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某サイトで発見したゲームですが、わたしは恐ろしいくらい当たっていて「ぎゃああ~」ってくらいでしたので、ご興味ある方は是非やってみてくださいっ。 このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたったの10分で願い事が叶ったそうです。 このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。 約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たったの3分ですから、ためす価値ありです。 まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。 1)まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。 2)1番と2番の横に好きな3~7の数字をそれぞれお書き下さい。 3)3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味のある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同性の名前をかく) 必ず、1行ずつ進んで下さい。先を読むと、なにもかもなくなります。 4)4、5、6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。 まだ、先を見てはいけませんよ!! 8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。 5)最後にお願い事をして下さい。 さて、ゲームの解説です。 1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。 2)3番に書いた人は、貴方の愛する人です。 3)7番に書いた人は、好きだけど叶わぬ恋の相手です。 4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。 5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。 6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。 7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。 8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。 9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。 10)そして11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。 これを読んでから、1時間以内にブログに貼り付けなさい。 そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、送らなければ、願い事と逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが、当たってませんか?
October 2, 2007
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今や出版業界では『実売の売上をデータでチェックする』というのは常識になってきています。自社の本に限らず、他社の本まで見れるシステムがある。たとえば、全国展開する某大手書店のデータでは、Aという本が、その書店グループ全体にどれくらい配本されて、さらに各店に何冊ずついって、毎日どの店で何冊売れた、ということまで分かっちゃうんですね。あと客層や返品も分かるようになっています。当然出版社の人間は、このデータを見ていろいろなことを判断します。ある著者の企画を考えているなら、近著のリアルな売上をチェックしたり、出版が決まっていたら、刷り部数を決める参考にしたり……。最近、感じるのは、著者の方との感覚というか認識のズレ。特に昔から業界にいらっしゃる先生との、かな。たとえば、ひと昔前にヒットを出した先生なんかの場合でいうと、仮にここ2~3年の売上がどうも振るわないとします。でも、その本を出した出版社が、これまでの実績から初版の部数をたくさん刷っていたとします。それで、他社の人間がそのデータを見てみたら、その内情は大惨敗で、さらにすんごい返品をくらってることが数字でリアルに見えてしまう。となると「この売上から考えると、たくさんは刷れない。初版部数を減らそう」、もしくは「出版をやめよう」という結論になっちゃうわけですよ。初版を少なくしても、売れたときに刷ればいい、と。でも、著者の先生側に実際の売れ部数が正確に伝わっていることは少ないと思います。仮に3万部刷って重版がかからなかったとしても、その中身が分からないわけです。2万5000部売れたのか、たったの8000部しか売れていないのかは、ほとんどの著者の先生は知らないはず。で、たぶん調子のいい編集者なんかが、「売れてる?」とか著者に聞かれたときに、「いま増刷がかかるか、かからないか、その瀬戸際ですね~」とか言っちゃったりしたら、著者としては「そうか」と思っちゃいますよね。(その場合、もちろん増刷はかからないんだけど)実際は全然売れてなかったとしても、やっぱり言いづらいです。それは優しさだったり、単にマイナスなことを相手に突きつけて傷つけるのが申し訳なかったりですが。どんな先生にもはっきりと実売を教えてあげてる編集者っているんだろうか?昔、ある著者の方からこう言われたことがあります。「●●社で、気弱なことばっかり言って全然刷ろうとしないから、□□社に持っていったら、いますごくうまくいってるでしょ。だから●●社はダメなんだよ」たしかに□□社では、かなりの部数を刷ったらしい。店頭でものすごい平積みされてるし。あんまり目立たないけど、うまくいってるのか、と思って、データを試しに見てみたら、これがもう大変なことになっているわけです。そう、刷り部数に対して、全然売れてない。すでにガンガン返品されている。こりゃあ、□□社もつらかろう・・・といった事態なわけです。そして、●●社は見事に危機回避できた、といった結果。□□社は、その先生への恩は売れたけど、本は売れないということになっていて、それってどうなんだろうか?と思います。余裕のある出版社なら、ビックネームの先生に恩を売って、売れないときも刷ってあげて、また光が当たった時に自社から出してもらうとかできるでしょうが、そうでない大多数の出版社にとってみれば、そんな著者サービスばっかりやってられないですよね・・・。その著者の先生にとってみれば、たとえ重版がかからなくても「□□社で●万部刷って、そこそこうまくいった!」という感覚だけが残るので、これからも新刊の初刷り部数に条件をつけてくる・・・みたいになったりするんですよね、これがまた。そういうことが重なると、だんだん出版社も離れていってしまう・・という状況も生まれている気も。結局、印税というものは、刷り部数に対して支払うというのが、日本の出版業界では多数を占めてますし、売れなかったときのリスクは出版社が負っているわけですから。これって売れない著者の先生が悪いという問題でもなくて、一冊あたりの売れ部数が下がって、出版点数だけが伸びつづける今の現状事態がおかしいんですよね。著者の先生もつらいことも多いでしょうが、営業から具体的な数字をつきつけられているのに、著者からは最低限の部数を刷ってもらえないと出版しない、とか言われたりして、板ばさみになっている編集者もつらかったりします。著者の先生とは人間同士の付き合いがありますし、そこにデータや数字だけを持ち込んでビジネスライクにはなかなかできないというか…。
July 10, 2006
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本読みの友人および編集者仲間に「これってどうよ?」的な意見を聞いていたので、さてどんなもんかと思って読んだら、全然イケる。そしてしみじみ泣きました。なにか琴線に触れるよさがありますよね。文章もいいと思う。たしか本の雑誌が選ぶ2005年上半期ベスト1。本読みの友人(男)は、アマゾンに怒りのレビューを書こうかと思ったら、あまりに娘さんたちが大絶賛してるので、オヤジ狩りに合うと思って書かなかったとか。編集者仲間も「リアルな感じで書いてるのに、内容があり得なすぎる(つまり全然リアルじゃない)」と言っていました。主人公が恋する先生のキャラとか、設定とか、リアルかリアルじゃないかといわれれば、私はどちらかというとリアルだなぁと思って読みました。でも、ここで書かれているような事実が現実にありそうかどうかは、たぶんあまり問題ではないと思います。文章から伝わってくる繊細な心の揺れとか、そこからみえる恋愛の美しさとか醜さとかに対してとてもいいな、と思います。先日とある会でお見かけしましたが、本当に普通の若い女の子という感じで、かわいらしかったです。これから注目したい作家さんの一人。
July 6, 2006
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というわけで、mixiにてマイミクさんの日記を読むのが、楽しくて楽しくてしょうがなかった日々ですが、友人の日記を読んでいると、日記の内容というよりも、文章から知らない一面が見えてくるのがとても興味深いんですよね。あまり仲良くなかった子も日記を読んでいるうちに、ずいぶん仲良くなったり、相手のことを知るのが深まったりして、友人関係が改めて広がった気がするし、反対に、より距離ができた、というのもある。「文は人なり」とはよく言ったものだと思います。また、書けば書くほど腕が上がる人というものいる。そういう人はだいたい最初はひとりよがりな文章だったのが、だんだん読み手を意識して書けるようになった人が多いんですね。読者を意識するというのは、どんな場合でもとても大事だなぁと、ここでも改めて勉強しました。しかし、みなさん感じてることだと思いますが、日記とはいえ、やはり色々なからみがあって、すべてを書けないことはあるわけですよね。さらに最近は爆発的に人数が増えて、「今日会った人の話」も結局マイミクの誰かが知っている、または本人がズバリそこにいる、という状況が多々あって、表面的なことしか書けないか、自分だけにまつわる話を書くか、という感じになってくる、というのがややもどかしい。最近はそういう意味で、人の日記から面白みが失われていってるような気もします。という意味で、日常のエッセイを面白く読ませる(ひと握りの)作家の方はやはりすごいですね。当然、少し設定は変えてあるにせよ、身の回りの人も登場してくるわけだし。もちろん、事実かどうかは分からないのですが(笑)でも、読者はそれもある一面の真実だと思って読むということでいいんだと思いますけどね。
