出してみたら1973年の出雲第1中学だった),この「祝典序曲」を全日本吹奏楽コンクールの全国大会の自由曲で演奏して金賞をとっていた.コンクールにでたって,地区大会ですら入賞できないブラスバンド部にいた私は,そういう全国大会の入賞演奏を聴いて,同じ世代でなんでこうも違うのだろうと若干ひがみに似た気分も持っていました...それはさておき,ショスタコビッチの作品というと,あの不可思議な和音と節回しで好き嫌いがはっきりする,というのが相場ではないでしょうか?そのなかにあって,「祝典序曲」はそういうショスタコビッチらしさからは離れた,明るく,シンフォニックで,一般的に親しみやすい,ほんとに祝典的気分が満ちた曲ですね.だから,初めて聴いたその入賞演奏も,むしろ作曲家の名前よりも曲の親しみやすさでかっこいい曲だなぁ,とおもったのが最初.そして,あとで作曲がショスタコビッチだと知ってビックリ,という次第でした.へぇ,こんな曲も書けるんだ~,という印象を持ちます.放送はオーケストラ版ですが,もちろんこちらが本家で,吹奏楽でやるほうは編曲版ですが,吹奏楽の定番ピースにもなっていると思います.個人的には,やはりオーケストラ版のほうが,音色の幅が広く,ダイナミックレンジが広くて好きですね.今日聴いたとき,ちょっとだけショスタコビッチらしい節が顔出すところに気がつくこともでき,面白かった.この曲が入ったCD,もちろんオーケストラ版で探して買ってみようかな.ちょいと昔へ時間旅行をさせてくれた放送でした.
February 11, 2007
今日は立春,未明からお昼にかけてはかなりの強風が吹いていた.もしかして春一番?聞き流しに聴いているNHKのFM放送,今日は午後3時から生放送で,N響メンバーをはじめとする在京オーケストラの金管奏者11人による金管アンサンブルのマチネ.昔フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが十八番にしていたようなクラシックでポップな曲をやっているな,と思ったら,今,また頭が仕事から聴き耳モードになってしまった.バッハのシャコンヌを金管アンサンブル編曲でやっている...長調になる前の一旦クライマックスになる直前,アルペジオでパッセージを奏でるところはトランペットががんばっていたけれど,ちょっと無理している感じだったかな...私の住んでいるところはNHKFMの電波がどこからもよくなくて,またじりじりという雑音が入る日が多く,録音には適さないんですよね.今日のような演奏は録音しておけばいいのですが,ちょっと残念.と書いていたら,シャコンヌはもうじき終わり.さてさて,今度の週はいろいろ立て込んで忙しいので,ちょっとお仕事を進めておこう...
February 4, 2007

福は内!今晩は節分.豆まきこそしませんでしたが,「節分の夜に、恵方(年によって異なる)を向いて終始無言で丸かぶりすると、一年中無病息災でいられるとされる太巻き寿司」という恵方巻きを買ってきて,家族でいただきました.もっとも年寄りも食べるので,太巻きをそのまま丸かぶりというわけにもゆかず,柳刃包丁で食べやすいように切りました.挙句に,今年の恵方は北北西だそうですが,食卓の位置からすると家族はみんな恵方にそっぽ,太巻きも切っちゃったから,まあご利益はないかもしれません.でも,これで罰が当たるわけではないですよね...別に縁起を担ぐつもりもなかったのですが,近所のスーパーで,10日くらい前から予約承りのチラシとともに,それはそれはおいしそうな太巻きのカラー写真が載っていて,それでついつい予約してしまったのでした.ちゃんと名前がついた太巻きですが,控え忘れました.海苔の入り方が芸術的.これは海苔ではなく野沢菜かなにか大きな葉っぱの漬物が巻いてあります.数の子が入っていて,食感がなかなか.写真は撮り忘れましたが,やはり年寄りが節分豆を食べやすいように,親子?豆腐をつくってみました.思いつきのいい加減レシピですが...1. 鍋に木綿豆腐二丁をいれ,お玉で荒くつぶして中火にかける.2. 隣のコンロでフライパンを火にかけ,節分豆を炒る.香ばしい香りがたって,豆がほんのり色ついたら,3. 豆腐の鍋に入れる.そこに,すじを取って半分に切った絹さやエンドウと短く切った三つ葉(一束分)をおとし,砂糖,酒,出汁の素を適量いれて蓋をする.4. 水は入れなくても,豆腐から水がでるのでよく煮立つ.5. 沸騰して全体に火が通ったら,塩少々を振って味を整え出来上がり.豆がすぐ水を吸い,香ばしい味のまま柔らかくなります.お豆腐に絡んだ豆を年の数だけ...?今夜はいい満月でした.節分の夜に.
February 3, 2007
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