2004/09/22
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スタンダード3級再挑戦を一週間後に控えた1998年10月、私たちは火曜日サークルに来て下さっている先生の教室を見学にいきました。

先生は長身の若い女性の生徒さんにスローフォックストロットを教えていました。

教室にはレッスンを終わってくつろいでいるカップルや、これからレッスンを受ける方々のほかに、レッスンをじっと見守っている女性がいました。その方はレッスン中の女性のお母さんで、とてもそうは見えませんでしたが、彼女は高校生とのことでした。

そのとき、元気に「こんにちはー!」といって入ってきた若いカップルは先生の息子さんとそのパートナーでした。現在はターンプロしてがんばっておられますが、その当時はアマ。でも私たちとは全くレベルの違う「すごく上手い」アマで、ラテンを中心に練習を始めました。

完全に雰囲気にのまれた私たちは、そのまま入会してすぐレッスンを受けることになりました。

「来週3級戦に出るんですが」というと「3級戦?大丈夫、大丈夫。じゃ、ちょっと組んでみて」といわれ、ワルツのホールドをしました。

先生はそのままじっとしててね、といわれて、男性の姿勢をギューギュー直し始めました。まるで彫刻を作り上げていくように引っ張ったり押したり伸ばしたり、彼はヒーヒーいってましたが、出来上がってびっくり。いままで当然のように立ちはだかっていた私の前の壁がなくなり、視界爽快になっていました。「次、女性ね」と先生が言われ、私もギューギュー直されました。

「そのまま鏡見てみて」といわれ、目を移すと、そこには「上手い人みたい」な自分たちがいました。でも二人とも立っているのがやっとで、そのまま動いてみてといわれた途端ガラガラっと「いつもの私たち」に戻ってしまいました。

たった一回のレッスンでしたが、サークル3ヶ月分くらいは進歩したような気になって、次の3級戦が楽しみになりました。





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Last updated  2004/09/29 08:42:32 AM
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