June 29, 2006
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いや、なんかもう恐ろしいほど更新せずに、あっという間に10ヶ月近く放置してました…ちょうどその頃、すごく忙しくなってしまったというのと、あとmixiの台頭で(ありがち・笑)あいた時間をそっちに費やしてしまいこの有様です。もういっそのこと閉鎖してしまおうかとも思ったのですが、やはり継続は力なりではないですが、どんなに時間が空いても続けることを目標にしようかなぁと思った次第です。mixiもそうですが、ついつい仕事中に巡回してしまうというのは、どうも本末転倒なので、空いた時間でほそぼそとがんばりたいと思ってます。
June 29, 2006
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金城一紀さんの本はすべて読んでいますが、ランク付けをするとするならば、残念ながらこの『SPEED』は最下位になってしまいます。(でも★はみっつ)まず、主人公の女子高生にあんまり共感できない。というか妙な違和感を感じる。別に必ずしも現実にいるような、リアルな女子高生を書く必要はないと思うのですが、なんかキャラクターが嘘っぽくて。いかにも作り上げられたキャラという感じがしてしまうのですよ。あと、「ゾンビーズ・シリーズ」と銘打っているとはいえ、前のシリーズを読み込んでいないと、楽しめない部分が多すぎるような気がします。このシリーズの爽快感だとか、ポジティブな気分にさせてくれる部分はとてもよいと思うのですが、、期待が大きすぎたせいかなんかがっくりきちゃって…。
August 9, 2005
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書店さんの話を聞いたり、書店員さんのブログ等を見たりしていると、どうも多作な著者は嫌われる傾向が強いような気がします。(そして、営業部員からも嫌われる。書店さんの反応を投影しているのでしょうが)「出しすぎ」「たくさん送られてくるけど、うんざり」といった声をよく聞くのですが、どうして出しすぎるといけないのか? とふと疑問に思ったり。単純に「売れない本をたくさん出しやがって、置くスペースにも限りがあるっつーの」というなら、まだ分かるのですが、たとえそこそこ平均的に売れてる人でも、ちょっと嫌われる傾向があるように思うのですが。それも、小説家以外の著者ですね。わかりやすい例でいうと、中○彰○氏や、和田○樹氏といった方々。最近だと、佐藤○雄氏とかもそうでしょうか。他にもそれぞれの分野で、そう思われている人は結構いるように思います。特に、中○彰○氏は嫌われる傾向が強いですよね。まあ最近はどんどん売れなくなっている、という話ですけど、昔から嫌われ者だったようなイメージがあります。多作な著者が嫌われる理由としては、「適当にスカスカなこと書きやがって、ボロい商売してんじゃねーよ」という感じなのでしょうか。やっぱり書店員さんというのは、文化的に価値のあるものを愛する傾向が強いと思うんですね。だから「本が好き」といっても、三分の二くらいの方は「小説」を指しているのだと思うし、どうもビジネス書とか自己啓発書や実用書はランクが下のように思われている感じもしなくもない。たとえば、初版5000部くらしか刷れない、寡作の純文学作家の方で、もちろん増刷はかからないし、結構返品にもなっちゃったりするけど、通好みのいいものを書いている人と、自己啓発書系作家で、初版8000部は最低でも刷れて、少なくとも初刷り分を売り切る、月刊、週間ペースの多作の人がいるとします。もちろんそれぞれの作家の個性にもよるところは大きいでしょうが、やはり前者の純文学系作家の方が、どちらかというと嫌われないと思うのは私だけでしょうか。単に日本人は『判官びいき』と言ってしまえばそれまでですけど…なんで、こんなことを書いているかというと、多作であっても、一冊一冊、一生懸命書いているのにもかかわらず、仕事が速いだけで悪印象を持たれる著者に同情してしまうことがあるからなのです。確かに、ライターを使って、一日で語り下ろしてしまう方もいるとは思いますが、ボリュームのある内容を、全部自分で書いて、なおかつ月1~2点ペースで発刊できちゃう著者もいるんですよね。最終的な評価は、読者の手に委ねられると思うのですが、やっぱり現場の書店員さんに好かれるに越したことはないからなぁ。(相変わらずうだうだした文章ですいません…)
August 3, 2005
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本当に長らくご無沙汰しておりました。もーーーう、ここ一カ月というもの本当に修羅場な毎日でした。ここのところ通常ではありえないスケジュールで、たくさん本を作りました。やる気になればできちゃうもんなんだなぁ。と感慨に耽っております。これには色々ワケがあって、著者との約束上出さなければいけなかったり、時期的なものが関係しているものがあったりと、いろいろ重なっちゃったんですが、うう、辛かった…。大好きな本も、ほとんど読めなかった…。寝る前に『鋼の錬金術師』を読むのだけが、楽しみでした。(でも、いつも数ページ読んだだけで、即行寝てた)というわけで、またボチボチこちらも書いていく予定ですので、よろしくお願いします。
August 3, 2005
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他のサイトでよく見かける100の質問をやってみました。取り合えず20問だけですが…。最近、みょーに忙しくて、全然更新できなくてごめんなさい。これも、実は前に書いてあったのを見つけ出しました。001. 本が好きな理由を教えてください。なんだろう…。のっけから難しいな。本を読んでると、楽しくてしょうがないからでしょうか。002. 記憶に残っているなかで、最も幼い頃に読んだ本は?『いやだいやだ』せなけいこさんの絵本。インパクト強すぎて忘れられない。003. はじめて自分のお小遣いで買った本を教えてください。また、その本を今でも持っていますか?『ときめきトゥナイト ●巻』マンガですが…。歳がバレるので、巻数はヒミツ。ページがやぶれるほど読みました。残念ながらもう持っていません。004. 購読している雑誌はありますか?必ず買っているというものはないですが、自費で毎月4~5冊といったところ。(会社の経費で買うものも多い)週刊誌も文芸誌もファッション誌もなんでもアリ。005. 贔屓にしているWEBマガジンはありますか?特にないです。006. 書籍関連のHPの、どんなところに注目しますか(書評や感想文等々)。あらすじがダラダラ書かれているものより、その人ならではの意見が書かれているものを読みたい。極端な話、あらすじよりは「面白かった」だけのほうがいい。007. 最近読んだ本のタイトルを教えてください。『質問する力』(大前研一)008. ベストセラーは読む方ですか?仕事柄、気になったものは目を通します。009. 御贔屓は、どんなジャンルですか?結構なんでもOK。でもやっぱり日本の現代小説が一番好きかな。010. あなたは活字中毒ですか?(それはどんな症状としてあらわれていますか)うん、やっぱりそうですね。電車、お風呂、就寝前は手放せません。たまには、ゆっくり考え事とかしたいと思うのだけど、つい本を読んでしまう。これって、心理学の先生に言わせると「アディクション(中毒)」らしいです。011. 月に何冊くらい読みますか?15冊~20冊くらいかなぁ。しっかり数えたことないから分からない。このブログで書いている量の倍以上なのは確かなんだけど。って思って今見てみたら、うわぁ、全然書いてないんですね。一ヶ月多くて4~5冊しか書いていないんだ・・・。せめて半分は書きたいとは思っているのですが。一応感想がするっと湧いてくるものを多く書いています。どうしても、小説が多くなってくるのですが、それ以外のジャンルも同じ数くらいを読んでますね。012. あなたは本の奥付をちゃんとチェックしますか? するとしたら、その理由は?刷り数を見る(笑)こりゃ職業病ですね。013. 文庫本の値段として「高い」と感じるのは幾らからですか?650円。014. 本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。その理由は?書店で買います。いい本だったら手元に残しておきたいし。(書店さんに貢献もしたいし・・・)図書館で借りることはめったにありません。015. あなたは「たくさん本を買うけど積ん読派」それとも「買った本はみんな目を通す派」のどちらでしょう?基本的に買った本はみんな目を通します。まぁ、一、二冊は読んでいないのもありますけど・・・016. 行き場に困ったとき、とりあえず書店に入ってしまう。そんなことはありますか?日常茶飯事です。駅前に書店がない駅なんて、クソだと思ってしまいます。017. 馴染みの書店・図書館に、なにかひとこと。品揃えをもっと充実させて~。018. あなたは蔵書をどれくらい持っていますか。実家を出てからは、とにかく置き場がなくて困ってます。どうしても処分せざるを得ない。たぶん今住んでいるところに300冊~400冊くらい?この前200冊くらいまとめて処分しました。悲しい・・・019. 自分の本棚について、簡単に説明してください(“小説が多く実用書が少ない”等々)。小説が多いですね。やはり小説のほうが、再読に耐えるものが多いので。ビジネス書などは、しばらくたったら処分してしまいます。020. 本棚は整理整頓されていますか。まあ、比較的。でも入らない分は床に積んである・・・また処分しなくては。
June 27, 2005
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本屋大賞の2位受賞作。若年性アルツハイマーになった男性が主人公です。記憶を必死でとどめようとしても、手から砂が零れ落ちるように失われていく様子には、思わずゾッとしてしまいます。もし自分もアルツハイマーになってしまったら・・・という恐怖ですね。主人公は日記をつけていて、だんだん難しい漢字が書けなくなっていったりするのですが、これはどうしても『アルジャーノンに花束を』を想像させてしまうのでちょっと損だなぁ。でも、ラストはなかなかいいんですよ。美しい情景が目に浮かんでくるし、なんとなく救いが感じられます。
June 16, 2005
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ドラマ化をきっかけに読んでみました。恋愛のホラーとありますが、ホラーかなぁ。うーん。実は、林真理子さんの小説は下手にリアルすぎて、あんまり好きじゃないのですが、これは結構楽しめて読めました。都心に生息する30代独身女性のさまざまな恋愛パターンが出てきて、同じような立場の女性は共感できるのはうなずけます。ラストは賛否両論あるみたいですが、まあいいんじゃないの?という感じ。ドラマも同じラストになるのかなぁ…
June 16, 2005
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ある編集者さんのリクエストにお答えする形で、私の平均的な一日のスケジュールを書いてみたいと思います。あんまり面白いもんではないですが…やっぱり、一番面白い仕事は、著者との打ち合わせです。ワクワクして、とてつもなく楽しい。(そしてその時話していたほど、面白くない原稿があがってくると落ち込む)8時半~9時 出社9時~10時 メールチェック&返信、雑務10時~12時 原稿整理、ゲラチェック、企画・構成を思案など。 優先順位をつけて仕事。 (ヒマなときはネットを巡回。たまにブログ書く)12時~13時 昼食13時~19時 原稿整理、ゲラチェック、企画・構成を思案など。 打ち合わせや取材は大体この時間内に入る。 大体週三回くらいは、外へ出かけている感じ。 (ヒマなときはネットを巡回。たまにブログ書く)19時~22時 忙しいときは、原稿整理、ゲラチェック、出張校正をこなす。 仕事がらみの会食、パーティ等が入ることも多い。ちなみに今日の予定8時半~9時 出社9時~10時 メールチェック&返信、雑務。そして、このブログ書き。10時~12時 原稿整理・来週には入稿せねば…12時~13時 昼食 (移動)14時~15時 デザイナーと打ち合わせ (移動)16時~19時 原稿整理&出校してきたゲラチェック20時~ 友人たちと飲みに行く
June 10, 2005
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とうとう日経(6月1日付け)にまで「ブログ本」について突っ込んだ記事が出ましたね。日経に出たとなると、今まで「『ブログ』ってイマイチよくわからん」と言っていた、出版社の経営者や管理職がにわかに乗り出してくるような気が…。ちょっとイヤな予感がしますね。ちょっと長いけど一部引用しながら、考えてみたいと思います。『(略)「ブログ」が相次いで書籍化されている。作家や著名人ではない、一般の人が本音で語る文章の新鮮さが共感を集め、十万部を超えるヒット作品も生まれた。「すぐ飽きられる」との声もあるが、出版関係者は「ブログ文学を育てたい」と意気込んでいる。』確かに今は「すぐ飽きられる」という声が高いですよね。私も、単純にネット上のアクセス数が高いからといって、本にしても即売れるとは思えません。多くの方がすでに言っていますが、「ネット上の魅力が本でも再現できるか」が難しいところで、さらに本で読むことの付加価値がないといけないと思うのですよ。記事によると、アメーバブックスでは編集者が一人一千件のブログをチェックしているそうで、それでも、『出版までの時間やコストは通常の出版物よりも手間がかからない。アクセス数を見ればヒットの度合いを予測できるメリットもある』とのこと。一千件のブログを見るってすごい・・・。私だったら、一千件のブログを見ている時間があったら、面白い企画を考える時間にあてたい、と思ってしまいますが。確かにその一千件の中から、10万部売れる本ができればいいのかもしれないけど、それってなんか面白くないような気が。ブログ本は悪いとは思いませんが、勤務時間の多くを割いてその発掘に当てるというのは、なかなかしんどそうだなぁ。最後に、『書店側の意見は定まっていない。東京都内の大手書店のフロア担当者は「読みやすく売れ行きも好調だけど『旬のもの』で終わるかも」。別の書店の担当者は「書き手を育てるという視点がない」と手厳しい。ブログ本が新ジャンルとして定着するのか、出版社も書店も手探り状態のようだ』とあります。この「書き手を育てるという視点がない」というのは、確かに一理ありますよね。アメーバブックスがいうように、『出版までの時間やコストは通常の出版物よりも手間がかからない。』という発言は象徴的です。手間がかからずに出版できるというのは、ネット上で売れているものを、そのまま本にしちゃえ、ということなので、育てるという意識はあまりないのではないかと。でも、冒頭にある『ブログ文学を育てたい』という意気込みはどのへんにあるのでしょうか。ただ面白いものを見つけてきて、ちょろちょろっと編集して売るだけでは頭打ちになるのは間違いないような気がします。『育てたい』ならいろいろと考えないといけないですよね。そうか、考えてみる価値はあるな…
June 2, 2005
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大好きな恩田陸さんに★2つはつけなくなかったけど、正直本当にイマイチなんですよ。好きだからこそ、今回は★2つをつけたいと思います。特殊能力を植えつけられた少女と犬がいて、『ZOO』という秘密組織と戦う話。って、これだけで、どっかで見たようなストーリーがあっという間に浮かんできちゃうじゃないですか! それだけで萎えちゃうというのに、話もなんか中途半端。犬のアレキサンダーは重要なキャラクターとして登場させているつもりなんだろうけど、いま一つ生きていないし、少女の精神的な成長も描いているんだろうけど、それもなんか浅い。ラストもやや陳腐。残念。
June 1, 2005
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この人の独特な文章、大好きなんですよ。思わずニヤっとしてしまいます。この本は、雑誌で掲載されたルポをまとめたものなので、すべてが「トラウマ」に関連する内容ではありませんが、一本一本とっても読み応えがあります。「トラウマ」のほかに、「ゆとり教育」「資格ブーム」「地域通貨」「田舎暮らしの現実」「暴力化する妻」(今手元に本がないので、正しい項目ではありません。スイマセン)などがテーマとして取り上げられており、今までマスメディアのいうことを鵜呑みにしていた自分たちを、思わず恥じてしまうようなルポになっています。たとえば「『地域通貨』で地元が活性化!」というような記事があれば、「いいねぇ。なんか人と人の交流もできてあったかい感じがするわー」と思う人が、結構な数いるわけです。でも現実は、商店街の人の認知度は低く、むしろ『地域通貨』を出すと迷惑がられるという有様。そんな様子がシンプルかつ明快に描かれていて、様々な問題点が浮きあがってきます。
May 31, 2005
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人から薦められて読んでみましたが、「まあまあ」といった感じ。約580ページある文庫ですが、一気読みできたので、ストーリー展開は上手といっていいと思います。話の先は読めちゃうけど。元裁判官の隣の家にとある男が引っ越してくるところから話は動き始めます。その男は、昔無罪判決を言い渡した一家3人殺害事件の元被告。じりじりと家庭内に侵食してくる男が、不気味で気持ち悪い。『火の粉』というタイトルは、自分の家庭に降りかかってくる火の粉を払えるのか、ということなんですね。
May 31, 2005
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この業界、結構他社の人と飲みに行く機会が多いんです。(人によって違うかもしれませんが、少なくとも私は)主には編集者ばかりが集まる会に行くことが多いですが、場合によっては、営業の人がいたり、取次の人や書店員なども一緒に飲むことがあります。最低限の企業秘密は守りつつ、お互いに情報を交換したり、熱く本への情熱を語り合ってなかなか楽しいものですが、あんまり影響されるとちょっと危険かなぁと思ったりも。やっぱり編集者たるもの、視野が狭くなるといけないと思っているので、業界内の人ばかりと付き合うっていうのも、考えものかもしれないなぁと思うわけです。でも、楽しいからつい飲みにいっちゃうんだなぁ。そして、また来週も集まりがあるし。ほかの業界でもそういうことってあるんでしょうかね?みずほ銀行の人と、三井住友銀行の人が飲むとかって、あんまりなさそうな気も…。
May 21, 2005
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お恥ずかしながら初めて読んだ宮本輝。(編集者失格ですね)昔、友人が宮本輝は「吐き気がするほど面白くない」と言っていて、それが呪いとなってなんとなく読まないで今日まで来てしまいました。『錦繍』はずいぶん前に買ってあったので、どうしてこれを読もうと思ったのか謎ですが(たぶん福田和也の『作家の値打ち』で高評価だったんだと思う)、意外に読みやすく一気に読めました。 さっきアマゾンのレビューを見たら、いやはやものすごい高評価。「今までで最高の1冊」「宮本輝の最高傑作」「かなりの上位にランクイン」「何度読んでも身震いがする」「生涯ベスト5の一冊」…などなど絶賛の嵐。正直ちょっとびっくり。 確かに「文学」っぽいものを読んでいるなぁという気分にさせられて、世界にはまって堪能できることは間違いないですが、「…え、そこまで?」という感も否めません。いや、でも決して面白くないとかいうわけではないのですが。満足感は得られる小説であることは間違いなしです。 ある事件をきっかけに別れてしまった、男女の交わす往復書簡で成り立つ小説。過去を振り返って「もし、あの時こうしていれば未来は変わったかもしれない」という思いを抱えてきた二人が、最終的には前向きに未来を見つめるラストの明るさがとてもいいですね。 おそらく有名で、多くの人にインパクトを与えた言葉はこれ。 「生きることと死ぬことは、同じことなのかもしれない」 どこかで聞いたことあるセリフだなぁと思いながら、読んでいたのですが、もしかしてこれが原典??
May 13, 2005
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久しぶりにちょっと考えてみたいことを書いてみます。たぶん、自問自答になって、答えは出ない上に、何が論点か分からなくなる恐れがありますが、それでもよろしければお付き合いください。どんな業界でもそうでしょうが、ビジネス上の付き合いは力関係があります。上下ではっきり分けるものではないですが、基本的にはお金を払うほうが一応上の立場で、払ってもらうほうが下の立場という感じ。出版社がお金を払う主だったところのは、印刷所、製本所、紙屋、装丁家、イラストレーター、カメラマン、ライター、編プロ、そして著者です。反対に、お金を支払ってもらう主なところは書店と取次。書店は基本的に取次経由で支払うので、ちとややこしいですが。(委託制がどうのという話になると混乱するのでさらりといきます。本題ではないので…)たとえば私の場合、印刷所の方には無理なお願いを言ったり、年が近いとついタメ口になってしまいます。(未熟だなぁ)たぶん「こっちがお金を払うんだから」という気持ちがあるから、ちょっと上な気分になるのだとは思うのですが、私の場合、唯一著者だけにはそういう気持ちには絶っ対になりません。(たぶん多くの人もそうではないかと…)どちらかというと、こちらが下手(したて)に出ることも多かったり。特に名の知れた有名な方の場合だとそうなりますね。原稿を書いていただくのだから、一瞬「当たり前じゃん」と思ってしまいそうですが、対価としてきちんと印税をお支払いしているわけで、必要以上に下手に出る必要はないような気もします。それも、多くの出版社は刷り部数に対して支払っているわけだから、例えば1万部刷って2000部しか売れなくても、きちんと1万部分の印税を支払っていて、損をすべて出版社がかぶるわけですよ。本をつくるためには、印刷所も製本所も装丁家もすべて欠かせないわけで、みーんな同じじゃないか、とふと思ったりもします。でもどうしても基本的に「著者はエライ」という刷り込みがどうしてもあるんですね。もちろん編集者はペコペコしているだけじゃあないです。お互いにいろいろ話し合って、考えて、時には原稿にダメ出しもして、そして、一番の応援団になります。ぶつかり合って、二人三脚で本を作っているともいえるかもしれません。新人の方には、こちらが色々と教えてあげることも多いです。まあ、でも基本的に「著者の先生はエライ」という感覚があることは確か。それは「その人じゃなきゃ書けない」という希少価値があるので、それが「お願いします!」というふうになるということなんだろうか?もちろん著者は非凡な方ばかりで、非凡な才能を発揮する方は尊敬を集めるわけで、当たり前といえば当たり前なのか?特に有名な人、ベストセラーを出せる著者は、結果的に出版社に利益をもたらしてくれるわけだから、お金を運んできてくれる人という潜在意識がそうさせるのか…?とスパイラルにはまり、私のバカな脳みそでは解明できず爆発しそうになってしまいます。でも、「エライような気がする」といっても、著者に無理なことばかり言われたり、ものすごい要求がきたりすると、人間なので一瞬「ピキッ」とくることがあるわけですよ。たとえば、ものすごい高額な広告を出してくれ、とか(とっても莫大な宣伝費がかかる)、本を100冊以上「著者謹呈」として、本代、送料込みで出版社から出してくれ、とか、全然売れなかったとき、ひたすら文句を言ってくるとか。それもまたものすごく偉そうに言われたりすると、「でもこっちはちゃんと印税お支払いしてるじゃないかぁ」とつい思ってしまいます。そういうときに思うのです。「本当に著者って、こんなにえばれるほどエライんだろうか」と。もちろん著者の力で本がいっぱい売れたら、それによって出版社も潤うので、感謝こそすれ、文句は言ってはいけないのかもしれませんがついつい。売れなかった時は、依頼したこちらが悪かったということで、お願いしたからにはすべて出版社の責任とも言えるのかなぁ、やっぱり。だからやっぱり著者は「エライ」んでしょうかね?
May 12, 2005
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小谷野敦氏、好きなんですよ。この『バカのための読書術』の「バカ」はどういう人を指すのかというと、「哲学とか思想とか、そういう難解な本を読みこなせないけど、ベストセラー小説ばかり読む読書人生はいやだ」という人のことです。そう、私のことです。(笑)有名な哲学書とか、現代思想の本をいつかは読まなきゃいかんかなぁ、と思ってはいるものの、いざ手を出してみるとちんぷんかんぷん。そういう人、結構多いのではないでしょうか。例をあげると、本の中で著者は「歴史モノ」をまず読んでみるといいと勧めていて、それは小説でも何でもOKだそうで、司馬遼太郎の『菜の花の沖』とかプッッシュしています。なるほど~と、面白く読んでいくことができます。あと「読んではいけない本」のリストもついてたりして、「あ~あ、読んじゃってるよ」と思うものもあったりして、楽しめます。文学の男女年代別のお勧め本も載っていて、その中には漫画も入ってたりするので、親しみがわいちゃうなぁ。ただ、タイトルでちょっと損しているかもしれません。たぶん、この本の読者ターゲットは、自分のことを「バカ」だとは思っていない人が多いだろうし。もちろん小谷野さんのことを知っている人は買ったでしょうが、それ以外のぴったりな読者の手元に届いたか心配なところです。
May 10, 2005
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GWは久しぶりにのんびりして、昨日から出社してみたら、やたらと仕事があってもうへとへとです。休み中に仕事がたまっていたというわけでもないのですが、色々と細かい作業ばかりで。資料写真をトリミングしたりしてたら、あっという間に時間は経ってしまいました。電話も口がさっぱり回らなかった。いやぁ、いつも思うのですが、出社してると仕事って次々にわいてきません?当たり前といえば、当たり前なのですが、いつもちょっと不思議に思う。仕事をやればやるほど、仕事がわいてくるというか…。なぜなんだー
May 10, 2005
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小学館一押しの西加奈子さん。ものすごく宣伝して売りまくってますね。本の雑誌社の杉江さんの日記に、「これは間違いなく傑作で、広告どおり今年のベスト1かもしれない。しかも何なんだ、この小説は。何だかものすごく誰かに「良いんだよ!!!」って伝えたくなるではないか。すでに友人5人にメールを送ってしまった。」とあって、ここまで言われるとこれは読むしかないでしょう!感想を一言でいうと「うん、これは売れる小説だわ~」ですね。なんだかとっても今っぽい。内容が、というより雰囲気が。主だった新刊を買うような読書人にはきっとツボだと思います。内容はちょっぴり泣けちゃう家族小説。(人によっては号泣?)こんな家族の一員になりたいと思えるような、とても幸せな家族があります。でも、その幸せは崩れてしまって、さて、ラストはどう昇華させるのか?と思いながら読みましたが、予想と反したラストになっていました。うん、このラスト、なかなかいいんじゃない?ちなみに「さくら」は、その家で飼っている犬の名前でした。
May 7, 2005
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ご無沙汰しておりました。今回のGWはめずらしく有休をとって旅行に行ってきました。この仕事は、自分がいなかったら誰かがやってくれるわけではないので、抱えている企画が多いととっても休みづらいのですが、今回はうまくスケジュールが組めたのでラッキーでした~。やっぱりたまには日常から離れて、のんびり羽根をのばすのはいいものですね。気がつくと仕事ばかりしている毎日なので、リフレッシュできました。国内旅行だったのですが、恐れていた会社からの電話もなく、よかったよかった。(笑)毎晩国際電話がかかってきたという恐ろしいケースを聞いていたので、いつも旅行に行く時はびびっちゃうんですよねぇ。
May 6, 2005
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分冊版で再読しました。この本を最初に読んだときは、「すごいすごい!」と大興奮でしたが、さすがに4回目くらいになると、それは薄れちゃうなぁ。当たり前か。最初に読んだときは、20カ月も妊娠している女がいて云々という導入で、途中の蘊蓄話では、妖怪の話とか妙に出てくるので、オカルティックでジメジメした魅力を感じながら読んでいたのですが、クライマックスでやっと、京極堂の「この世には不思議なことなど何もないのだよ」という言葉の意味が分かって、もう驚き感動したものです。当時は本当にゾクゾクきちゃいました。京極堂シリーズではこれが一番薄い本ですが、分冊になるとやっぱり読みやすくなりますね。ページもめくりやすいし。あと気になるのは、分冊文庫化&映画化記念で、「特性『京極堂』表札」が当たるというキャンペーンをやっているんですよね。ちょっと欲しいかも・・。でも、映画は観に行く気がどうもしないんだよなぁ。キャスティングのイメージもかなり違うしなぁ・・
April 29, 2005
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ある編集者さんの、自費出版をやるために、編集者になったわけじゃない。を読んでハタと考え込んでしまいました。確かに私も自費出版の編集をやりたい、とは正直思わない。でも、そもそも自分が編集者になりたいと思った理由を考えてみると、「今まで様々なことを教えてくれた本をつくる仕事がしたい」「自分が編集した本が、一人でも何かしらのいい影響を与えることができたら嬉しい」「クリエイティブなことをしたい。モノづくりがしたい」「好きな著者に会いたい。有名な人に会いたい」といったもので、一番最後のバカな理由をのぞけば(でも大切な原動力だと思ってますが)、全部自費出版でも実現できるものなんですよね。でも、自費出版の編集はあまりやりたいとは思わない。うーん、なぜなんだろう?そこで考えてみると、一つのことに思い当たります。恥ずかしながら、「やりがい」と「仕事の大きさ」で区別してしまっているんじゃないか、ということ。やっぱり申し訳ないですが、自費出版で書店に流通させないとなると、読む人は限られます。たとえ共同出版のように書店流通させても、ほとんど売れないのが現状。それに費用を負担してもらっているからには、基本的に著者の意向通りの本づくりになるはずです。ただ、会社は損はしません。リスクが限りなくゼロに近いですから。商業出版の場合、まったく売れなくて採算が取れず、会社に迷惑がかかる本を作ってしまうことがあります。それを考えると、もちろん不安になったり心配になったりもします。最初に発売直後の売り上げも見るのは、正直怖いです。でも反対に、反響を呼び、多くの人に読んでもらう可能性があります。自分の企画、編集次第で人の記憶に残る本を作る可能性があります。そして、会社に莫大な利益を与えることができる可能性があります。つまり、そこには「やりがい」「可能性」「希望」があるのです。もちろんそこには、リスクもある。でもそのリスクがあるからこそ、一生懸命になれるのだと思います。やっぱり仕事をするからには、「やりがい」はとても大切。もちろん自費出版でも、著者が心から満足いく本を作るお手伝いができた、喜んでもらえた、というやりがいはあるのかもしれません。でも、あくまでも著者からお金を出してもらっているので、本の編集というよりは、サービス業な気がしてしまいます。お金を出している人が心から満足のいくサービスをする、というのは、編集者といってもちょっと違うような気がします。ある編集者さんの「一冊の本を作るのには、色々な不安や心配があって、いつも心がヒリヒリする。でも、そのヒリヒリした感じを覚えずに本を作るなんて、僕にはとても考えられない。」というコメントは、激しく同感です。
April 28, 2005
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もうシリーズは3冊まで出ていますが、最初の1冊を読みました。対人関係の心理テクニック本を何冊か読んだことのある人は、大体知っている話が多いかと思いますが、「ワルの知恵」と言い切っているだけあって、人間心理のクロい部分をばっさり書いているのがおもしろい。「まわりにこういう人いるいる」とちょっと意地悪い気持ちになってしまいました。自分のことは棚にあげて(笑)ちょっと書き方が古い感じもしますが、それがこの本の魅力のひとつかも。ページ数は結構あるのにもかかわらず、500円玉一枚で買えるというのがいい!もちろんカバーはなしで、紙の質を落としているのですが、こういう本はこれでOKなんですよね。
April 26, 2005
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ここ数日、別々に進行している3つの企画の資料本に目を通すことにもっぱら時間をとられています。ざっと10冊程度は読んだでしょうか。プライベートで自分の楽しみだけで読む本と違って、普段は読みもしない本をじっくり読んだりするので、最初は結構つらかったりするのですが、あらゆる方面に知識が広がって得るものは多い!やっぱり本を読むことによって、知識の差は確実に広がっていきますよね。小説でも、その中に描かれているちょっとしたことから知識を得ることは多いと思いますし、それ以外の本、とくに専門書とか人文書、ビジネス書はより深く知識が得られます。より多方面の知識を広めるなら、普段自分からは手を出さないような本を読むことがポイントかな。人がすすめる本をとりあえず読んでみることは、いいことだと思います。資料として読んだ本を書評として取り上げるかはいつも迷うのですが、いずれ少しずつUPしていくつもりです。(全部書いちゃうと企画がバレバレなので(笑))
April 25, 2005
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タイトルの通り『出版業界のすべての売り上げは、トヨタ1社にも及ばない』という事実を知った新人のときは、びっくらこきました。学生時代はまわりに就職希望者も多かったし、「出版業界=華やかでビック」なイメージがあって、まさかトヨタ1社にも及ばないとは考えもしなかったんですね。まあ、単純に考えても、雑誌や本の値段と車の値段は比べようがないんですが。就職してようやく社会を知った私は、それと同時に、一般人が知らない会社や業界でもすんごく大きかったりする、ということを学んだわけです。雑誌や本などの出版物は、メジャーな商品でまた影響力が強いものです。金額的にも普通に生活している人ならば買えるものですし(この前は、大議論が巻き起こりましたが)、電車の中の雑誌の中吊り広告もおなじみ。テレビでも、映画、DVDなどと並んで、本のランキングも紹介されたりしています。また、なんとなく「活字」で書いてあるものは本当のことだ、という錯覚が生まれやすく、人々の思想に与える影響力は多大です。そのイメージが、イコール業界規模も大きい、という錯覚を生んだんでしょうね。(そんな阿呆は、私だけかもしれませんが)この業界に入ってから、本、雑誌に書いていることは、鵜呑みにしてはいけない、と強く感じたものですが、私自身、この仕事は人に大きな影響を与え得るということを肝に銘じて、本づくりをしたいと思います。
April 20, 2005
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齋藤孝の『原稿用紙10枚を書く力』に、以下のような記述があります。「職業的に本をたくさん読まなければならない人たちに編集者がいる。彼らはたしかに読み込む力があって、私の書いた原稿に、「よくこんな細かいところまで読み込んで、注文をつけてくるよな」と思えるようなこともある。 ただ、たいていの編集者の場合、読み込む力が書く力には直結していない。編集者には読み込む力は絶対に必要とされるが、書く力は必須なものではないからだろう。読み込んでも自分で書くのではなく、著者にあるテーマで書いてもらう、あるいは著者に書き直してもらうのが目的だからである。」確かにごもっとも(笑)読み込む力が書く力に直結していないというのは、自分自身を振り返ってみても常々感じます。私に限らず、編集者という人種は、読みやすい文章は書けても、味のある文体は持っていない人が多いような気が。やっぱり「味のある文体」「その人にしか書けない文章」というのは憧れですよね。というわけで、今日やろう明日やろうと思っていた、頼まれたある原稿の締め切りがせまり、途方に暮れております。書けることは書ける。ただおもしろくないことだけは分かる、というジレンマが。ああ。
April 18, 2005
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この作品ロングセラーですよねぇ。私が買ったものは23刷り! すごいなあ。主人公の直美が娘に残した4巻の録音テープ。そこで明らかになる直美の過去が話がメインです。時は大阪万博の頃、主人公の女性が人生に大きく影響を与えた男性との出会い、そして、別れ。別れた原因はまさに時代を反映していて、そこがこの話のポイントの一つ。なかなか面白く、確かに話に引き込まれるものはあるのですが、その男性が直美にとって人生を左右するほどの人物だと思わせる説得力に欠けるような気もします。主人公と同世代の人は、当時の時代が綿密に描写されているので、懐かしく感じるのでは。別れの原因についても、今の若い世代とはちょっと違った感覚を持っているだろうと思われるので、感じ方は違うでしょうね。
April 15, 2005
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直近2~3ヶ月の新刊本あたりから、アマゾンの画像がすごく悪くなったと思うのですが…。たとえば、光文社新書の最近のヒット作『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』(2005年2月)と、2004年9月発刊のヒット作『オニババ化する女たち』を比べてみても歴然!ほかにも色々見つけることができます。あと、川上弘美さんの文庫の『いとしい』とかも。でも、全部が全部というわけでもなさそうなので、どういうことなのかなんだか気になっちゃって。やっぱり全部キレイな画像がいいなぁ。
April 14, 2005
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注目していたちくまプリマー新書。最初に手にとったのがこれでした。創刊にあたって、「従来の「新書」の読者層は大学生から中高年の男性でした。「ちくまプリマー新書」は、まず、より若い読者にまっすぐ向き合っていきます。」とあるので、読者対象は高校生以下、ということになるでしょうか。でも、おそらく「大人」が買うほうが多いでしょうね。カバーが一つ一つ違っていて、レトロでお気に入り。「先生はえらい」とありますが、「えらい先生とはこれこれこういうものである」という話では全くありません。著者の言葉を借りれば、「『えらい』の構造分析」をしている本です。先生を「えらい」と思ったり、尊敬したりするのは、ある意味誤解から生まれる、という話。(恋愛の例をあげているのが、おもしろい)つまり、一種のコミュニケーション論になっています。はっきりいって、真ん中あたりには、「先生」という単語がほとんど出てきません。内田氏本人も、本題からそれているようだけど、必要な話だよ、ということを再三述べながら話が進んでいきます。いやぁ、面白かったです。高校生以下向けに書かれているということで、言葉も語り口調で非常にわかりやすい。一つ気になったことがあって、「あなたがたは夏目漱石の「こころ」も「三四郎」も通読したことはないでしょうが」というようなことを書いているのですが、一応こういう本を読む読者は読んでるんじゃないかな、と思う。中高生とはいっても、ある程度の本好きが読むんじゃないかな、と思うのですが、どうなんでしょうね?
April 13, 2005
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3月29日の日記『ブックオフは出版界にとって「悪」か?』はずいぶんと反響がありましたが、そのコメントの中で『本は高すぎる』というご意見がありました。本は高いのか、安いのか、それとも適当か。意見の分かれるところだと思います。どちらかというと、「本(特に単行本)は高い!」という意見が多いかもしれません。「高い!」と思う理由の一つとして、本は身近なものである、ということがあげられるような気がします。あるいは、「紙」からできているから。基本的に本というのは、生活必需品ではありません。なかったらなかったで平気で生きていける。不便を感じることもありません。本というのは、知的好奇心を満たす文化的なものだといえます。文化というおおざっぱな同じくくりで考えると、音楽や演劇も同じジャンルですよね。たとえば、音楽。シングルのCDはおよそ1000円、アルバムは3000円。コンサートを聞きに行くとなると、およそ3000~30000円(Jポップから、クラシック音楽までひとくくりにして)演劇は公演を見に行くとなると、およそ3000~15000円。私は、CDも買うし、コンサートも聴きに行くし、ミュージカルなども見に行きます。それに比べたら、本は安いんじゃないか、と思うこともしばしばです。たとえば一冊の小説は、数時間~数日、別世界を楽しむことができます。そして自分の心の中の広がりを感じることができる。単純に時間で考えたら、CDはアルバム1枚でだいたい60分~72分。コンサートや演劇はおよそ2時間が相場です。本は、もちろん人によって違いますが、どんな本でも2時間以内で読めちゃうぜ~というのは、おそらく少数派ではないでしょうか。(もちろんモノによりますが、この場合は、純文学の250ページくらいの小説を想像してください)もちろんこの考え方は、本質からずれているのは承知ですが、本だけが「高い!」と言われるのはなぜだろう?と思ってしまいます。そこで、出来ている材料が「紙」だからでは?という仮説を立ててみました。(まあ、仮説というほど大げさなものではないですが)本は昔からあって、紙で出来ています。一方CDは、普及したのはここ十数年で、なんていうか「ハイテク感」がありますよね。一方本は、とても庶民的な感じがするような。私の場合ですが、3000円のCDは高い!と思います。CDのほうが原価は低かったような気がするのですが。これだったら、1500円の本2冊買ったほうがよっぽどいい。もちろんCDも繰り返し聞けるけど、本だって何度も読める。読むたびに違う感動があったりします。(でもまあ、これも音楽でも同じですね)あと、難しいのは、読んだ人によってその本の価値が変わってくる、ということが挙げられると思います。誰が見たって、くだらない低俗な本もありますが、ある程度の水準を満たしている本は、人によって評価が大きく分かれたりするものです。Aさんにとっては、とてもおもしろくて、人生を変えるまでの力があった本でも、Bさんにとっては、まったく共感できず、読んで損した、と思うことだって大いにあるわけです。なかなか答えは出なそうな問題ですが、よろしかったら、皆さんの考える本の適性価格についての考えを教えてください。以下、追記します。最初は、あえて原価のこととか、儲けのことを書かなかったのですが、制作費とか人件費のことを考えると、基本的にどの本も良心的な価格をつけていると思います。詳しくはTBしてくださった、ある編集者さんが書いてくださっているので省きますが、本は利益がいっぱい出てうっはうはな商品ではありません。それを知らない方のほうが多いと思いますが、なぜ高いと思う人が結構いるのか、それを考えてみたくて今回の日記を書いてみた次第です。
April 12, 2005
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普段はほとんど翻訳小説は読まないのですが、帯に北上次郎氏の推薦があったので、試しに読んでみました。(北上氏の推薦する本はハズレがほとんどないので、ひとつの本を買う目安にしてます。)「消えた少年たち」というとなにかミステリーのように思えるものの、ほとんどのページが、主人公のステップの、父として、夫としての生活、サラリーマンとしての生活、モルモン教徒としての生活についての記述に割かれています。最初は「いつ事件が起こるんだろう」とそわそわ読んでいましたが、そのうちどっぷりとこの「家族小説」にはまってしまいました。たとえばこの夫婦は、本当によく話し合う。またその会話がじっくりと描写されていて、夫婦の心の動きが手に取るようにわかって、いろいろと考えさせられたなぁ。また、キーになる息子のスティーヴィーが、学校で先生から陰湿ないじめを受けていることが分かったときの、親子の会話は本当にぐっときてしまいます。家族を持っている人、これから家族を持つ人にはぜひ読んでほしい。すっかり家族の話に心が奪われていて、タイトルも忘れかけたラストで驚愕の展開が。もちろん伏線はいろいろと張られているのですが、まさかこういうことになろうとは思わなかった。その驚愕の事実は、ただびっくりさせるのではなく、胸にせまるものがあります。心に残る一冊になりました。
April 11, 2005
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いったい何が起きたのでしょう???一昨日の夜あたりから、アクセス数が急増。昨日一日で6162アクセス!読書・コミックのランキングで1位を獲得してしまったようで、びっくり仰天しています。アクセス解析をつけていないので、よくわからないのですが、どうも3月29日の日記、『ブックオフは出版界にとって「悪」か?』が、どこぞやで紹介された模様です。来ていただいた方、ありがとうございます! 感謝です。
April 10, 2005
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今月の『ダヴィンチ』の特集「さとう珠緒編集長のバカブックガイド」が猛烈におもしろくない。なんで編集部はこんな企画を立てたんでしょうか?「さとう珠緒編集長が全国のバカを代表し、記憶と空想だけを頼りに作ったといわれる伝説のブックガイドが、いま開かれる」とありますが、いや、申し訳ないけど、本当におもしろくないっすよ。もちろん「バカ」が考えたブックガイド、ってところに、おもしろさを感じてよ、ということなんだろうけど、『ダヴィンチ』を読む読者がこれを笑って読めるものなのでしょうか。もしかして、「バカ日本地図」のブックガイドバージョンをねらったとか??今まで、さとう球緒は好きでも嫌いでもなかったですが、この特集を読んですっかり嫌いになってしまいました。球緒ちゃんは、取材でサービス精神旺盛にしゃべっただけなのはわかっているけれどさ。
April 9, 2005
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小説以外で、売れている本、話題になっている本をまとめ読み。『ダーリンの頭ん中』(小栗左多里・トニー・ラズロ) ★★★発売直後はいろんな書店で在庫切れを起こしていて、すごい売れっぷりに感心。主に英語と日本語の言葉の違いの本で、小栗さんの漫画でわかりやすそうになっているけど、実は結構難しい内容じゃないかと。にも関わらず『ダーリンは外国人』なみに売れているのがスゴイ。『問題な日本語』(北原保雄) ★★★★奇しくも『ダーリンの頭ん中』と同様、語学もの。「っていうか」とか「~じゃないですか」とか、気になると言われる日本語について懇切丁寧に解説。へぇ、というのが多かった。あんなに漫画っぽい装丁なのに、すごくマジメ。そのギャップになぜか好感度120%。なんかいい感じなんです。『見た目診断』(おおたうに) ★★★見た目でタイプを診断しちゃおう、というもの。イラスト満載で見ているだけでも楽しい。おおたうにさんのイラストは、今売れ筋の絵ですね。タイプ別の診断は、確かに、とうなずけるものも多く、自分やまわりの人達をあてはめながら読むのが楽しむコツなんでしょうね。
April 8, 2005
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先日、第二回の本屋大賞が発表されましたが、この本屋大賞は、まさに書店員さんが主役の賞です。文学賞のほとんどは、作家が選考委員になって、受賞作を決めるというものですが、この賞は、全国の書店員さんの投票によって選ばれます。数年前から、書店発のベストセラーが増えていると言われていますが、ここにきて「書店員ブーム」ともいえる大きなビックウェーブがきてるような気がします。まず『白い犬にワルツを』のように、書店さんが自ら書いたPOPがベストセラーのきっかけになるものが多くなりました。書店に行ってみると、最近は力の入った書店さんの手書きPOPが目立ちますよね。手書きPOPで絶賛されていると、私もつい買いたくなってしまいます。出版社がきれいにデザイン・印刷して作ったPOPは、今はただのアイキャッチにしかすぎなくなっているのかも。やっぱり読者は、出版社が自ら宣伝しているものよりも、あらゆる本のプロフェッシャルともいえる書店員さんのおすすめのほうが、信頼できちゃうんでしょうね。さらに最近は、本の帯にまで「全国の書店員さん絶賛!」とか、書店員さんの名前入りの推薦文とかが増えてきています。帯にまで印刷しちゃうなんて、はじめて見たときは「ここまで来たかぁ…」と驚きました。実は、出版社側も、発売前にゲラ(原稿)を有力書店員さんに読んでもらうということが増えているようです。読んでもらって「おもしろい!」といってもらえれば、まずそのお店では力を入れて売ってもらえますし、そこで実績があがれば、そのデータをもとに全国へ拡販できるんですね。また、カバー表紙や、タイトルなども、営業マンや編集者がご意見を仰ぎにいく、ということもあります。と、こんな感じで書店員さんにものすごく注目が集まっているのですが、私はこのことは基本的にすごくいいことだと思います。今まで、出版社(特に編集者)も著者も、自分たちが作りたい本を作る、というような風潮がありましたが、やはりマーケットを重視して、読者に望まれているものを出そう、というように変わってきたように思います。読者の動きをリアルタイムで感じることができる書店員さんというのは、マーケットの最前線にいる方々です。私も書店でバイトをしていたのですが、その後出版社に入ってみて、バイト時代に感じていたことが、いかに大事かということに気づかされました。たぶん書店員さん自身も、自分たちが毎日当たり前に感じていることが、出版社にとってすごく役にたつ情報であり、自分たちの意見が生かされるんだ、という充実感を強く感じられることも多くなっているのではないでしょうか。ただ、このブームに私は一抹の不安を持っています。つまり、このブームが、ただのブームで終わってしまいはしないか、ということ。書店員さんのすすめる本が売れる!と今は騒がれていますが、それがあまり効果が生まれなくなったら、どうなるんでしょう?手書きPOPもすでに読者は食傷気味と言われていますが、あまり売り上げに結びつかなくなったら、どうでなるんでしょう?実は、書店員さんが書いた帯コピーの中には、なんか稚拙だなぁ、と思うものがあったりします。そのコピーにつられて買ったけど、ちょっとそのすすめ方は違うんじゃないのかな、と思うこともあります。おそらく、読者のなかにもそれを感じる人もそろそろ出てくるんじゃないか、と危機感を覚えてしまいます。どうでしょう? そういう方いらっしゃいませんか?そうなると、一気に信頼感が薄れていってしまうのではないかと思うのです。現場の書店員さんは若い方が圧倒的に多いですが、「カリスマ書店員」というような騒がれ方に踊らされず、本当の「本の目利き」になってほしい。そして、これからも書店員さんと一緒に、読者の方へ本を届けていきたいと思います。ああ、また長くなってしまいました。最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
April 7, 2005
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取材の内容をテープ収録した場合、その録音を筆記の原稿に起こすことがあります。さっきそれを読んでいたのですが「おいおい、自分こんなこと言ってるよ!」とか「もうちょっときちんとしゃべらねば…」と反省&赤面の嵐。いかに普段の会話は、表情や雰囲気で成立しているかがわかります。思わず自分の発言?で笑ってしまったのは、取材対象者 「それってすごく、いやなもんだろう」私 「へへへ……」「へへへ……」って!!本当に会話で「へへへ」という人がいるんだ! と、自分が言ったことにもかかわらず、びっくりたまげてしまいました。「へへへ」ですよ。仕事先の取材で。これはどう考えてもよくないでしょう(笑)これから意識して気をつけよう!と固く心に誓いました。
April 6, 2005
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やはりというべきか、大賞は恩田陸の『夜のピクニック』でした。恩田陸作品の中では、一般受けする作風だったことが功を奏したのでしょうか。(個人的には、他の恩田作品のほうが好きなんですが)でも、確かにさわやかで気持ちいい作品ですよね。そうかぁ、本屋さんが選ぶ大賞はこれかぁ。なるほど…全部読んだわけではないですが、私としては三浦しをんの『私が語りはじめた彼は』が一押しだったんだけどな。2位以下は次のとおり。2位 『明日の記憶』(荻原浩)3位 『家守綺譚』(梨木香歩)4位 『袋小路の男』(絲山秋子)5位 『チルドレン』(伊坂幸太郎)6位 『対岸の彼女』(角田光代)7位 『犯人に告ぐ』(雫井脩介)8位 『黄金旅風』(飯嶋和一)9位 『私が語りはじめた彼は』(三浦しをん)10位 『そのときは彼によろしく』(市川拓司)昨年の大賞は小川洋子さんの『博士の愛した数式』。この本も、本屋大賞受賞前に10万部ほど売れていましたが、本屋大賞をとってからさらに20~30万部近く売ったので、きっと『夜のピクニック』もこれからたくさん売れるんだろうなぁ。ここまで盛り上がってくると、来年以降、本屋大賞に向けて、これから各出版社の営業は自社の本を取らせるために、いろいろ動いたりするのか?などど邪推してしまったりも。あくまでも「書店員の選ぶ本」という姿勢を貫いてほしいものです。
April 5, 2005
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日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。妖が出てくる江戸人情ものといいましょうか。さくさく読めてなかなか面白かった。とりあえず、シリーズは全部読んでみよう。主人公の一太郎のまわりには、なぜか妖がいっぱいいて、どうも皆一太郎の味方である、というよりも、坊ちゃんとして扱っているという設定。まるで妖の世界のプリンス的存在である一太郎の回りで起こる事件を解決していくお話。漫画化したら面白そうだなと漠然と思いながら読んでいたのですが、著者略歴を見ると、「漫画家のアシスタント・書店員などをしながら漫画家を漫画雑誌でデビュー。都筑道夫氏に師事し、作家を目指す。」とあって、ものすごく納得。漫画的な情景が先にあって、それを文章に落とし込む感じ、といえばいいのか、そういう感じはしましたねぇ。
April 2, 2005
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今日はカバー装丁の打ち合わせをしました。伝えたいことはすべて伝えたつもりですが、どんなものが上がってくるかいつもドキドキもんです。装丁は、本の売れ行きに大きな影響を与えます。装丁で売れる本もあれば、反対に装丁のせいで売れない本もある。もちろん、タイトルも大きく関わってきますが、装丁のチカラは侮れません、本当に。人間と同じように、どんなに美人でもファッションがダサかったり、似合ってなかったら、モテないのと同じですよね。本をつくるときに、お願いするデザイナーはもちろん変わります。たまにミスキャストがあると、お互いに苦しむので、いつも誰にお願いするか真剣に考えています。私の場合ですが、かなり色々口を出します。事前にこういう風にしたいというのを、きちんと伝えているつもりですが、やっぱり感覚のズレというものがある。ここで「このアミの%を上げて」とか、そういうことを言いはじめちゃうと、大抵ドロ沼なので、私はなるべく感覚や伝えたいイメージをとにかく語ります。やりやすいと好まれることもありますが、うるさがられることもあります(笑)私が思う、本を買ってもらうまでの道のりは(平積みを仮定)、タイトル→ 装丁(表)→ カバー(表裏)or ソデに書いてあるコピー → 目次 → 中身(パラパラ読み) → 値段 → お買い上げです。(異論、反論ありましたらお待ちしております。大いに参考にさせていただきます。値段をもっと先に見る人も多いかなぁ)影響の大小はあるでしょうが、このすべてをクリアしたものが買ってもらえると思うのですが、いかがでしょうか。ということは、やはり最初は「見た目」だということになるので、中身はもちろん装丁も最高のものをつくりたい。(でも、最終的には、中身がいいものが、長く売れて愛されますよね)ただ、編集者のほとんどは、実際に自分ではデザインできないので、結構はがゆい部分があったりもする。むむぅ。
April 1, 2005
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この前123maoさんのコメントをきっかけに、ブックオフを代表する新古書店について考えてみたいと思います。昨今は、活字離れや本が売れない原因については、いろいろな論議がされていますが、その中で必ず挙がるのが「ブックオフ」の存在。正直言って、「ブックオフのせいだ!」って糾弾できるほど、影響を与えているとは私には思えません。図書館だってありますし、漫画とかでいえば「漫画喫茶」だってある。(これらもいろいろ問題視されていますけど…)「ブックオフ」を代表する新古書店の場合、何が問題かっていうと、ほとんど新刊と変わらないようなものが、安い値段で売られているってことですよね。(機械である程度キレイにして売るっていうのは、よく考えたよなぁ。商売上手。)つまりは、「再販制度」の問題がからんでくる、ということです。ご存知のように、本は出版社が指定した価格で必ず売られているんですね。(まあ色々とこの制度についても問題視されますが、これもややこしいのでおいておきます。)ところが、ブックオフはそれらをすり抜けて、安い値段で売っている、と。なんていうか、「再販制度」とか「委託制度」の歪んだ制度の隙間をうまくついてますよね。そして「そんなのけしからん!」と怒る人が業界内にはいるわけです。確か有志の漫画家たちが、反対運動を起こしたりして話題になりましたよね。著作権や印税の問題が出てきたりして。この問題は、最初にちょこっと触れたように、新古書店に限らず、公立図書館や漫画喫茶もやり玉にあがっています。まあここでは、新古書店に話を限ります。でもなんのかんのと言っても、現行では新古書店は法律では違反ではないので、出版界の人が考えたイチャモンは、「書店での万引きが増えた」というもの。書店でごっそり万引きしてきて、それをそのままブックオフに売りつける人が多いらしい、ということです。他にも、出版社サイドが、自社がもつあふれる在庫本を、安い価格で売っているらしい、という問題もあります。確かに、出版社にとってみれば、在庫を抱えたままか、いずれは断裁するかの道しかないのであれば、売価が安くても売ったほうがよっぽどいいわけです。私も正直言って、自分が編集した本の在庫がたくさんあると、「断裁されるくらいなら、安くても新古書店に売って、一人でも多くの人に読んでもらったほうが…」と思うことはあります。もちろん、商売としては書店さんで定価を出して買っていただきたい、というのが出版社にとっては一番です。書店さんは言うまでもありません。もろお客をとられちゃってますから。著者も、たぶんそうでしょうね。印税のことがありますし。昔、ある先生が、「先生の本をブックオフで買って読みました」といわれて、「やっぱりなんとなくがっかりした」と言っていました。その気持ちわかります。でも、編集者としての私個人は「それでも読んでくれて嬉しい」と思う気持ちがあります。本当は書店さんで買ってくれたほうが、書店さんにとっても、著者にとってもいいことなので、あんまり大きい声では言えませんが。一年に一回くらい、ブックオフで本を買うことがあります。でもやっぱり色々な人の顔が見えてきてしまって、いつもちょっぴり罪悪感。そして、こんなにピカピカな本がこんなに安く売られているんだったら、こっちで買うよなぁという、脱力感。さらに、自分が編集した本があったりすると、「お前はどういう旅をしてきたんだい?」と哀愁が漂っちゃいます。なんだか自分でも整理しきれない話題でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。皆さんの意見なども、よろしければお聞かせください。
March 29, 2005
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ただいま4月に出す本の大詰めに入ってます。最終校正の真っ最中なのですが、どうしてまだこんなに赤が入るわけ?! 校正者は何をやってたのだぁっ!と波平さんのようにちゃぶ台をひっくり返したい気分…。とまあ、今までの自分の怠慢を棚にあげつつ、イライラしております。さすがに、決定的な間違いはないけど、文字統一がねぇ、まだ完璧ではないのですよ…。(専門用語も多いからしょうがない部分もあるのですが)校正はまあまあ得意なんですが、あまり好きではないのデス…。今回は、大幅に原稿が差し替わったり、最初のゲラで私自身がゆっくり見る時間がなかったのが敗因だな、こりゃ。やっぱり最初から最後まできっちりと見なきゃいけないですね。ううう。
March 28, 2005
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この本の冒頭では、孤独は現代をタフに、しなやかに、かつクリエイティブに生きていくために不可欠の“積極的な能力”である、と述べられています。私たちは「ひとりになること」が怖いのではなくて、「ひとりでいるひと、孤独な人」と思われるのが怖いのではないか。そういうことを明確に指摘されて、ドキッとします。確かにその通り。「みんなと仲良く」が美徳であるような教育を受けてきた日本人は、「孤独」=イメージの悪いもの、と思っているけど、それは間違いかもしれない。「ひとりの時間」は確かに大切。もっと大事にしなければ、と気づかされます。この本は典型的な「地味だけど、とってもいい本」。小説好きの人は、案外こういう本は読まないものですが、結構いいもんですよ。ちなみにNHKブックスです。納得。
March 25, 2005
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今猛烈に金欠です。いろいろと出費がかさんじゃいまして、かなり苦しい。さらに、お金がないくせに、カードで新刊本を1万円近く買ってしまった。本好きの皆さんは、本は大体買ってるんですかねぇ、それとも借りる派でしょうか?私の場合ですが、やっぱり手元に残しておきたいので、基本的には買う派です。あと、仕事柄どうしても単行本の新刊に目がいってしまい、1冊単価も高くなるので、ひと月あたりかける額もそれなりになってしまう。(経費で買えることも多いですが(笑))図書館で借りることもたまにありますが、そこで借りて読んだものをもう一回読みたくなることも多くて、結局買う結果になることがほとんどです。こっそりブックオフに行こうかな…。
March 24, 2005
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なんとなくポップな装丁だったので、若者っぽい軽快な話だと思って読んでしまいましたが、いやいやこれはブンガクでした。ちなみに第17回小説すばる新人賞受賞作です。今すごく売れてます。となり町との戦争に、流れるままに関わっていく主人公の戦争に対するリアリティのなさは、そのまんま現代の戦争を知らない世代の、戦争に対するリアリティのなさと同じです。なぜかとなり町に潜入して偵察業務をする主人公は、実際の戦闘や死者を見ていないために、どうしても戦争をリアルに感じられない。それは、私達がイラクの戦争をテレビで見て知っていても、まったくリアルに感じられないのと同じことなんですよね。単純に私達は「戦争=悪」と信じているものの、なぜ「悪」なのかはリアルに感じられない。そんな心理を見事についています。うーん、純文学のにおいがするなぁ。
March 23, 2005
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この業界に入るまで、どんなに他人が「これってゴーストライターが書いたんじゃないの?」と言っていても、かたくなに否定していたほど、ゴーストライターの存在をいやがっていました。しかし、いざフタを開けてみると、いやぁ、ライター原稿の多いこと、多いこと。最初はかなりショックを受けましたね~、やっぱり。(業界では、ほとんど「ゴーストライター」という言い方はしませんね。なぜなんだろう。やっぱり悪いイメージだからかな)でも、私は昔ほどライターの存在をいやがっていません。特に、大学の先生とか、医者とか、いわゆる専業作家じゃない方の一般向けの本の場合は、それはそれでいいんじゃないか、と思っています。そういう方の本は、その方が持っている専門知識が、一般向けにわかりやすく書かれてあって、役に立つ、というのが一番重要なことです。はっきり言って、専業作家じゃない方の文章はとてもヘタッピなことがあります。そしてさらに、専門用語ばかりでわかりにくかったり。結局編集者がリライトする、という話もよくある話。それだったら、取材という形でテープにとって、読者が知りたいことを、うまく引き出して、ライターが原稿に起こす、というのもアリではないかと思います。それが読者にとって、いい本になるのだったら特にそうです。よく、ライターを使う出版社がやり玉にあげられることもありますが、はっきり言って、出版社にしてみたら、ライターを使うというのは、プラスで経費がかかるのです。もちろん、有名な方の本で、取材して起こしたライター原稿のほうが早く出版できるから、ということもありますが、それは本当に有名な方の話。書ける方は、できれば書いてほしいと思います。書けるくせに、時間がないからライターつけて、と言われるとムカッとくることもあります。でも、書けない方も当然出てきます。それでも社会的にこの人の本を出すのは意義がある、と思ったときは迷わずライターを使います。きっと、それでもやっぱり反感を持つ方もいると思います。実際、超有名な作家の方の話ですが、エッセイはすべてライター原稿の人もいます。それも売れまくってます。この人の本は、どんなに売れる本だからといっても出すまい、と心に誓っています。なんでも、文学賞の選考も秘書に読ませて感想を聞いて、それで決める、という話も聞いたことがあります。(これは噂ですが)やっぱり、文章を書いて生計を立てている人は、絶対ライターは使ってほしくないですね。大体、自分の文章にこだわりはないのか!と怒りがわきますし。なんだか話がバラバラとしてしまってすいません~。
March 21, 2005
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第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作。当時、話題になっていたと思うのだけれど、あまり記憶がない。なぜ? なので文庫で読みました。内容は、ピアノに天才的な才能を示す脳に障害がある少女と、その少女を助けるために指を失った元ピアニストの青年に起こる、不思議な四日間の奇蹟の話。これが新人の作品、と考えると、その筆力は間違いなく賞賛に値します。内容もしっかり組み立てられていて、最後までしっかり読ませる力がありました。でもこれって、ミステリーというより、ファンタジーっぽいかな。「有名作家の先行作品」とネタが類似する、と言われているようでしたが、私にはどれのことだかすぐに分からなかった…。(東野圭吾の『秘密』なんですよね? 違ってたら誰か教えてください。)先行作品と似てるという以前に、なんとなくありがちなネタだな、とは思いましたけど。最初「なんだ、これが「奇蹟」か」と思ってしまったし。ラストも、まあ分かっちゃうかな。でも、それを凌ぐ作品のメッセージ性が感じられたので、評価も高かったのでしょうね。著者が作品に込めた想いが伝わってくるというか。癒しと再生の物語と謳われるのもよくわかります。でも、なんとなくありがち、ということで、★は三つ。やはりオリジナリティも大切ですね。
March 20, 2005
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ふと見てみたら、ずっと書評ばっかり書いていたので、たまには出版界の動向と、ちょっとした私の考えを…2004年の書籍発刊点数の上位4位は以下の通りでした。1位 新風舎2位 碧天社3位 文芸社4位 講談社これが、何を指すかお分かりになりますか?これは、売り上げではなくで、あくまでも「出版点数」なのでご注意を。そうです、いかに素人の「自費出版」が多いか、ということなんです。1位~3位までの出版社は、主に自費出版で成功したといって過言ではありません。去年一年で新刊として出された本の総数は、約7万5000点、1981年の約3万点と比べると増えまくっています。去年やっと、書籍売り上げは8年ぶりに前年比プラスに転じましたが、点数ばかり増えて、売り上げは減るという、まさに冬の時代が続いたわけですね。今回のプラスだって、そう楽観的にとらえちゃいけないというのが、大方の見方のようです。そんな中、元気いっぱいなのが、素人の自費出版を大々的にやっている上記のような出版社。個人的に、これってどうなのかなぁと思います。最近は「自費出版」、「共同出版・協力出版」、「企画出版」とわけているようですが、「企画出版」をのぞいては、なんだかんだ言ってもいわゆる「自費出版」です。「企画出版」といっても、『自費出版の出版社』という会社のブランドイメージはどうしてもついてまわるので、あまりプラスに作用するとは思えません。企画の持込みがあった場合、私は一応「本を出版したことがありますか?」と聞くようにしているのですが、自費出版で有名な会社の名前が出てくると、「なんだ、自費出版か」と正直興味は薄れます。中には「企画出版」として出している方もいるのですが、やっぱりあんまりイメージはよくないです。(もちろん中には、文芸社から出版された山田悠介の『リアル鬼ごっこ』な大成功もあるわけですが、これは例外的と考えていいと思います。)よく、プロの編集者と一緒に相談しながら云々と書いてありますが、噂によると、その編集者たちは、次々に辞めていき、人が常時変わっているとか。その気持ち、わかります。だって、会社の儲けのためだけに、素人さんをいい気持ちにさせて、お金をとるんですから。身もフタもない言いようですけど。そんなの編集者の仕事じゃないっすよ。(もし、そうじゃない! という関係者の方の反論がありましたら、甘んじてお受けします。まわりに実際に働いている知人等がいないので、あくまでも、業界内で話題になっている内容から推察しています。)そうやって本を出している素人さんは、どれだけのことを理解しているのでしょうか?取次ぎを通しますよ、ISBNコードもつきますよ、書店に並びますよ、という言葉に騙されていないでしょうか?でも、所詮は「自費出版」なんです。でも、「自費出版」はその出版社にとって、ただの儲けごとなんです。たとえ、「共同出版・協力出版」で、出版社もお金を投資していても、はっきり言ってリスクは背負っていません。本屋に並ぶといっても、出版社によっては、本屋にお金を払って棚を買っていたりするんです。それをすべて分かっているのならいいと思うのですが、どうも分かっていない方も多いように思えます。当たり前のことですが、会社は儲けなければいけません。でも、多くの出版人は、まず何よりも「いい本を出したい」「役に立つ本を出したい」「この本によって、人の心が動かしたい」という純粋な思いを持っていると、私は信じます。「自費出版」を単純に商売として考えるなら、お金を出す依頼主が満足すればいいのかもしれませんけど、なんか、違うなぁ、と思ってしまうんですよね。しかしながら、いわゆるメジャーな出版社でも、いま自費出版は増えているといいます。リスクがなく、確実にお金になりますから、出版不況の今は、仕方のないことなのかもしれません。あまり納得はできないですが。最後に、本を出したい! と思っている人は、どうか安易に自費出版に走らないで、地道に賞に応募するとか、原稿を持ち込むとか、インターネット上で発表して話題を集めるとか、そういう努力を先にしてほしいと思います。それでも才能がなければそれまでです。でも、才能があれば、努力と、あとはちょっとした運を味方につければ、必ず世の中に出て行けると思います。あと「両国の隠居」さんが書かれている「個人出版がおもしろい」も新しい考え方として参考になるかと思います。トラックバックしましたので、合わせてどうぞ。おっと、なんだか、ずいぶん長くなってしまったなぁ。最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。
March 18, 2005
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